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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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爬虫類と人間の遺伝子を掛け合わせた生物兵器。多少の知能があり、自身の領域(テリトリー)を生成し、その領域に侵入する人間を殺害するという命令を実行する事が出来る。全身緑色であり、両手には鋭い爪がある。標的を見つけると瞬時に接近し、爪で切り裂く。更に、対象が弱っている時には、首を狩るという恐ろしい力を持っている。対処方法としては、グレネードランチャーに装填する硫酸弾をうまく当てるしかない。更に言えば、先手必勝を心掛けている事。この生物兵器に対しては受け身になってはいけない。
7.ブラックタイガー
毒蜘蛛が『T-ウィルス』によって突然変異し、巨大化した生物兵器。瞬発的な移動性能が高く、銃弾を避けられるのが特徴。更に、口腔から強酸を吐き出す事が出来る。そして尻から糸を吐き出す事も出来る。この糸は体内の粘液から作られるので、粘着力が高く、塩基性である。なので前述した強酸に対しては中和されるので、この糸は溶けない。更に蜘蛛の糸は強度が鋼鉄の5倍、伸縮度がナイロンの2倍があり、ブラックタイガーの糸は直径約5〜6cmなので、墜落したジャンボジェット機も楽に受け止める事が出来る。閉塞空間での戦闘の場合、強酸よりこの糸に気をつけるべきだろう。然しながら、粘液は熱に弱いので、口の中に焼夷手榴弾を投げ込むか、グレネードランチャーに装填する焼夷弾を撃てば無力化出来るだろう。
8.キメラ
蚤(ノミ)と人間の遺伝子を掛け合わせた生物兵器。普段は天井に張り付いており、空気や地面の振動で目標の大体の位置を補足し、臭いや体温で目標の正確な位置を割り出す。攻撃の際は、相手の死角から飛び掛かり、攻撃する。鋭利な爪があり、高いジャンプからの飛び掛かり攻撃の時に致命傷を喰らう場合があるので要注意である。対処方法としては、熱が弱点なので、焼夷手榴弾やグレネードランチャーに装填する焼夷弾が有効である。
9.タイラント
『アンブレラ社』が開発した、人型の生物兵器。『アンブレラ社』曰く、T-ウィルスでの最高傑作とあるが、我々『ナムオアダフモ機関』が製作したオリジナルのB.C.W.と比較すると、劣った生物兵器である。しかし戦力はそれなりに上なので、注意する事。
この生物兵器の特徴は、全体的に皮膚は灰色っぽく、いたる所に血管が露出していて、右胸部には心臓が露出しており、右腕は通常の人間と大差ないものの、左腕には異常に発達した鋭い爪がある事である。しかし、敏捷性能は高くなく、討伐は比較的簡単である。しかし、ある程度肉体が損傷すると、体内にある『プログラム-T』が発動し、すべての身体能力が向上、再生能力も最終段階に入り、傷を受けたら、一瞬で再生してしまう為、一撃で止めを刺す必要がある。『アンブレラ』では、この段階に入ることを『スーパー化』と呼んでいる。幸い、爆発物には弱いので、66mm程のロケット弾クラスの破壊力を持つ火器を当てれば、無力化できる。 』
「どうやらこれは、生物兵器の弱点等を記したものらしいね。」
と、スネ夫が言うと聖奈が喋る。
「でもこれがどうかしたんですか?」
と、聖奈が喋るとスネ夫が言う。
「いや、一応目を通したほうがいいでしょ。」
と、スネ夫が喋ると、のび太が喋る。
「・・・・・・でも、こんなのがあるって事は、ドラえもん達が仕掛けた計画を知っている者がこれを作ったって事でしょ。恐らくだけどドラえもんは大量のB.C.W.をこのススキヶ原に投入した筈だ。ここの地下研究所で保管していたB.C.W.だけがススキヶ原に居たとは考えにくい。だけどそうなると、この資料を作る理由が解らない。ドラえもんの計画を知っている者はこの研究に直接参加していないわけだし、わざわざ作る必要は無い筈だ。」
と、のび太が言うと、ジャイアンが言う。
「まぁ、細かいことはいいさ。それよりスネ夫、資料はこれだけか?」
と、ジャイアンが言うと、スネ夫は応えた。
「ん、まだひとつあるよ。こっちは訳が解らないけどね。」
と、言いながらスネ夫は一つの資料を見せた。それにはこう書いてあった。
『『『Ω-A.C.A.M』について』
『アンブレラ』で開発された、『タイラント』が、全ての身体能力が向上、再生能力においても、傷を受けたら、一瞬で再生してしまうこの現象は、『タイラント』の体内に存在する、活性細胞『プログラム-T』の影響である事が判明した。『プログラム-T』は、通常は発動しないが、素体のバイタル値(生命反応値)が危機的状況に陥ると、『プログラム-T』が発動し、筋肉組織及び神経細胞の膨張、そして損傷部位の修復を行う。この効果に着目し、人体に投与可能な薬品にしたのが、『Ω(オメガ)-A.C.A.M.(アクアム)』である。しかしこれには欠点があり、上記の『プログラム-T』と全く同じ効果を持っているが、薬効があまりにも強すぎるために、それに適応出来ずに数分で死に至る。それを回避するには、死に至るまでの間に、休息をしなければならない。然しながら、全く汎用性が無い訳ではなく、『Ω(オメガ)-A.C.A.M.(アクアム)』は上記の薬効の他にも使い道があり、それは、あらゆる毒物や薬物に完全に適応するという事であり、これに
より、人体に対して拒絶反応を起こしていた薬物の汎用化が出来る。然し、これにも問題点があり、『Ω(オメガ)-A.C.A.M.(アクアム)』にはブラックボックスがあまりにも多く、現在では、完全な解析がほぼ不可能となっており、研究は進んではいるものの、実用化には今だ至っていない。 』
「確かにこりゃ訳わかんねぇな。」
と、ジャイアンは言った。
「資料はこれだけだよ。」
と、スネ夫が言うと、燐が言う。
「じゃ、全員気を引き締めろよ。行くのは相手の本拠地だ。今までに無い、激しい戦いが待っているはずだ。」
と、燐が言った。全員は決意のこもった目をしていた。



その頃、地上の学校の校庭では、一機のヘリコプターが着陸していた。そしてそのヘリコプターの傍には1人の人物が居た。その人物がヘリコプターに乗り込むと、ヘリコプターは上空に飛び立った。ヘリコプターの中には二人の人物が居た。
「すみません、少々遅れました。ドラえもん様。」
そう言ったのは出木杉だった。ヘリコプターを操縦しているドラえもんは出木杉に話し掛けた。
「大丈夫だよ。こちらもいろいろとあってヘリコプターの起動が少し遅れたからね。」
と、ドラえもんが言うと、出木杉が言う。
「と、言うと?」
その出木杉の言葉にドラえもんは返す。
「いやぁちょっと、社員の・・・燐、といったかな?そいつにちょっと仕掛けを施されてねぇ。」
ドラえもんがそう言うと、出木杉が喋る。
「燐・・・。確か研究員の中で唯一の生存者ですか。」
出木杉のその言葉を聴くと、ドラえもんは応える。
「うん、そうだよ。彼女には驚かされる事ばかりだよ。入社して僅か3ヶ月でナムオアダフモ機関の実態に気づき、そして、それを踏まえた上で的確な行動をする。これ以上動かれるとまずいから、ススキヶ原研究所に異動させたんだけど、見事に生き残ったようだね。ナムオアダフモ機関の実態に気づいた奴は他にも何人か居たけど、燐以外の全員はその現実を受け入れなかったから簡単に始末出来たけどね。」