ジェラシー?
好き勝手やっといてそれはないと思うよ。
何だかじんじんして立てなくなっちゃったんだよ。
あ、そうだ。
「・・・ねぇ、日本にもこんなキスしたの?」
ぎょっとした顔をして、ドイツは溜め息をつく。
どうしたの?ホントなの?ねぇ判んないよ。
「・・・してない。疑うなら日本に聞け・・・」
「・・・ドイツがそう言うなら、俺、ドイツを信じてるからいいよ。」
多分俺の勘違いだったんだ。
日本は、そんなことする子じゃないもんね。
「ねぇ、ドイツ」
抱き締めていた俺と顔を合わせて、ドイツが俺を見る。
「俺と・・・「お前を手放す気はない、一生離さない」
真面目な、いつもの。
眉間の皺、そのまんまで。
俺でさえ真っ赤になるような台詞を吐いて、ドイツは俺をもう一度強く抱き締めた。
頭に当たる顔が熱いから、ドイツが真っ赤になってるの判るよ。
「・・・一生離れないであります隊長!」
こんなに嬉しいの、泣きそうだよ。
泣きそうって言う前に泣いてて、何だかおかしいよ。
ずっと一緒、クロスに誓うよ。
ドイツがもう一つ、キスをくれた。