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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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AREA3『探索』


「じゃあ聖奈さんは右側を探索してくれ、僕は左側を探索する。」
のび太がそう言うと、聖奈が返事をする。
「ええ、お互いに気をつけましょう。」
と言うとのび太と聖奈は分かれて探索する。聖奈は階段付近まで移動した。階段付近まで来ると、すぐ左側に自動扉が見えた。聖奈はその扉を開き、奥へ進む。扉を開いた先は、右側の壁に、『E-12』と書かれている通路だった。左に1つの自動扉、右に1つの自動扉、そして、更に奥に1つの自動扉があった。そして、聖奈はまず、左側の扉に入った。入った先は、ベットが3つ程と、レントゲンボードがあり、医務室のようだった。
「ここは、・・・医務室だったのかしら。何かあるかもしれないわね。」
と言うと聖奈は医務室を探索した。




暫くすると薬品棚を調べていた聖奈が呟く。
「・・・・役に立つものは見当たらないわね。仕方ないわ。次の部屋に行きましょう。」
と言うと聖奈は医務室を出た。そして、向かい側にある自動扉を開けた。そこには大量の紙の資料の様な物があった。
「ここは多分資料室ね。何か見つかるかもしれないわ。」
と言うと聖奈は探索を始めようとした。しかし、
「アアアゥゥゥゥゥゥゥ。」
と、ゾンビの声が聞こえてきた。
「・・・ここにもゾンビがいるのかしら?気づかれない内に早めに倒しましょう。」
と言うと聖奈は『グロック17』を腰に構え、壁を背にしてゆっくりと息を潜めてゾンビを探す。資料室はL字になっていて、ゾンビは奥のロッカーがある所に5体程固まっていた。
「この場合はハンドガンよりサブマシンガンの方がいいわね。」
と言うと聖奈は『H&K MP5K』を構えて、ゾンビ共に9mmパラベラム弾を撃ちまくった。
「アアアゥゥゥゥゥゥゥ。」
ゾンビは、悲鳴を挙げて倒れた。
「・・・もうゾンビも居ないことだし、早く探索しましょう。」
と言うと聖奈は探索をした。といっても、資料が大量にあるので、気になる資料だけを取った。
探索を終えた聖奈は取った資料を見て言った。
「・・・これは何かしら?」
聖奈が唯一取った資料は、ホッチキスで留められた紙の束だった。それにはこう書いてあった。
『〜研究所・警備システム資料〜
-1F-
〜緊急用避難経路〜
緊急時のみの時以外には入室しない。未確認の侵入者は直ちに射殺せよ。
-B1F-
〜映像資料室〜
映像資料室を特研部管轄の下に設置。利用に関する裁量権は、徳田陽平室長に委任するものと定める。
-B2F-
〜動力室(動力棟)〜
燃料にニトロ化合物を使用している為、本社派遣の監督官以外の者の入室を禁ず。
尚、顧問研究員が特別な指示を受けた場合はこの限りではない。また、動力室最深部にはパスコードを解除した者以外の入室を禁ずる。
〜パスコード出力端末〜
研究主任以外の者に、アクセスの権限を与えることを禁ずる。
〜エレベーター〜
緊急災害時には、機能を停止させる。
-B3F-
〜監禁室〜
監禁室は衛生管理部門が管理する。ウィルスを実験体に投与する場合は、顧問研究員の同行を必須とする。
〜培養実験室〜
衛生管理部門以外の研究員の入室を禁ずる。
(以上の制約はナムオアダフモ機関総帥の指示によっては適用外となる。)
-B4F-
〜B.C.W.加工実験室〜
『タイラント』における、『プログラム-T』の抽出においては、本社の方で成功を果たした。よって、この研究所に保管してある『タイラント』は廃棄処分、或いは戦闘データを測定する為のB.C.W.として保管する。
-B5F-
〜緊急事態脱出用車両〜
起動させる為には、特殊なコードを転送(ダウンロード)したCD-R及びCD-RWを挿入する必要がある。コンピューターがコードを認識したら、1〜2分後に自動操縦を行うので、各員は乗り遅れないように注意する事。』
「・・・・・ここは大分セキュリティの高い施設だったみたいね。でも、『タイラント』?『B.C.W.』?『プログラム-T』?・・・知らない単語が出てきているけれど、これも生物兵器なのかしら?・・・・・・とにかく、他にも部屋があるから、調べてみましょう。」
と言うと聖奈は資料室を出た。そして聖奈は通路の奥へ進んだ。
進んだ先は、L字になっていて、すぐ右側には自動扉があり、少し進んだ右側に、更に右に続く通路があった。
「まずはこの扉の中に入ってみましょう。」
と言うと聖奈はすぐ右側の扉を開けた。すると、幾つもの自動扉が横に並んでいた。
「・・・・扉の横に掛かってあるプレートに『徳田陽平』や『堀大樹』と書かれてあることから考えると、どうやらここはここの研究所の社員の為の寮だったようね。・・・・・多分開かないと思うけれど、試してみましょうか。」
と言うと聖奈は左側から順に扉を調べていった。


その頃、スネ夫の方では・・・
カタカタカタカタカタ・・・
スネ夫はずっとパソコンのキーボードを打っている。すると、真理奈が話し掛ける。
「ねぇスネ夫君、さっきからキーボード打ちっぱなしだけど、何か進展あったの?」
と言うとスネ夫が応える。
「特に無いな。文書データは幾つかあるけれど、どれもこの施設の概要ぐらいで、重要な資料なんかは無いな。生物兵器の研究資料なんかがあればいいんだけれどね。」
と、スネ夫は応えた。
「そう。」
と、真理奈は素っ気ない返事をした。
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・
スネ夫は依然キーボードを打っている。暫くすると、スネ夫は何かを見つけた。
(・・・・これは、『Ω-A.C.A.Mについて』?・・・・何か重要な資料の感じがするな。結構なプロテクトが掛かっているけど、・・・やってみるか。)
とスネ夫は考えると、早速プロテクトの解除を始めた。


その数分前、のび太の方では・・・・・
「よし、早く探索を済ませよう。」
と言うとのび太は左側の探索を始めた。小実験室から左に進むと、26m程進んだ所で突き当たっていて、左に通路が見えていた。のび太は左に曲がり、通路を進んで行った。24m程進むと突き当たって、すぐ右に自動扉があり、左に通路が続いていた。その通路の先には、上に続く階段と、自動扉があった。
「向こうは聖奈さんが探索している筈だから、僕が探索するのはこの自動扉の奥か。・・・慎重に探索しよう。」
と言うとのび太はすぐ傍にある自動扉を開けた。開けた先は通路で、丁字路の造りになっていた。正面には自動扉、そして左右には、それぞれ左右に続く通路があった。
「まずは正面に見える扉に入ってみよう。」
と言うとのび太は正面の自動扉を開けた。扉の先は休憩室のようだった。
「ここは休憩室かな?取り敢えず探索だな。」
と言うとのび太は探索を始めた。


暫くして探索を終えたのび太は言う。
「あったのはグリーンハーブ1つとレッドハーブ1つと榴弾が3発分か。・・・・・特に重要な物は無かったな。よし、探索の続きをしよう。」
と言うとのび太は休憩室を出た。そして、まず左に進んだ。しかし、ある死体を見て、のび太は驚いた。
「・・・・・・!!これは、『フローズヴィニルト』か!?」
のび太の眼前には、頭が吹っ飛んだ『フローズヴィニルト』が倒れていた。