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大切な場所

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(団)「金吾~~金吾~~?」
団蔵は、金吾を探していた。
(団)「・・・・・どこだ?金吾は・・・・」
その時・・・・・
体育館の裏に二人の影が見えた。
(団)「あれって・・・・」
金吾ともう一人は、女の子だった。
(女)「私!先輩の事が好きです!返事は、いつでもいいです!よろしくお願いします!」
女の子は、それだけ言ってすぐに帰って行った。
(金)「ちょっ・・・・・どうしよう・・・」
金吾は、顔が真っ赤になった。
(金)「は~・・・・」
隠れていた、団蔵は・・・・
(団)「金吾~何してるの~?」
(金)「団蔵・・・・・」
団蔵は何もなかったかのように金吾に話しかけた。
(団)「今の子かわいいな~お前の好み?」
(金)「見ていたのか・・・・・」
(団)「まあね・・・・でもどうした金吾・・・・告白なんて初めてじゃないじゃん。」
そう、金吾はこの学校のアイドル的存在だ。なので、告白されることは、慣れているはずなのだ。
(金)「・・・・・俺が告白に断ると女の子・・・皆泣くんだ・・・・」
(団)「そりゃ~ふられているんだしね~。誰でも泣くんじゃない?」
(金)「俺・・・・女の子の涙にとても弱いみたいだから・・・・いつも断る度に心が痛むんだ・・・・」
(団)「そりゃ~重症だね・・・・」
(金)「は~何で告白してくるんだろう・・・・」
(団)「ハハハ・・・・言ってみたいな。そのセリフ~」
(金)「そうだ。団蔵俺に何か用か?」
(団)「ああ、うん・・・・でもいいや。」
(金)「そう?・・・・じゃあ、俺は、教室に戻るぜ・・・」
(団)「ああ。わかった。」
団蔵は、その場に寝転がった。
少しして、団蔵は、何か考えたように走った。
ついた場所は、屋上だった。
団蔵は、また横に寝転がった。
そして、だんだんと目を閉じて、寝てしまった。
それから、何時間かたった。
団蔵は、ゆっくりと目を開けた。
そこには、金吾がいた。
(団)「なっ・・・・金吾。これは、夢・・・・?」
(金)「何、バカなこと言っているんだ?二時間も授業サボってどこに行ったか探してみれば、こんなところで寝てるし~」
(団)「あっ・・・・ごめん」
(金)「まあ、探すのは楽だったけどな。」
(団)「えっ?何でおれのいる場所が?」
(金)「お前の行くところなんて、屋上か保健室だろ。特に今日は、天気がいいから、ここかな~って・・・」
(団)「金吾・・・・・」
(金)「ほら。教室帰るぞ。先生カンカンだぞ。」
(団)「げっ!マジ!」
団蔵は、急いで階段を下りて教室に戻った。
(金)「本当は・・・・団蔵を見つけられた理由。それだけじゃないんだけどな。まあ、昔の事だから団蔵は、本当に天気がいいからかもしれないけど・・・・俺にとっては・・・大切な場所・・・」
そして、団蔵を追いかけるように金吾も教室に戻った。
団蔵は、先生に何回も誤っていた。
そんな団蔵を見て金吾は、少し笑っていた。
その金吾のほほえみに周りの女子が頬を赤く染めたことは、本人は、わかっていなかった。
部活をしていない生徒は下校時になった。
(金)「・・・・・・団蔵」
(団)「金吾?どうした?」
(金)「いや、一緒に帰らないかと、思って・・・・」
(団)「いいけど・・・・部活は?」
(金)「今日は、休むって言ってきた。」
(団)「何か用でも?」
(金)「いや・・・・サボり・・・」
(団)「えっ・・・・時期部長が?いいの?」
(金)「時期部長って・・・・・決まったわけじゃないし・・・・・団蔵と一緒に帰りたいと思っただけだし・・・」
(団)「わかった。すぐに準備する。」
(金)「うん。ありがとう。」
団蔵は、急いで帰る準備をして、二人で教室を出た。
そして、帰り道・・・・・
(金)「なあ、団蔵。」
(団)「んっ?」
(金)「俺たちが一番最初に出会った事覚えているか?」
(団)「一番最初?・・・・あ~あの屋上だったな・・・」
(金)「ああ、俺たち最初は別のクラスで・・・・」
(団)「俺が一人屋上で昼を食べてたらお前が来て・・・・」
(金)「俺、あそこの事を思い出の場所だと思ってるんだぜ。」
(団)「俺もあの時の事は、忘れられない。」
(金)「だから・・・・・その・・・ずっと友達でいてくれたらうれしい。団蔵みたいな友達初めてだし・・・・」
団蔵は、少し黙って、金吾の手を引いた。
そこは、団蔵の家だった。
(金)「ちょっ!団蔵?痛い!」
金吾の声が聞こえないのか、団蔵は自分の部屋に金吾を引っ張った。
(金)「団蔵!」
団蔵は、金吾を押し倒した。
(団)「ごめん金吾・・・・俺は・・・・・金吾が好きみたい・・・」
(金)「えっ・・・・」
(団)「だから・・・・・俺からの告白を受け取ってほしい・・・・」
団蔵は、金吾にキスをした。
(金)「ん・・・・」
(団)「金吾・・・?」
金吾は、涙を流していた。
(金)「ちょっ・・・手を放して・・・」
団蔵は、金吾の言われるままに動いた。
(団)「金吾・・・・」
(金)「ごめん・・・・今日は、帰る。少し考えさせて・・・・」
金吾は、走って団蔵の部屋から出て行った。
(団)「俺は、何をしているんだ・・・・」
団蔵は、顔を下に向けたまま黙ってしまった。
そして、次の日・・・・
登校中・・・・
(団)「は~どうしよう・・・金吾怒ってるかな~」
(金)「団蔵・・・・・」
(団)「金吾・・・・・」
(金)「おはよう。」
(団)「えっ・・・ああ!おはよう。」
(金)「俺あれから考えた・・・・・ごめん。今は友達でいてほしい・・・」
(団)「ああ・・・うん。大丈夫。俺も昨日はどうかしてた。」
(金)「ありがとう。」
そして、二人教室に入った。
昼休み金吾は、ここ間の女の子を読んでいた。
団蔵は、それを聞いて、また隠れて見ることにした。
(金)「ごめんなさい。」
(女)「えっ?金吾君・・・?」
女の子は、びっくりしていた。隠れてみていた団蔵もびっくりしていた。
普通なら、断られた女の子が泣くはずなのに金吾が泣いていたのだ。
(女)「そんなに気にしないで・・・金吾君。私なら大丈夫だから、これ、使って・・・・」
女の子は、ハンカチを金吾に差し出した。
金吾は、頭を下げながらハンカチで涙を拭いた。
そして、泣き止んだ金吾は・・・・
(金)「ごめん・・・・これは、洗って返すから。」
(女)「えっ・・・・いいよ。そんなこと・・・」
(金)「いや。こういうのは・・・・」
(女)「わかった。ありがとう。」
(金)「そうだ。今日のハンカチはこっちを使って、まだ使ってないから。」
(女)「えっ・・でも・・・」
(金)「そのハンカチ返さなくていいから・・・・いらないと思ったら捨ててもらって構わない。じゃあ・・・」
金吾は、その場をすぐに去った。
女の子も少したってから、その場を去った。
団蔵は、どうしてもさっき金吾が泣いていたことが気になっていた。
その時・・・・前に同じクラスの庄左ヱ門ときり丸が歩いてきた。
(団)「人に聞いてみるのも・・・ありか・・・」
団蔵は、庄左ヱ門ときり丸に聞いてみることにした。
(団)「庄左ヱ門!きり丸!」
(庄)「団蔵?どうしたの?」
(団)「いや・・・・ちょっと・・・・」
作品名:大切な場所 作家名:mai