SAEJIMATEI NO HOKAI
そうですよね
冴島邸、崩壊って聞いたら、何事?何が起こるの??って心配になっちゃいますよね(^^;)
ううん~。じゃあなるべく、読んでもあとで見るときにちゃんと美味しいところが残っているように
それでいて不安はしっかり解消されるように、説明しないとね!ちょっと難しいけど(笑)
じゃぁ冴島邸崩壊の場面のみってことでぇ・・とりあえずは書いてみますね
。。ええとシグマによる鋼牙、拉致監禁事件(え、違う?(・▽・;))が、解決し
(というふうに、簡潔にしようと思えば一行で解決しちゃえるのが文章ならではなのよね(笑))
ということで、この話はとある、会話からうまれたもの
冴島邸がいかに崩壊したか?を説明するために
記憶にない部分を補いつつ、かつなんかお話を継ぎ足して作ってしまった
ノベライズ風あらすじ説明なのです
神聖なGAROの世界にはまったく触れるつもりはありませんので
広い心で、、あの、怒らないでね!!
たのんますぅぅ。。
と、まえおきがながいですが
お話、はじめますね
ではでは。。。
ゴンザは、すべての難問が解決し、終わったお祝いのパーティーを開こうと
腕をふるってごちそうを用意していた
顔は満面の笑みを浮かべ、ゴンザにしては、めずらしいことだが
すっかりおめかししてお洒落に決めている
カオルは美味しそうな御馳走がたくさん並んでいるのを見て
「わぁ、すごいゴンザさん」と言いながらゴンザのそばにやってきた
見るからに美味しそうだが、その匂いもそれぞれとても美味しそうだ
ゴンザはなぜか照れながら「え、まぁ。今日はお祝いですからね」とカオルに返事をし
いつもは着なれていない洒落たスーツをもじもじとして触る
どうやらカオルに着ている服を褒められたと思ったらしい
それに気づいたカオルは気を利かせて
「ゴンザさん、今日は本当に素敵よ」と言って褒めてあげる
ますます照れるゴンザ
「いいやあああ、そんな、カオル様、いい大人をからかってはいけませんよ」といいつつもまんざらではない様子
「カオル様こそ、今日は一段と素敵に!お美しくあらせられて、鋼牙様もきっと・・」
「なぁに、きっと・・?」
「はい、きっと・・!
ええと・・なんといいますか、ゴホッ」
「・・・。」
「ますます・・・」
「ますます?」
「惚れます!」
「ほ・・」
なぜか自分が告白したみたいに真っ赤になってるゴンザに
昔なら思わず思いっきり照れ隠しに笑い出していただろうカオルだが
今ではだいぶ落ち着いて、穏やかな思いやりのある女性に成長していたので
やさしく微笑みながら「ありがとう、ゴンザさん♪」と言った
思えば、この数年。短いようで長い時間が過ぎたものである
あの顔を合わせれば、子供みたいにすぐケンカをふっかけていた鋼牙とカオルが
今やお互いを静かに思いやる大人の男と女、激しくはないが穏やかな愛で二人は深いところで優しく強く結ばれている
ゴンザもお洒落を楽しんでいるが、今夜のカオルもめったしない素晴らしいドレスアップをして満開の花のような艶やかさ
「素晴らしレディです♪最高に美しい!」と、一度、褒めてすっかり舌が滑らかになったのかカオルを褒めちぎるゴンザ
「もう・・恥ずかしい!」
照れるカオル
だけどそう言われるのも無理はない
胸元がドキリとするほど深くあいた淡いシャンパン色のドレスはこの上もない上品さ!
軽く羽織ったふわふわのボレロはそれに可愛らしさと華を添えている
今のカオルはまさに、満開の花のようにあでやかで誰が見ても、文句なしに美しい
一連のあの大変な事件がすべて落ち着いた今
みんなで集って祝う晴れの日がやっと、やってきたのだ
心も浮き立ち、笑顔がまぶしいカオルだった
「あのね、鋼牙がね・・何か大切な話があるって言ってたの・・」と、はにかみながら言うカオルに
「左様でございますか・・」と、と相槌を打つゴンザ
思わず、晩餐の支度をしている手がとまった
なぜか少し複雑な表情をして、カオルを見つめている
「なんだろう・・鋼牙の話って・・」と、ひとりごとのようにいいながら
なんとなく嬉しい予感でつい微笑んでしまうカオルだった・・
もしかしたら・・もしかして・・
そうなの?鋼牙・・
やっと、待ちに待った瞬間がやってくる!
仲間、友達(ザルバ)、みんなの祝福を受けて鋼牙と・・
と、そのとき・・
誰かがやってきた音が聞こえた
「鋼牙さま!」
「鋼牙?」
玄関に向かって急ぐ二人
だが、そこに待っていたのは・・・
「きゃぁああああああ!!!」
ーーーー場面は変わり、冴島邸に帰ってきた鋼牙
その表情は複雑だ
「鋼牙さん、カオルさんには・・」
「ああ、今夜、自分で言う」
せっかく、破滅の刻印やメシア、シグマの問題が片付いたというのに
今夜、カオルにガジャリとの契約のことを話さねばならない
カオルがどんなにがっかりするだろうか?
また自分たち二人がしばらく会えなくなってしまうと知って
しかも、今度は・・
いつ戻れるかも分からない、いや、無事に戻れるかさえも確実ではないのだ
自分の苦しみならば、もちろんどんなことでも耐えることが出来る鋼牙だが
カオルが悲しむと思うと、やはり胸が強く痛む
守りし者、黄金騎士とはいえ、やはり人の子だ
人としての情は当然ある
いや、いつも心の奥深くに固く押し込めたその想いは、よけいに熱く人知れず燃えているのだ
・・人を守るのが自分の・・魔戒騎士の仕事だというのに
なぜ最愛のカオルをいつも悲しませてしまうのかっ!
自分を責める鋼牙
「カオル・・」
思わず小さくつぶやいたそのときだった
ザルバが警告を発したのは!
「なにやら、怪しい空気が屋敷から漂ってくるぞ!鋼牙、気をつけろ!!」
「何っ!?」
走り出す鋼牙
バンッと玄関を荒々しく開けると、叫びながら中に駆け込んだ
「カオルっ!!」
「うわぁ・・っ!」
続いて中に入ろうとしたレオは見えない壁に阻まれ、勢いあまって転倒した
鋼牙が中に入った直後、屋敷には結界が張られ近づくことが出来なくなってしまったのだ
屋敷を虚しく見あげるレオ
「何が起こったんだ・・」
ーーーー場面は変わり、冴島邸内
豪華な晩餐が準備されたテーブルの奥に
カオルの怯えた顔
喉もとにはピタリと長剣の切っ先があてられている
そしてそれを見て凍りついたように立ちつくす鋼牙
「シグマ・・」
「すでに俺が死んだとでも思っていたか・・」
そう言ったシグマだが、やはり体はボロボロになっているのだろう
剣はカオルにつきつけてはいるものの
まるで幽霊のように力なくイスに座っている
ゆらり・・と顔をあげると、シグマは氷のような冷ややかな眼で鋼牙を見上げ
地獄の底から湧きあがってくるようなおそろしい声で思いっきり笑った
広間に狂気に満ちた笑い声が響く
「どうした・・鋼牙!何もできないのか?
こんな女ひとりのために、黄金騎士ともあろう者が情けないことよ・・」
「何だと・・」
シグマは憎々しげに鋼牙を一瞥すると刹那、口元を歪めて笑い
「たぁ~~っ!」と、かけ声をとともに術を放つ!
冴島邸、崩壊って聞いたら、何事?何が起こるの??って心配になっちゃいますよね(^^;)
ううん~。じゃあなるべく、読んでもあとで見るときにちゃんと美味しいところが残っているように
それでいて不安はしっかり解消されるように、説明しないとね!ちょっと難しいけど(笑)
じゃぁ冴島邸崩壊の場面のみってことでぇ・・とりあえずは書いてみますね
。。ええとシグマによる鋼牙、拉致監禁事件(え、違う?(・▽・;))が、解決し
(というふうに、簡潔にしようと思えば一行で解決しちゃえるのが文章ならではなのよね(笑))
ということで、この話はとある、会話からうまれたもの
冴島邸がいかに崩壊したか?を説明するために
記憶にない部分を補いつつ、かつなんかお話を継ぎ足して作ってしまった
ノベライズ風あらすじ説明なのです
神聖なGAROの世界にはまったく触れるつもりはありませんので
広い心で、、あの、怒らないでね!!
たのんますぅぅ。。
と、まえおきがながいですが
お話、はじめますね
ではでは。。。
ゴンザは、すべての難問が解決し、終わったお祝いのパーティーを開こうと
腕をふるってごちそうを用意していた
顔は満面の笑みを浮かべ、ゴンザにしては、めずらしいことだが
すっかりおめかししてお洒落に決めている
カオルは美味しそうな御馳走がたくさん並んでいるのを見て
「わぁ、すごいゴンザさん」と言いながらゴンザのそばにやってきた
見るからに美味しそうだが、その匂いもそれぞれとても美味しそうだ
ゴンザはなぜか照れながら「え、まぁ。今日はお祝いですからね」とカオルに返事をし
いつもは着なれていない洒落たスーツをもじもじとして触る
どうやらカオルに着ている服を褒められたと思ったらしい
それに気づいたカオルは気を利かせて
「ゴンザさん、今日は本当に素敵よ」と言って褒めてあげる
ますます照れるゴンザ
「いいやあああ、そんな、カオル様、いい大人をからかってはいけませんよ」といいつつもまんざらではない様子
「カオル様こそ、今日は一段と素敵に!お美しくあらせられて、鋼牙様もきっと・・」
「なぁに、きっと・・?」
「はい、きっと・・!
ええと・・なんといいますか、ゴホッ」
「・・・。」
「ますます・・・」
「ますます?」
「惚れます!」
「ほ・・」
なぜか自分が告白したみたいに真っ赤になってるゴンザに
昔なら思わず思いっきり照れ隠しに笑い出していただろうカオルだが
今ではだいぶ落ち着いて、穏やかな思いやりのある女性に成長していたので
やさしく微笑みながら「ありがとう、ゴンザさん♪」と言った
思えば、この数年。短いようで長い時間が過ぎたものである
あの顔を合わせれば、子供みたいにすぐケンカをふっかけていた鋼牙とカオルが
今やお互いを静かに思いやる大人の男と女、激しくはないが穏やかな愛で二人は深いところで優しく強く結ばれている
ゴンザもお洒落を楽しんでいるが、今夜のカオルもめったしない素晴らしいドレスアップをして満開の花のような艶やかさ
「素晴らしレディです♪最高に美しい!」と、一度、褒めてすっかり舌が滑らかになったのかカオルを褒めちぎるゴンザ
「もう・・恥ずかしい!」
照れるカオル
だけどそう言われるのも無理はない
胸元がドキリとするほど深くあいた淡いシャンパン色のドレスはこの上もない上品さ!
軽く羽織ったふわふわのボレロはそれに可愛らしさと華を添えている
今のカオルはまさに、満開の花のようにあでやかで誰が見ても、文句なしに美しい
一連のあの大変な事件がすべて落ち着いた今
みんなで集って祝う晴れの日がやっと、やってきたのだ
心も浮き立ち、笑顔がまぶしいカオルだった
「あのね、鋼牙がね・・何か大切な話があるって言ってたの・・」と、はにかみながら言うカオルに
「左様でございますか・・」と、と相槌を打つゴンザ
思わず、晩餐の支度をしている手がとまった
なぜか少し複雑な表情をして、カオルを見つめている
「なんだろう・・鋼牙の話って・・」と、ひとりごとのようにいいながら
なんとなく嬉しい予感でつい微笑んでしまうカオルだった・・
もしかしたら・・もしかして・・
そうなの?鋼牙・・
やっと、待ちに待った瞬間がやってくる!
仲間、友達(ザルバ)、みんなの祝福を受けて鋼牙と・・
と、そのとき・・
誰かがやってきた音が聞こえた
「鋼牙さま!」
「鋼牙?」
玄関に向かって急ぐ二人
だが、そこに待っていたのは・・・
「きゃぁああああああ!!!」
ーーーー場面は変わり、冴島邸に帰ってきた鋼牙
その表情は複雑だ
「鋼牙さん、カオルさんには・・」
「ああ、今夜、自分で言う」
せっかく、破滅の刻印やメシア、シグマの問題が片付いたというのに
今夜、カオルにガジャリとの契約のことを話さねばならない
カオルがどんなにがっかりするだろうか?
また自分たち二人がしばらく会えなくなってしまうと知って
しかも、今度は・・
いつ戻れるかも分からない、いや、無事に戻れるかさえも確実ではないのだ
自分の苦しみならば、もちろんどんなことでも耐えることが出来る鋼牙だが
カオルが悲しむと思うと、やはり胸が強く痛む
守りし者、黄金騎士とはいえ、やはり人の子だ
人としての情は当然ある
いや、いつも心の奥深くに固く押し込めたその想いは、よけいに熱く人知れず燃えているのだ
・・人を守るのが自分の・・魔戒騎士の仕事だというのに
なぜ最愛のカオルをいつも悲しませてしまうのかっ!
自分を責める鋼牙
「カオル・・」
思わず小さくつぶやいたそのときだった
ザルバが警告を発したのは!
「なにやら、怪しい空気が屋敷から漂ってくるぞ!鋼牙、気をつけろ!!」
「何っ!?」
走り出す鋼牙
バンッと玄関を荒々しく開けると、叫びながら中に駆け込んだ
「カオルっ!!」
「うわぁ・・っ!」
続いて中に入ろうとしたレオは見えない壁に阻まれ、勢いあまって転倒した
鋼牙が中に入った直後、屋敷には結界が張られ近づくことが出来なくなってしまったのだ
屋敷を虚しく見あげるレオ
「何が起こったんだ・・」
ーーーー場面は変わり、冴島邸内
豪華な晩餐が準備されたテーブルの奥に
カオルの怯えた顔
喉もとにはピタリと長剣の切っ先があてられている
そしてそれを見て凍りついたように立ちつくす鋼牙
「シグマ・・」
「すでに俺が死んだとでも思っていたか・・」
そう言ったシグマだが、やはり体はボロボロになっているのだろう
剣はカオルにつきつけてはいるものの
まるで幽霊のように力なくイスに座っている
ゆらり・・と顔をあげると、シグマは氷のような冷ややかな眼で鋼牙を見上げ
地獄の底から湧きあがってくるようなおそろしい声で思いっきり笑った
広間に狂気に満ちた笑い声が響く
「どうした・・鋼牙!何もできないのか?
こんな女ひとりのために、黄金騎士ともあろう者が情けないことよ・・」
「何だと・・」
シグマは憎々しげに鋼牙を一瞥すると刹那、口元を歪めて笑い
「たぁ~~っ!」と、かけ声をとともに術を放つ!
作品名:SAEJIMATEI NO HOKAI 作家名:さきかわ このり