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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第1部

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003話 謎の声と機動六課と新たなグリード




ヴィータ「なんだ?一体何が起きてるんだ!?」

ヴィータが驚いているのも無理もない。
なにせいきなり未確認が現れて、戦闘になり、もう一体未確認が現れ、
自分を小馬鹿にした(と思っている)変な格好をした青年が変な歌を流して上下三色の怪人?になったからである。

これにはさすがにシグナムも驚きを隠しきれない。

オーズ「変身できた…!よし、いくぞ!」

オーズはトラクローを展開して…

ジャキィンッ!

ヤミー『グアァッ!』

ヤミーのお腹を切り裂いて、断末魔をあげ
その場に転がり回った!
お腹からセルメダルが大量にでてきた!

オーズ「やっぱり、こいつらヤミーだ!でもなんで?グリードなら全員…」

ヤミー『なによそ見してやがる!』

倒れたヤミーが再び襲いかかって、

ドゴォ!

オーズ「うわぁッ!!」

不意討ちをくらい、トラアームのパワーが
出せなくなってしまった。

オーズ「うわぁ!トラメダルさんごめんなさい!ど、どうすれば!?」

その時、どこからか…





『…ぃじ、映司!これ使え!!』





オーズ「い、今の声、どっかで…っ痛た!」

空から突然『ゴリラメダル』が降ってきた。

オーズ「ゴリラのメダル!?さっきからわけわかんない事ばっかだけど、これなら!」

オーズは中央のメダルを変えて、再びオースキャナーでスキャンする!

『タカ! ゴリラ! バッタ!』

オーズはタトバコンボからタカゴリバへ
亜種チェンジをした。

ヴィータ「腕の形状が変わった!?」

ヤミー『くそ!なぜこの世界にオーズがぁ!?』

オーズ「はぁぁ!セイヤー!!」

オーズはゴリバゴーンを射出し…

ヤミー『グワァァァッ!!!!!!』
ドゴォンッ!!

ゴリバゴーンに当たったヤミーはその場で爆発し、大量のセルメダルを撒き散らした。

その頃シグナムは…

シグナム「ふっ、最初はどうなることかと思ったが、なんだ、攻撃もワンパターンで力だけではないか」

ヤミー『この女、強い!その力、欲しいぃ!!』

シグナム「終わらしてやる、レヴァンティン!ロードカートリッジ!!」

ガシャコンッ!!

ヤミー『な、なにぃ!?』

シグナム「紫電…一閃!!!」

ヤミー『グワァァァッ!!!』
ドゴォンッ!!!

ヤミーはシグナムの一撃により、爆発し、大量のセルメダルを撒き散らした。

シグナム「なんだこれは?コイン?、いや、メダルか?」



とりあえず一段落し、シグナムはオーズとヴィータに合流した。

ヴィータ「おい!…えっと、タトバ!!」

オーズ「違うよッ!!この姿は『オーズ』っていうんだ。」

ヴィータ「じゃあさっきのタトバの歌はなんだ?自分の名前を歌ってたんじゃなかったのか!?」

オーズ「歌は気にしなくていいよ!」

ヴィータ「気にならないほうがおかしいだろぅが!!」

シグナム「いい加減にしろ!ヴィータ!!」
ポカッ!

ヴィータ「いってェ~…グスッ」

シグナム「うちのヴィータがすまなかった、とりあえず、なんだ、それを脱いではくれぬか?」

オーズ「あぁ、そうですね、わかりました!」

オーズは変身を解除し、人間の姿になった。

シグナム「色々と質問したいのだが、まずお互いの自己紹介から始めよう、私の名は『シグナム』古代遺物管理部機動6課ライトニング分隊の副隊長だ」

映司「俺は『火野 映司』っていいます!それでさっきの姿は『オーズ』っていう、えっと、正義の味方ってやつかな?」

シグナム「『火野 映司』か、さっきは助かった、礼を言うぞ、火野」

映司「いえいえ、こちらこそ…『おいッ』ッ!?」

ヴィータ「さっきからシカトしてんじゃねぇ!私には聞かないのか!?」

映司「あぁ、ごめん!えっと、お名前はなんていうんだい?」

ヴィータ「私はヴィータ、機動6課スターズ分隊の副隊長だ。」

映司「ヴィータちゃんかぁ、かわいいお名前だね♪」

ヴィータ「お前絶対子供扱いしてんだろ!」

シグナム「まぁ落ち着け、ヴィータ。…火野、いきなりで悪いが色々と聞きたいことがある、私達の隊舎までついてきてくれないか?」

映司「はい、いいですよ。もともといく宛もないし、俺が今、どこにいるかさえもわからないし…」

シグナム「すまない、今すぐ迎えのヘリを呼ぶ」




映司(それにしてもさっきの声、いったい…)




-ヘリコプター内-

ヴィータ「映司」

映司「なに?ヴィータちゃん」

ヴィータ「お前は私が殺す」

映司「ッなんで!?」

シグナム(こいつら、見てて飽きないな…)


-機動6課 部隊長室-

一人、落ち着かない人間がいた。

はやて「…………。」

リィン「はやてちゃん、さっきからペンで机叩くのうるさいですぅ」

はやて「だってなぁ…、リィン、さっきヴィータから連絡あったんやけどなぁ、『未確認二匹でて、変な格好したやつも現れて、タトバ歌ってセイヤーして片付いたから映司つれてそっち帰るぞ!』って、…状況わかる?リィン?」

リィン「ヴィ、ヴィータちゃんには、なにも悪気はないんですよ!」

はやて「まぁその『映司』って人も気になるなぁ、もしかしたら未確認についてなにか知ってるかもしれんな」

リィン「あ、着いたみたいですよ!」

ヴィーン
ドアが開く。

シグナム「主、はやて、ただいま戻りました」

ヴィータ「はやて、もどったぜぇ!」

映司「こ、こんにちわ~」

はやて「ほな、お疲れさんな。…あなたが映司さん?」

映司「は、はい!火野 映司です!」

はやて「そんな硬くなんなくてえぇよ、私の名前は『八神 はやて』よろしくな、映司くん!」

映司「そうだね…、よろしく!はやてちゃん!」


それから小一時間、お互いのこと、世界の情勢のこと、オーズのこと、魔法文化のことなど話合った。

映司「知らなかったなぁ、本当に魔法があるなんて!はやてちゃんなんか魔法みせてよ!」

はやて「多分映司くんの想像してる魔法とはかなり違うとおもうゎ…てか、映司くんのその『オーズドライバー』ってデバイスとはまた違うんか?」

映司「う~ん…近くて、遠いのかなぁ?」

そんな話もしつつ、

はやて「あ、忘れてたゎ!映司くん、あの未確認生物についてなにか知っとることある?」

映司「えっとね…、簡単に説明するよ」

その場の空気が重くなりつつ、映司は口を開いた。

映司「あれは、『ヤミー』っていう、人の『欲望』をエサにする怪物なんだ。」

はやて「欲望?」

映司「うん、いっぱい食べたいとか、お金持ちになりたいとか、綺麗になりたいとか、そんな人の欲望をエサにするんだ」

シグナム「つまり、ヤミーが生きていくには人の欲望が不可欠、ということは、その親は人間ということなのか?」

映司「察しが良いですね、シグナムさん、その通りです。」

はやて「でも、そのヤミーってどうやって生まれるん?」

映司「大事なのはそこなんだ、はやてちゃん。そのヤミーを生み出す上位に位置する者がいるんだ、それが、『グリード』」


はやて「グリード…」

ヴィータ「つまりその『グリード』がいるかぎりヤミーは生まれ続けるってことか」