島国さん
菊兄様=きくにいさま
兄様=あにさま
です
「菊兄様、もうすぐクリスマスパーティーですね」
「そういえば…そうですね。時は早いものです。」
「そうですね」
私があの人を好きになってはや…やはり、早いものです。
菊はそのような事を思っていたらふと桜に聞かれた。
「そういえば兄様、その後のご発展は……いかがなものでしょう?」
「え、いや……特には…」
「……そうですか…はて、私…兄様の意中のお相手のお名前…聞いた覚えがないのですが」
まずい
「その方のお名前…聞いてもよろしいでしょうか?」
まずい…確実にまずい…
「いや、そこは……」
「そうですよね…兄様、つかぬ事をお聞きしますが、そのお相手はまさか男の方とかは……」
「そ、そんなわけないでしょう!」
「ですよねぇ…兄様に限って…まぁ…………」
「…?なにか言いましたか?」
「いえ……」
…そんなわけ無い…それは嘘だ。菊は恋をしている。しかし、その相手は妹の言った通り男。
その男の名は恐れ多き最強にして最凶生徒会長アーサー・カークランドに恋をしている。
きっかけは半年前、ある日の夜の事だった。
その日は生徒会の仕事が遅くまで入ったため、桜には帰ってもらっていた。
兄様=あにさま
です
「菊兄様、もうすぐクリスマスパーティーですね」
「そういえば…そうですね。時は早いものです。」
「そうですね」
私があの人を好きになってはや…やはり、早いものです。
菊はそのような事を思っていたらふと桜に聞かれた。
「そういえば兄様、その後のご発展は……いかがなものでしょう?」
「え、いや……特には…」
「……そうですか…はて、私…兄様の意中のお相手のお名前…聞いた覚えがないのですが」
まずい
「その方のお名前…聞いてもよろしいでしょうか?」
まずい…確実にまずい…
「いや、そこは……」
「そうですよね…兄様、つかぬ事をお聞きしますが、そのお相手はまさか男の方とかは……」
「そ、そんなわけないでしょう!」
「ですよねぇ…兄様に限って…まぁ…………」
「…?なにか言いましたか?」
「いえ……」
…そんなわけ無い…それは嘘だ。菊は恋をしている。しかし、その相手は妹の言った通り男。
その男の名は恐れ多き最強にして最凶生徒会長アーサー・カークランドに恋をしている。
きっかけは半年前、ある日の夜の事だった。
その日は生徒会の仕事が遅くまで入ったため、桜には帰ってもらっていた。