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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第4話

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  唯と憂もこの事態に驚愕した。C‐05は可変したエクスカイザーのその姿を見るなり、ズンズンと進撃してきた。

  C‐05 「キゲギュウウウゥッ!!」

  エクスカイザー 『地球の民の営みを破壊する敵性存在、デストリアン!!命の尊さを知らない貴様たちは、このエクスカイザーが許さんっ!!!』

  C‐05 「ギュウウウウウッ!!!」

  C‐05はエクスカイザーに向かって襲い掛かる。揮われた昆虫状の腕が唸る。

    ギュゴォッ・・・!!

  エクスカイザー 『はぁっ!!』

    ズドォガアアアアアアアアアンッ!!

  ジャンプしてこの攻撃をかわすエクスカイザー。C‐05の攻撃が道路を砕く。

  着地と同時にエクスカイザーは右腕をかざした。

  エクスカイザー 『ジェットブーメランッ!!』

    ドォシュドォシュウウゥウウウウゥゥッ!!!

  二つの攻撃ユニット、ジェットブーメランが腕の甲から撃ち放たれた。ブーメランといっても用途はミサイルに近い武装だ。

    ズドォドォドォゴォオオオンッ!!

  C‐05 「ギゲギュウイイイイ?!!」

  C‐05の胸部に直撃。白煙を上げながらもがき苦しむ。だが今度は顎を開口し、液体弾を発射する。この攻撃も軽快にかわすエクスカイザー。

  エクスカイザー 『どんな攻撃をしようと同じだ!!中りはしない!!とああああ!!』

    ドォガァアアアアンッ!!!  

  ジャンプキックを食らわしたエクスカイザーが着地する。だが、そのときだった。激しい近所の轟音に何事かと近所のおばあちゃんが出てきてしまったのだ。

  おばあちゃん 「い、いったい、なにごとなの?!」

  憂はその姿を見て叫ぶ。そのおばあちゃんは唯や憂が幼い頃からかわいがってくれた人なのだ。

  憂 「ああ?!!おばあちゃん、危なぁあああいっ!!!」

  C‐05 「キュシャアアアアアッ!!」

    ヴュドォオオオオオッッ!!

  あろうことか、C‐05はおばあちゃんに向けて液体弾を放った。

  エクスカイザー 『危ないッッ!!!』

    ヴュドォォオンッ!!

    ドォヴァチャアアアアンッ!!

  エクスカイザー 『ぐあああああ!!』

  エクスカイザーはその攻撃からおばあちゃんを守る為に自ら盾になった。C‐05は、吹っ飛んだエクスカイザーに迫り、踏み蹴ろうと試みる。

    ズン・・・ズン・・・ズン・・・

  勇 「あいつ、かばいやがった!!けど、まだおばあちゃんが危ねぇっ!!」

  憂 「あ!勇兄ちゃん!!」

  勇がすくんでしまって立てないおばあちゃんを助ける為に駆け出す勇。全速力で走りぬけ、おばあちゃんの許へと駆けつける。

  C‐05 「ギギ?!」

  勇 「おばあちゃん!!ここは危険だ!!俺がおぶってやるから避難しましょう!!」

  おばあちゃん 「君は、唯ちゃんとこのお兄さん・・・ありがとねぇ・・・。」

  だが、背後から駆け出した勇を視認したC‐05が迫る。

  憂 「ああ、二人とも危ないよぉ・・・!!」

  エクスカイザー 『くっ、二人が・・・危ないっ・・・!!!』

  再び立ち上がったエクスカイザーが駆け出し、タックルを食らわす。

  エクスカイザー 『とぉああああっっ!!!』

    ドォガァアアアアンッッ!!!

  吹っ飛ばされるC‐05。エクスカイザーは足元の二人に呼びかけた。

  エクスカイザー 『さぁ、早く下がるんだ!!』

  勇 「す、すまねえ!!さ、いきましょう!!」

  おばあちゃん 「ありがとね・・・ほんとに・・・。」

  エクスカイザーは再び、C‐05に目を向けると気合を入れるように構えた。

  エクスカイザー 『はぁああっっ!!!フレーミング・ブラスターッッ!!!』

    ギュヴァドォアアアアアアアアアアアッッッ!!!

  胸のライオンの口から、ビーム過流が撃ちだされる。直進するフレームング・ブラスターのビーム過流が、C‐05の身体を砕き散らした。

    ズドォヴァドォオオオオォォォオオオオッッ・・・ズギャドォアアアアアアンッ!!!

  だが、この事態から間も無くして埼玉において新たなデストリアンが出現した。

    ズゴゴッゴゴゴゴオオオオオォオオオオ・・・・

  地震を引き起こしながら、巨大なクモと団子虫の化け物が這い上がった。

  C‐06、C‐07 「ギギギキュウウウウウッッ!!!」


  つづく