二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第4部

INDEX|9ページ/9ページ|

前のページ
 

あれって…







「赤い」…オーズ?












「ヴィータちゃん?」

ヴィータは無意識になっていたらしく、話しかけてきた映司に気づいた。

「わ、悪ぃ、ちょっと疲れたみたいだな…」
(なんだったんだ?…さっきの映像…)


その場に はやて が近づいてきた

「全く…映司くんもヴィータも派手にやらかしてくれたなぁ…」

訓練スペースは二人の戦いのおかげでボロボロだった。

「あぁ!ごめんなさい、はやてちゃん!!」

「うッ、ごめんなさい…」

はやて はやれやれという表情になった。

「まぁ、結果映司くんも元気になったみたいやし、今回だけチャラってことでえぇよ!」

二人の顔が明るくなった。

「ほ、ほんとか、はやて?」

「はやてちゃん良いの?」

「えぇって!でも、後片付けはみんなでやろな!!さぁ、はじめるか!」










『まだやめておいたほうが良いぞ、さらに被害が増えるかもしれないからなぁ!!』



「ッ!!」


その場にいた全員が声のした方向を向く!!


なんとそこにはアンジュの姿があった。



「な!?機動六課のレーダーに探知されずに侵入するなんて…」
(私も全く気付かへんかった…ホント、なんて奴や…ッ!!)



映司はすぐさまヴィータに向かって叫ぶ!
「ヴィータちゃん!逃げて!!」


『遅いッ!!』





ザシュッ…








「あぁッ…あ……」



遅かった。
ヴィータの胸にアンジュの手が突き刺さった。


そして透明のコアメダルが握られ、ヴィータは解放された。





「…てめぇッ、…はぁ…はぁ。」

『どうした、守護騎士。いつもの威勢はどうした?』

無理もない、
ついさっきまでフルパワーでオーズと戦っていたため、ヴィータにはもう戦えるほどの体力は残っていなかった。


『さて、これで8枚揃った、完全復活まで…あと一枚…。』

アンジュは はやて を睨む。

『…夜天の主、最後の一枚…今返してもらうッ!!』


「くッ!!」

「ま、まずい、はやてちゃんだけでも…」



だが次の瞬間、遠くからこちらへ『道』のようなものが接近し、その上を走るひとつの影があった!


『な、なんだ!?』


その影はアンジュに対して突っ込んできた!!


「喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!」
『ッ!!グゥゥッ!!』

その場にスバルが現れ、リボルバーナックルでアンジュを殴りつけた!!




『くそッ!このガキが…』




「これ以上みんなには指一本触れさせないッ!!」

気が付けばアンジュの周りには隊長陣、フォワードがバリアジャケットをまとい、アンジュに対して武器を構えていた。


さすがにこれにはアンジュは観念した。

『まぁ楽しみは後でとっておいたほうが良いな、今日は退散しよう…しかし忘れるなッ!!俺の残りのコアメダルは、その夜天の主が持つ一枚のみだ!!…では、さらばッ!!』


そのままアンジュは空高く飛んでいった…








「残りのコアメダルは私の持つこの『夜天の書』のなかの一枚…」

映司は はやて の隣りに立つ。

「はやてちゃん、そろそろ近づいているんだよ、アンジュとの決着が…」

「うん…このミッドチルダを終わらせるわけにはいけない。絶対にアンジュの野望を阻止せんとな」





映司と はやて 、そしてヴォルケンリッターの最後の戦いの時が、
すぐそこまで迫っていた…。