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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第9話

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  マイトガイン 『よし、突っ込むぞ舞人!!!動輪剣っ!!!』

  引っさげていた動輪剣を手にしてC‐11に突っ込んでいくマイトガイン。

  その間にC‐11が起き上がってしまうがお構い無しに突っ込んでいく。

  舞人 「動輪剣、パワーゲインアップッッ!!!」

  舞人もこの瞬間に動輪剣の刀身のエネルギー出力を70%に設定する。

  マイトガイン 『おおおおっ!!!』

    ザズギャアアアアアアアンッッ!!! フォフォンッ、ザザドォザシュウウウウンッ!!!

  薙ぎの太刀をC‐11にぶち込むマイトガイン。さらに連続で斬撃を入れる。ダメージを負いながらC‐11が吹っ飛ぶ。

  C‐11 「キギュキュウウウッ??!」

  だが、踏ん張りながら持ち応えた。触手を伸ばして再度攻撃をかける。

  C‐11 「・・・・・ギュギャキイイイイィ!!!」

  マイトガイン 『せあぁああああああっっ!!!』

    フォンッ・・・・ザザザガギャシュウウウウウウンッッ!!!

  C‐11 「ギゲエエエエエエ?!!」

  触手の攻撃に太刀を連続で入れて触手を瞬時にバラバラにした。動輪剣を手にしたマイトガインが敵を圧倒する。

    ギュドォアアアアアアアアアッ!!

  吹っ飛ばされるC‐11。だが、懲りずに何度も起き上がる。かなり攻撃性が高い気質のようだ。

  だが、それが仇となる。マイトガインは示現流に似た構えで動輪剣を斜めに振りかぶりながら加速する。

    ドォゴォオアアアアアアアアッ!!!

  マイトガイン 『おおおおお!!!』

  舞人 「はあああああああっっ!!!」

  マイトガイン 『くらええええっ!!』

    ドォズガズシュゥウウウウウウウンッ!!!

  動輪剣の豪剣の一撃が炸裂。体の右半分が叩き斬られて肉がずり落ちる。

    ズリ・・・・ズズズズズ・・・ドォオオオオン・・・

  C‐11 「ギギュキイクキョクウウッッ!!!」

  舞人 「止めだ!!マイトガイン!!動輪剣、エネルギーチャージアップッ!!!」

  舞人は動輪剣のエネルギーを158%まで上昇させる。輝く刀身をかざすマイトガイン。バックブースターから一気に青白い炎を噴射して聖夜の上空へと舞い上がった。

    コォオオオ・・・ドォアアアアアアアアアアアアアッッ!!!

  舞人 『縦・一文字斬っっっ!!!』

  マイトガイン 『はぁあああっ・・・・斬っっっ!!!』

  マイトガインが、上空から一気に動輪剣を叩き下ろす。C‐11を真っ二つに一刀両断する。

    ゴォォオオオオッ・・・・ザズドォズズズシュウウウウウウウウウウウウンッッ!!!

  更に動輪剣に蓄積された高エネルギーが一気に解き放たれる。

  舞人 「動輪剣、エネルギーパージッッ!!!」

    キュアアアアッ・・・・ズヴァズガドォゴォオオヴァアアアアアアンッ!!!

  木端微塵に粉砕して砕け散るC‐11。周囲に肉片の残骸が飛び散る。マイトガインは動輪剣を腰に装備し、勝利のシグナルを灯した。

  マイトガイン 「目標殲滅確認!!これより本日の運行を終了する!!!」



  聖夜を騒がした戦闘が終了し再び紬の所へと舞人が戻る。だが、今二人のいる場所は、マイトガインが変形したロコモライザーの中だった。モニター越しではあるが、夜空には一面の星が聖夜の夜に広がっていた。

  ロコモライザーは、聖夜を航行し続ける・・・。

  舞人 「今夜は、また一悶着があったけど今はこの時間を大切にしたい。どうだい?聖夜を彩るこの星達は。」

  紬 「舞人君ありがとう。とっても素敵なクリスマス・イヴになったわ。」

  舞人 「そう言ってくれるだけで十分すぎるほど嬉しい。」

  聖夜に広がる星々を見てうっとりする紬。

  紬 「本当に綺麗な星達・・・・。」

  舞人 「最も綺麗な星は今俺の目の前にいる・・・・・紬さん、貴方だ。」

  紬 「舞人君・・・・。」
 
  舞人 「好きです、紬さん・・・。」

  聖夜の中、東京湾を駆けるロコモライザーの中で、一つの愛が生まれようとしている。

  マイトガインは空気を読みつつ航行する。

  マイトガイン ((ホント、お前はナイスガイだな。舞人!))

  澄み渡る星々が二人を祝福するようにいつまでも輝き続けていた。


  つづく