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衝動SSまとめ(ヒロ清)

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ヒロ清




2012/2/10更新

タマで遊ぶ二人。






――――――――――――――――――――





ある日二人は気付いた。
タマのあの奇妙な行動の理由に。

だが、愚かな二人はニヤリと笑った。


初めは軽い気持ちだった。
タマがあまりにも反応するもんだから、つい、だった。




先生の隣に座ったり、


「先生、隣座ってよか?」

「おう、良いぞ。」



カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ・・・
シャーペンの寿命が尽きようとしていた。



ヒロの頭を撫でてみたり、


「ん?なんだよ先生、」

「お前、シャンプー何使ってる。」



ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ・・・
親指の爪が短くなった。



先生と飯を交換してみたり、


「先生それ美味そう。」

「なっお前取んなっ!!!!」



ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ・・・
地震かと思った。



ヒロと飯を作ったり、


「なぁこれどう切るんだ?」

「これはこうだって・・・あーもう貸せって。」



ぎぃぃいやぁあーーーーーーーー
なるの叫び声が響いた。



そんな普通の健全な男子でも日常にありえることをしていた。
それだけでタマは本当にとても面白い反応の数々を見せてくれた。
調子にのった愚かな二人は・・・エスカレートした。



イヤホンを半分こしてみた。


「先生もっと近づけって。」

「ん?おう、すまん。」


バキッ
確実に何かが折れた。



あーんしてみた。


「ヒロ、ほい。」

「あーーーん・・うん、うまっ」


ちょっあんたそれなるの手なるの手!!!

ぎぃぃいやぁあーーーーーーーー
なるの叫び声が響いた。



背中合わせに座ってみた。


「お前座椅子になれ、」

「俺の背中は高いぜ?」

「・・あったけぇ。」

「先生寝るなよ?」



待て待てっなるがっなるーーー!!!!!

ぎぃぃいやぁあーーーーーーーー
ぎぃぃいやぁあーーーーーーーー
美和となるの叫び声が響いた。



抱きついてみた。


「ヒロっっ」

「うおっ先生どした?」

「・・・人肌恋しい?みたいな。」

「なんだそれ。」



・・・・・・・・・・・・・。



ん?



・・・・・・・・・・・・・。




「ヒロ、なんかおかしいぞ。」

「静かだな・・。」


腕を解き、振り返った二人。


ぎぃぃいやぁあーーーーーーーー
ぎぃぃいやぁあーーーーーーーー
ヒロと先生の叫び声が響いた。


タマの遺体が見つかった。


いやいや、
死んじゃいないが。


ぶっ倒れたタマを抱え二人で病院へ猛ダッシュ。
途中意識が戻るが、一瞬で意識を飛ばす。

それもそのはず、
二人での共同作業。
汗をかく二人。
息があがる二人。


のドあっぷ


・・・なのだから。



その後1日入院をしたタマ。
そしてなんとなく感づいた美和となるに5時間の説教をくらった。
もういたずらはやめようと思った愚かな二人は、どこまでも愚かだった。




「ねぇ先生・・ちょっかい出していい?」

「なぁヒロ、もう少し傍に来ないか?」

お互いへのちょっかいはタマに見せるためでなく、
お互いのために必要なことに変わっていた。

だが、今までの罰が・・・
「お触り禁止令」
美和となるに出された厳命だった。




ヒロと先生の地団駄が聞こえる・・。




・・・・・タマの地団駄も聞こえる?

end


作品名:衝動SSまとめ(ヒロ清) 作家名:おこた