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大切な場所

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(き)「何かあったのか?」
団蔵は、さっき見たことを庄左ヱ門達に話した。
(団)「こういう事が・・・あって・・・・」
(庄)「へ~金吾がね~」
(き)「それって・・・・ほかに好きな人がいるんじゃない?」
(庄)「僕もそう思うよ。金吾の性格なら、断るのはつらいけど・・・みたいな感じかな・・・」
(き)「金吾ってクールだからな・・・・・・泣いている写真売れば高く売れるかも!」
(庄)「きり丸!だめだからね!」
団蔵は、ますますわからなくなった。
(庄)「・・・・・・とりあえず本人に聞いてみたら?」
(団)「うん・・・・わかった。ありがとう。」
団蔵は、走ってどっかに行った。
(団)「金吾はどこに・・・・そうだ!」
団蔵は、何かひらめいたように足をもっと速く動かした。
団蔵は、その扉を強く開けた。
(団)「金吾!」
そう。それは・・・・・・・
(金)「団蔵・・・・どうしてここが・・・」
(団)「俺たちの思いでの場所・・・・なんだろ。」
(金)「・・・・・・・・・団蔵・・」
団蔵は、金吾に近寄った。
(団)「金吾・・・・もう一回言っていいか?」
(金)「へっ・・・・・」
(団)「俺は、お前が好き・・・・この気持ちは絶対に一生変わらない。」
(金)「・・・・・・・・」
(団)「でも、お前がいやなら俺は、お前から離れる。」
団蔵は、そういって後ろを向き歩こうとした。その時・・・・
金吾は、無意識からか団蔵に抱き着いていた。
(金)「ごめ!行かないで!団蔵!」
(団)「金吾・・・・?」
(金)「・・・・俺・・・・団蔵が好き。俺男なのになぜか団蔵が好き。」
(団)「金吾・・・・」
(金)「俺多分初めて会った時から団蔵が好きだったのかもしれない。」
(団)「えっ・・・・」
(金)「俺、あの屋上で初めて団蔵に会った時初めてあった気がしなくて・・・それで、団蔵に声をかけてみた。」
(団)「金吾それ・・・・俺も一緒だ。」
(金)「えっ?」
(団)「俺も、初めて会ったのに初めて会った感じ・・・・しなかった。そのあと、よく金吾が話しかけてきてくれて、好きになった。」
その時、二人の頭の中にある時代の二人の姿が映った。
(団)「これって・・・・」
(金)「昔の時代・・・・」
(金)「加藤団蔵・・・・」
(団)「皆本金吾・・・・」
二人は、今前にいる人の名前を言ったのではなく、あの時の自分になり名前を言った感じだった。
(団)「久しぶりだったってことだな。金吾・・・」
(金)「だな・・・」
(団)「じゃあ、昔のことを思い出したってことで改めて言うぜ。」
(金)「ん。」
(団)「俺は、金吾が好きだ。付き合ってくれ。」
(金)「・・・・俺も団蔵が好きみたい。」
二人は、頬を染めてキスをした。昔の自分たちの分まで・・・・・・
その時にもう一つの恋も動いていた。
さっき出てきた。きり丸と庄左ヱ門だ。
(庄)「二人とももう少し素直になればいいのに~どうしたんだろう~」
(き)「たぶん・・・・団蔵は素直だよ。金吾が素直じゃないんだと思う。」
(庄)「そっか・・・・」
(き)「今日、庄左ヱ門・・・部活は?」
(庄)「もちろん行くよ。きり丸も来る?」
(き)「いや・・・・遠慮する。あの場所どうも苦手なんだよね。」
(庄)「まあ、きり丸らしいね。」
庄左ヱ門の部活は、茶道部だ。
(庄)「じゃあ、きり丸・・・・また明日。」
(き)「あ・・・うん・・・」
庄左ヱ門は、歩いて行ってしまった。
庄左ヱ門は、学年の中で一番頭がよく。高校二年生ながらも三年生の問題も楽々こなしてしまう。テストもいつも百点。
きり丸は、頭はそこそこいいが、庄左ヱ門と金吾にはいつも勝てない。部活はしないで、アルバイトにかなり専念している。
(き)「・・・・・・素直じゃない・・・か~・・・俺もそうかもな・・・」
きり丸は、アルバイトの方向に足を走らせながら、前に人がいることに気が付かずにぶつかってしまった。
(き)「すまない!ちょっと考え事していて・・・・って、団蔵・・・」
(団)「いてて・・・・きり丸!」
きり丸と団蔵は、ベンチに座った。
(団)「珍しいな。きり丸が考え事って・・・」
(き)「まあね・・・・」
(団)「・・・・まさかそれって・・・」
(き)「ん?」
(団)「好きな人の事?」
(き)「なっ!」
あの頭の悪い団蔵に自分の考えが読み取られたのでびっくりした。
(き)「ちがう!この前までそのことで悩んでいたお前とは、違う!」
(団)「なっ!まあ、いいや~図星みたいだし・・・・ところで誰?かわいい子?」
(き)「くっ・・・・・」
きり丸は、顔がどんどん赤くなって・・・・・
(き)「もう!お前に相談したのが間違いだった!アルバイト行ってくる!」
(団)「ちょっ!きり丸~」
きり丸は、走ってどっかに行ってしまった。
その次の日・・・・
きり丸は、早く学校に行こうとしたわけでもないが、朝早すぎてベンチに座っていた。
(金)「きり丸?」
朝早い金吾が、その場を通りきり丸を見かけたので声をかけてみた。
(き)「金吾・・・・」
(金)「早いね。」
(き)「金吾こそ。まだ・・・・七時。いつもこんな時間に来ているのか?」
(金)「まあ、朝練は、大切だからね。」
(き)「そっか・・・・」
(金)「ところで、昨日団蔵に聞いたんだけど・・・」
(き)「えっ・・・・」
(金)「きり丸に好きな子がいるって。」
(き)「ああ・・・・・」
きり丸は心の中で「団蔵後でしめる!」を何回も繰り返した。
(金)「何があったかは、わからないけど。頑張ってね。俺にできることがあれば協力するから。」
(き)「ああ。ありがとう。」
(金)「じゃあ、朝練があるから俺は行くね。」
(き)「うん。じゃあ、」
金吾は、走って行ってしまった。
金吾が走って見えなくなったときにまた、声がした。
庄左ヱ門だった。
(き)「庄左ヱ門!」
(庄)「早いね~きり丸。僕より早い人って金吾だけかと思った。」
(き)「あ・・・・うん。今日は、目が覚めちゃって・・・」
(庄)「そっか~一緒に学校行く?」
庄左ヱ門は、笑顔できり丸に手を差し伸べた。
(き)「あっうん。ありがとう」
きり丸は、庄左ヱ門の手で立ち上がり、一緒に学校に行くことにした。
(庄)「今日って確かテストあったよね・・・・」
(き)「ああ、数学の?」
(庄)「数学だったけ?しまった・・・別の教科の勉強しちゃった!」
(き)「大丈夫か?確か一時間目からだったぞ?」
(庄)「本当に?今するしかないか・・・・」
(き)「授業始まるまで時間あるし。学校ですれば?」
(庄)「それもそうだね。ありがとうきり丸。」
そんなことを話しながら歩くと学校にあっという間についた。
そして二人は教室に入り授業の準備をして、庄左ヱ門は次のテストの予習を始めた。
きり丸は、勉強なんかしなくても庄左ヱ門なら百点なのにな~と思った。
(き)「あれ?」
きり丸は、別に庄左ヱ門が何しようが関係ないのにと思いながら屋上に上って行った。そこには、団蔵がいた。
(き)「また・・・・団蔵。」
(団)「おっ!きり丸!こっち来る?」
きり丸は、断る理由もなかったので行くことにした。
(団)「そういえばさ・・・」
作品名:大切な場所 作家名:mai