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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第7部

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「当たり前だろ?俺はこの街が好きだけど…『風都』も同じぐらい大好きだしな」



翔太郎はあのあと、すぐ退院し現在、車の後部座席から顔を出してメガネと最後のお別れの挨拶をしていた。


「翔ちゃんありがとね!少しの間だったけど、とても楽しかったよ!!」

「あぁ、俺もだ!今度は『虎太郎』が風都に遊びに来いよ!!」

「あ…翔ちゃん今名前で…」

「当たり前だろ?もう友達なんだから」


翔太郎は虎太郎に腕をむけ、銃を打つ素振りをした。


「そうだ、お前小柄なんだからこれやるよ!」

「え…おっと!」


虎太郎は翔太郎から投げられたあるものをキャッチした。

…それは「ミルク姫」と書かれた瓶牛乳だった。


「それのんで早くおっきくなれよ!!…じゃあな!虎太郎!!」

「うん!バイバイ翔ちゃん!!」


そして車はそのまま走っていった。
後ろのガラスから翔太郎がずっと手を振っているのが見えた。

虎太郎も負けじと手を振り続けた。








「…んぐッ…んぐッ…ぷはぁ…、ありがとう翔ちゃん、早く大きくなるよ」





虎太郎はメガネを外し、再び翔太郎が乗った車が走っていった道路を見つめた。







「早くおっきくなって、僕はあの都市伝説の『仮面ライダー』を探すよ。そしてあの時翔ちゃんを助けてくれたお礼をするんだ!!」

























「あのあと結局 はやて には会えなかったなぁ、まあまたいつか会えるだろ。それにしても…結局俺あの後誰に助けられたんだろ…?周りの人たちには『なんとかダー』が現れたっていうんだけど…ま、いっか」


翔太郎は車の外を眺めた。
ちょうど綺麗な夕日が昇っていた。


「海鳴か…。この街にも、いい風が吹くんだなぁ」























彼の名前は「左 翔太郎」

後に骸骨の仮面ライダーに出会い、そして永遠の『相棒』と運命的な出逢いを果たし、
風都を守る二人で一人の仮面ライダー、「仮面ライダーW」となる…。