“絶対”の証明
「しょう……め…い……?」
コイツなら俺に新しい未来を見せてくれるのだろうか。
「俺達で創るんですよ!!」
「つく……る?」
コイツなら俺に新しい愛を与え、満たしてくれるのだろうか。
「はい。俺がきちんと見せ付けてあげますから覚悟してくださいね……。」
「……………臨むところだ。」
こうして俺らは付き合い始めた。
狩屋は相変わらず生意気だが、あの時と俺に言ってくれた言葉を少し信じてみようと思った。
なんとなくだか、アイツなら俺に…。
アイツとなら俺は……。
新しい幸せを手にすることが出来るような気がするんだ。
今はまだ分からないことだらけで、また傷付き会うかもしれない…。
それでも今はアイツと……。
狩屋と“一緒に居たい”と思うから……。
だから………。
「狩屋……ありがとう…」
小さく言った感謝の言葉は今の時期では少し温かな風によってかき消された。