のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』
「それは大分違う。この二つの銃は使用する弾薬が違うんだ。『コルトパイソン』の方は『.357マグナム弾』を使うけれど、『スタームルガーレッドホーク』の方は『.44マグナム弾』を使うんだ。威力的には『.44マグナム弾』の方が強い。」
「へぇ〜、そうなんだ。」
と、スネ夫が納得した。すると真理奈がのび太に話し掛けてきた。
「ねぇ、その弾丸ってこれのこと?」
と言いながら真理奈は弾丸の入った箱を幾つか持ってきた。
「・・・・・・・・・確かにこれは『.357マグナム弾』と『.44マグナム弾』だけど、何処から持ってきたの?」
すると真理奈はそれに笑いながら答えた。
「え〜、金庫の中に入ってたよ。のび太君もあんまりよく見てないね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
のび太は絶句した。
すると聖奈が喋った。
「じゃあその銃はのび太さんに持ってもらいましょう。私達ではどんな性能かいまいちよく判りませんし。」
「ああ、うん。解った。」
と言うとのび太は2丁の『マグナム銃』をしまった。
「じゃあ4階のエレベーターに向かおう。さっきバッテリーを見つけたから動くはずだ。」
と、のび太が言った。そして全員は4階に向かった。そして梯子を降り、貯水管理室へ向かった。貯水管理室に着いた時、スネ夫が呟いた。
「僕達の学校にこんなものがあったなんて知らなかったな。」
「まぁね。パソコン室にも隠し部屋があったし、僕達の判らないことだらけだよ。」
と言っている内にのび太達はエレベーターの前まで来ていた。
「じゃあバッテリーを嵌めるよ。」
と言うとのび太はバッテリーをエレベーターの横にある窪みに嵌めた。そしてエレベーターを呼び出した。バッテリーを装着していたので何の問題も無くエレベーターは動いた。4人はエレベーターに乗り込んだ。
作品名:のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』 作家名:MONDOERA