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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第6部 前編

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ヴィータはフェイトの話を最後まで聞かず、そのまま飛んでいった。

「ッ!!ユーノ!なのはをお願い!!」

「う、うん!」

フェイトはそのままヴィータを追っていった!

(フェイト…ちゃん…)













「バルディッシュ!」
『Arc Saber』

フェイトはヴィータに目掛けてアークセイバーを放った!!

「グラーフアイゼン!」

(ッ!くッ…)

しかしヴィータはすぐに防御結界を展開し、アークセイバーを相殺した。
フェイトはヴィータから打ち出された鉄球をなんとか回避する!


「バリアーブレイクッ!!」
「ッな!?」

ヴィータは突然下から攻撃してきたアルフによって防御結界が破壊されてしまった!
しかし勢いを殺さず、アルフに特攻を仕掛ける!

「てぇぇぇぇぇぇいッ!!」

「うあぁぁぁッ!!」

アルフは防御結界を張ったが、ヴィータのあまりのパワーに耐え切れず、吹き飛ばされてしまった。
しかし、フェイトはヴィータのその一瞬の隙を見逃さず、ヴィータに連続攻撃を仕掛けた!

「はぁぁぁッ!!」

「うおぉぉぉッ!!」

それに続いて立ち直ったアルフが再びヴィータに突っ込んでいった!




流石にこれにはヴィータも苦戦していた。

(くそ…ぶっ潰すだけだったら簡単なんだけど…それじゃ意味ねぇんだ!!…魔力を持って帰らないと、…カートリッジ残り二発、やれっか!?)

「こんのぉぉぉッ!!…ッく!?」

その瞬間、アルフによるバインドでヴィータは捕まってしまった!
フェイトはバルディッシュをヴィータに向ける。

「終わりだね!名前と出身世界、目的を教えてもらうよ!」



しかし、その時!アルフが何かを感じ取った!!

「ッ!?なんかやばいよ!フェイト!!」




次の瞬間!!一人の女剣士がフェイト目掛けて突然攻撃してきた!!

「ッ!?うあぁぁぁッ!!!!」

フェイトはかろうじて防御したがその力に押し負けてしまい、吹き飛ばされてしまった!!



「…シグナム?」

それに続いてもう一人がアルフ目掛けて突っ込んできた!

「ておぉぉぉぉぉいッ!!」

「ッく、あぁぁぁッ!!!!」

アルフは素早い連続攻撃喰らい、再び吹き飛ばされてしまった!!





「レヴァンティン、カートリッジロード」
『Explosion』

烈火の将、シグナムは愛用デバイス「レヴァンティン」のカートリッジを一発消費し、剣に炎をまとわせた!

「紫電一閃!!」

シグナムはそのままフェイトに突っ込み、必殺の一撃を放った!!
フェイトはすかさずバルディッシュでガードをするが、無残にまっぷたつに折れてしまった!

「ふんッ!!」

そのままでは終わらず、シグナムはもう一撃フェイトに放った!!

「ッな!?」
『Defensor』

バルディッシュが攻撃が当たる瞬間に防御結界を展開した。
しかし勢いを殺しきれず、フェイトはそのままビルの上に落ちてしまった。

「ッ!!フェイト!!」

アルフは急いでフェイトのもとへ向かおうとするが、目の前に 蒼き狼 ザフィーラが回り込まれてしまう。

「こんのぉぉぉぉ…ッ!」

「………。」

ザフィーラは無言で右手の拳を強く握る!

フェイト達は完全に不利な状況だった…。










「どうしたヴィータ、油断でもしたか?」

「うるせぇよ!こっから逆転するところだったんだ!!」

「そうか…それは邪魔したな、すまなかった」

シグナムは右手を出し、ヴィータに張られていたバインドを砕いた。

「だがあまり無茶をするな。お前が怪我でもしたら我が主が心配してしまう」

「わぁ~ってるわぁ!!ふんッ!!」

ヴィータはそっぽを向いてしまった。

「それから、落し物だ」

「…?あっ」

シグナムは先ほど なのは の砲撃により吹き飛ばされてしまったヴィータの帽子を修復し、頭にかぶせてあげた。

「あ、ありがと…シグナム」

シグナムは現在交戦しているザフィーラ達を見る。

「状況は実質3対3、…1対1に持ち込めば我ら『ベルカの騎士』には…」

「負けはねぇッ!!!!」

そのまま二人は交戦場所へと戻っていった、
しかし、ヴィータはある異変に気づいた。

「あれ?『闇の書』が…ない!!」















その頃、車椅子にのった はやて は家で夕食を作っていた。
そのとき、はやて の携帯には電話がかかってきた。

「もしもし?」

『もしもし…はやてちゃん?シャマルです』

「ん?どしたん?」

『すみませ~ん、いつものオリーブオイルがなくって…ちょっと遠くのスーパーまで行って探してきますから!』

はやて は車椅子を巧みに操り、鍋の火加減を調節する。

「うん、べつにえぇよ。無理せんでも…」

しかし、この時シャマルは既に買い物は終わっていた。

『でたついでにみんなを拾って帰りますから…それより、すみませんお手伝いできませんで…』

「ふふっ!平気やって!」






シャマルは現在、シグナム達が交戦している場所のすぐ近くのビルの影にいた。
騎士甲冑を装着し、クラールヴィントを携帯変わりに使って はやて と会話していた。

「なるべくいそいで帰りますから」

『あ、いそがんでえぇから!気ぃつけてな!!』

「はい、それじゃあ…」

シャマルは電話を切った。
その手には『闇の書』があった。

「そう、なるべくいそいで…確実に済ませます…」

その時のシャマルの表情はいつものような笑顔ではなく、真剣な表情だった。

「クラールヴィント…導いてね」

シャマルの右手からは二つの結晶が現れ、空中に浮遊し、飛んでいった。







そして…






『確かこの当たりだ…気を抜くなよ、映司』

「うん、自分でもわかるよ。もう戦いが始まっているね」

オーズとアンクは皆が交戦している地点のすぐ近くまで来ていた。

『いいか、映司。もう後戻りはできないぞ』

「わかっているよ、アンク。…ん?あれって…」

『どうした、映司』


映司がタカヘッド・ブレイブの超視力でビルの影に一人の女性を見つけた。
それはまさしく、今にも なのは のリンカーコアを収集しようとしていたシャマルの姿であった!!











「魔導士にしてはいいセンスだな…」

「はぁ…はぁ…」

その頃、シグナムとフェイトが1対1に持ち込み、交戦していた。しかしこの頃のフェイト達にはまだ「カートリッジシステム」は搭載されておらず、圧倒的に不利な状況だった。

シグナムはレヴァンティンを前に出した。

「私はベルカの騎士、ヴォルケンリッターの将、シグナム。そして我が剣、レヴァンティン!!…お前の名は?」

フェイトも負けじとバルディッシュを前にだし、名乗り出た。

「ミッドチルダの魔導士、時空管理局所属…嘱託…フェイト・テスタロッサ!…そして、この子はバルディッシュ!」


「テスタロッサ…それにバルディッシュか…」

シグナムは再びレヴァンティンを構える!

(…この人、強い!今まで戦ってきた人たちのなかで…一番!)











「助け…なきゃ…」