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こらぼでほすと デート2

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 あれから、他にも作ってみたいものがあって、それらも買った。保護者は、お菓子を買って戻ってきて、さらに、膨れ上がっている荷物に呆れていたが、楽しそうに俺の頭を撫でた。
「ちょっとずつでいいから、外のことにも興味を持とうな? 刹那。世界は、戦うだけのものじゃないんだ。」
「こういう買い物なら付き合ってもいい。」
「今度は、ライルと行ってきな。」
「あんたのほうがいい。・・・腹が減らないか? 」
「ああ、もう、こんな時間か・・・なんか積めて帰るか。」
 結局、そこのショッピングモールのイタリアンで、さっさと食事することになった。本当は、ちゃんとしたものがよかったんだけどな、と、保護者は言ったものの、それから、また、ニッと笑って、ライルと行けばいいか、と、言い直した。
「俺なんかより、あっちのほうが、そういうのは詳しいだろう。ちゃんとした食事ってのも体験しとけ。」
「それなら・・・・」
「おまえが放浪してた時に食べたって言いたいんだろうけど、試してみればわかると思うぜ。」
「それは、仕事に必要なものか? 」
「うーん、エージェントなら必修だろうな。知ってて損はない。」
「わかった。ライルと行ってくる。・・・あんた、そろそろ疲れただろ? 」
 べらべらと喋っている保護者の皿は、あまり減っていない。元から、それほど量はいかないが、いつもより残っている。
「悪いけど、後、頼む。・・・ちょっとはしゃぎすぎたかな。」
 俺の綺麗に食べきった皿と入れ替えて、片手で拝む真似をした。これだけ広いところを、あっちこっちと歩いていたから、正直に疲れたと申告してきた。
「明日は、一日休養しろ。」
「はいはい、寝かせてもらいますかね。」
 夕食の後にも、クスリを渡したが、それも、厭そうにしたものの、また、ちゃんと飲んでくれた。
作品名:こらぼでほすと デート2 作家名:篠義