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　　第８話　「ギャザウェイ・アタック」


　　Ｃ‐０９が武装合体を成したファイバードに長いクチバシを突きつける。

　　ファイバードはこれを受け止め、ガッシリとクチバシをホールドする。

　　　　　　ガッ！

　　ファイバード　『もうくらわねーよ！！』

　　Ｃ‐０９　「キュギョオオオッ？！」

　　ホールドしたままファイバードは、膝に装備されているフレアミサイルのハッチを展開させ、一斉に発射させる。

　　　　ドォドォドォドォドォシュシュシュシュシュシュウウウゥッ！！！

　　　　ズキャガガガガガガガガガガアアアアアンッッッ！！！

　　Ｃ‐０９　「キョオオオオオオオオッ！！」

　　胸部に全弾が命中し、悲鳴を上げながら体制を崩して怯むＣ‐０９。

　　エクスカイザーも、再度スパイクカッターを駆使してファイバードを援護する。

　　エクスカイザー　『スパイクカッター！！』

　　　　シュガガガガガガッ！！

　　　　ズガガガガガガン！！

　　両腕から連続で撃ち出されるスパイクーカッターの刃がＣ‐０９のボディーに食い込みながら爆発する。だが、牽制程度の威力は隠せない。

　　Ｃ‐０９は、鎌を振り回しながら、今度はエクスカイザーに攻撃をかける。

　　Ｃ‐０９　「カアアアアアアアッッ！！！」

　　間合いを取りつつこれをかわしていくエクスカイザー。

　　エクスカイザー　『ハッ！！』

　　だが、ジャンプした時の隙をつかれ、クチバシによる攻撃がエクスカイザーにおよぶ。

　　　　ガギャガアアアアアアアンッ！！！

　　エクスカイザー　『しまったああっ！！』
　
　　　　ズドォガアアアッ！！！

　　建造物に突っ込むエクスカイザー。それを見ていた唯が、心配そうに叫ぶ。

　　唯　「ああ！エクちゃああん！！」

　　律　「エクちゃんて・・・・。」

　　瓦礫をおこしながら立ち上がるエクスカイザー。

　　エクスカイザー　『油断したようだな・・・む！！』

　　　　ズドォガアアアアアッ！！

　　クチバシが、エクスカイザー目掛けて再度襲い掛かる。

　　ジャンプでこれをかわしながらエクスカイザーは、ジェットブーメランを撃ち出す。

　　エクスカイザー　『くっ！』

　　　　　　シュドォガッ！！シュドォガッ！！

　　　　　　ズドォガガドォオオオオッッ！！

　　そのとき、Ｃ‐０９の背後からファイバードが、フレイムキャノンを見舞った。

　　ファイバード　『フレイムキャノン！！』

　　　　ディシュウッ！！！　ディシュウッ！！！　ディシュウッ！！！

　　　　ズギャゴォオオオン！！！　ダガズキャカンッッ！！！　ズギャドォゴォオンッッ！！！

　　Ｃ‐０９　「キュゴオオオオオッ！！？」

　　ダメージを受け、若干ふらつくＣ‐０９。

　　すかさずファイバードは、フレイムソードを背部から取り出す。

　　ファイバード　『フレイムソードッ！！！』

　　Ｃ‐０９は再びファイバードの方へと振り返りながら鎌を大きく振りはらった。

　　ファイバードもフレイムソードを振り下ろす。

　　ファイバード　『だああああっ！！』

　　フレイムソードと鎌が激しくぶつかり合う。

　　　　ガキイイイイイイインッ！！　ギギギギギィィ・・・・

　　刃と刃が交錯する中、もう一方の鎌を振り払う。

　　　　ヒュオオオオオンッ！！

　　これをかわし、一旦下がりながら間合いをとるファイバード。

　　フレイムソードの切先をＣ‐０９に向けて構える。

　　ファイバード　『はあああっ！！』

　　間合いを見切り、再びＣ‐０９に斬りかかる。

　　Ｃ‐０９　「キュギョアアアアアッ！！」

　　Ｃ‐０９も大振りの鎌を振りかざす。

　　　　ガキャキイイイイイイィィィィンッッ！！！

　　再び刃と刃が激突する。

　　　　グググググ・・・・

　　ファイバード　『こいつ、間合いを読んでいやがるのか？！』

　　ファイバードはかすかに感じとった。デストリアンにもある程度の知性があるモノが存在するということを。

　　　　ギャキイイインッ！！

　　互いに刃を捌く。そして再び互いに振り払った刃を激突させる。

　　　　ギャキイイィイイイイイインッ！！

　　ファイバード　『うおおおおっ！！』

　　その隙にエクスカイザーは両腕をかざして空に向かってエネルギーを放つ。

　　エクスカイザー　『キングローダー！！』

　　放たれたエネルギーの先からキングローダーが召喚される。

　　キングローダーが空中に放たれたエネルギーロードを走る。

　　キングローダーが変形を始め、機体を起こしてハッチを展開させる。

　　開かれたハッチの中へと飛び込んでいくエクスカイザー。

　　エクスカイザー　『とうっ！！』

　　エクスカイザーがキングローダー内に収まると、ハッチが閉じられて新たな頭部に顔が現れ、フェイスガードが装備される。手首が飛び出し、胸にライオンの顔が現れた。

　　キングエクスカイザー　『フォームアップ！！巨大合体、キングエクスカイザー！！！』

　　唯をはじめ一同もこの光景を見て驚愕する。

　　唯　「ふおおおおおおお！！！エクちゃん、すごおおおおおおい！！！」

　　光　「うひょー！！こっちもカッコイイ！！」

　　律　「ありゃあ、スゲーや・・・・。」

　　蓮　「うおおお！！勇士朗以外にもいたんだな！！」

　　俊　「正に勇者だな！！」

　　紬　「マイトガインとどっちが強いのかしら？」

　　鉄（はがね）の巨体を着地させると、ファイバードに叫んだ。

　　キングエクスカイザー　『ファイバード！！フォーメーションだ！！』

　　刃を激突させていたファイバードはこれを捌いて、キングエクスカイザーに応える。

　　ファイバード　『っ・・・・・はああああっっ！！』

　　　　ギャキイイイイインッ！！

　　ファイバード　『はいっ！！』

　　再びフレイムキャノンを展開させ面前のＣ‐０９に向かってフレイムキャノンを連発する。

　　　　ディギュイイッッ！！ディギュイイッッ！！ディギュイイッッ！！ディギュイイッッ！！

　　　　ディズドォドォドォギャガガガガアアアアアンッ！！！

　　同時にＣ‐０９の背後からカイザービームを連発するキングエクスカイザー。

　　　　ビギュィイイッ！！ビギュィイイッ！！ビギュィイイッ！！ビギュィイイッ！！

　　　　ドォドォドォドォゴゴゴオオオオンッ！！！

　　Ｃ‐０９　「ギュギュウグイガガガガガ・・・・。」

　　前後からのエネルギービームによる攻撃がダメージを与え、Ｃ‐０９の強固な肉体を削っていく。

　　ファイバードは、フレイムキャノンを収容して懐に踏み込み、再度斬りかかる。

　　ファイバード　『でやあああっ！！』

　　　　ズドォズシャァッ！！！　ズドォギャシュンッッ！！！

　　胸部に斬撃を浴びせると、一歩下がり、片腕をフレイムソードで斬り飛ばす。

　　ファイバード　『しゃあああっ！！』

　　　　ズバザァアアアアアアンッ！！！

　　Ｃ‐０９　『グゴオオオオオオオッ！！！』