食満、教師になる
※妄想であふれています。
※小平太が留ちゃんって読んでたり、伊作は留さん呼びだったり、夢を見ている呼び名。夢を見たっていいじゃない。
※食満愛している!
※五年生は食満大好き
※うちの食満はラッキー体質。伊作といてプラマイゼロ。でも、特にそのことを気にしていないおおらかさ。
「え、留三郎を…ですか?」
戸惑うようにつぶやいたそれに、学園長は首肯した。
「そうじゃ」
「でも、彼はまだ6年ですし…現場を経験してからでも遅くは…」
確かに、食満留三郎は6年生である。実習や実戦を想定した訓練、試験は乗り越えているが、それと実際の忍務とはまた別である。
「遅い」
「え?」
「それでは、その合間に他の所に引き抜かれる可能性がある。現に在学中の今の時点でほら、ドクタケの奴に声かけられておったろう?ドクタケ忍術教室の教師にならぬかと」
そういえば、そういうこともあった。彼が9年目のプリンスと言われる前のことである。
「しかし、学園長」
山田が伺いを立てる。
「留三郎の意思はどうなるのです?あたしは彼から教師になりたいなどと一度も聞いたことはありません」
「大丈夫じゃ」
ばっさりと切り捨て、
「あやつに教師は適職じゃからな」
にやりと笑った。
「半助。おまえにもそれはわかっておるはずじゃ。は組の中でも特に扱いが難しい2人、しんべヱ・喜三太を用具委員で上手く面倒みておるじゃろ?」
その通りだった。
「それに1年だけではない。5年生は留三郎にひどく懐いておるし、自己主張の激しい4年も留三郎を頼りにしておった」
「というと?」
「体育委員長の小平太の暴走に付き合って滝夜叉丸がボロボロになっておってな。それを留三郎がさりげなく誘いだして、悩み相談に乗ってやっておったよ。労わってやって肩の力を上手く抜けさせていた。実にあっぱれな手腕じゃった。あれほど生徒と向き合える者もそうはいないじゃろう。失うには惜しい人材じゃ」
そこで言葉を区切って、次に発せられた言葉に2人は苦い顔をした。
「よって、留三郎が教師としてふさわしいか抜き打ち適正テストをする」
※小平太が留ちゃんって読んでたり、伊作は留さん呼びだったり、夢を見ている呼び名。夢を見たっていいじゃない。
※食満愛している!
※五年生は食満大好き
※うちの食満はラッキー体質。伊作といてプラマイゼロ。でも、特にそのことを気にしていないおおらかさ。
「え、留三郎を…ですか?」
戸惑うようにつぶやいたそれに、学園長は首肯した。
「そうじゃ」
「でも、彼はまだ6年ですし…現場を経験してからでも遅くは…」
確かに、食満留三郎は6年生である。実習や実戦を想定した訓練、試験は乗り越えているが、それと実際の忍務とはまた別である。
「遅い」
「え?」
「それでは、その合間に他の所に引き抜かれる可能性がある。現に在学中の今の時点でほら、ドクタケの奴に声かけられておったろう?ドクタケ忍術教室の教師にならぬかと」
そういえば、そういうこともあった。彼が9年目のプリンスと言われる前のことである。
「しかし、学園長」
山田が伺いを立てる。
「留三郎の意思はどうなるのです?あたしは彼から教師になりたいなどと一度も聞いたことはありません」
「大丈夫じゃ」
ばっさりと切り捨て、
「あやつに教師は適職じゃからな」
にやりと笑った。
「半助。おまえにもそれはわかっておるはずじゃ。は組の中でも特に扱いが難しい2人、しんべヱ・喜三太を用具委員で上手く面倒みておるじゃろ?」
その通りだった。
「それに1年だけではない。5年生は留三郎にひどく懐いておるし、自己主張の激しい4年も留三郎を頼りにしておった」
「というと?」
「体育委員長の小平太の暴走に付き合って滝夜叉丸がボロボロになっておってな。それを留三郎がさりげなく誘いだして、悩み相談に乗ってやっておったよ。労わってやって肩の力を上手く抜けさせていた。実にあっぱれな手腕じゃった。あれほど生徒と向き合える者もそうはいないじゃろう。失うには惜しい人材じゃ」
そこで言葉を区切って、次に発せられた言葉に2人は苦い顔をした。
「よって、留三郎が教師としてふさわしいか抜き打ち適正テストをする」