新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第14話
フレイムソードの燃える太刀がD‐16を破断する。斬られた箇所から炎の渦が激しく吹きだす。
ギュズゴゴゴォォオオオオオゴゴゴォォ・・・ヴァギャディガズドゥゴオオオオオオオオオォォンッッ!!!
ファイバードの背後で大爆発するD‐16。燃え上がる炎をバックにファイバードは炎が消えたフレイムソードを背部に収容する。戦闘が終了すると共に胸のフェニックスのエンブレムが消えた。
その後、人々がファイバードとエクスカイザーの前に集まり始めた。身動きが取れなくなってしまう。少々困り果てる2体。
ファイバード 『身動きが取れない・・・。』
エクスカイザー 『ははは。これは参ったな。』
周囲からは称える声が飛び交う。その中で澪達の声がマイクを伝わって響いた。主催者スタッフ達が機材を外へ持ってきてくれていたのだ。彼らもまたファイバードとエクスカイザーの活躍を称えていた。
澪 「こんにちは!!桜ヶ丘高校軽音部・放課後ティータイムです!!今日、また怪物災害が発生してしまいました。ですが、またその危険から彼らが守ってくれました!!ありがとう!!」
周囲から拍手が巻き起こる。ファイバードこと勇士朗は逆に照れくさかった。
澪 「私達は去年、ハカイジュウ災害に見舞われました。けど、その絶望からあなたに救ってもらいました。ここでまたお会いできたのも何かの縁だと想います・・・それじゃ、3曲連続でいきますっ!!1曲目、『ふでぺん〜ボールペン〜』っ!!」
♪ 「ふでペン〜ボールペン〜」 Vo:澪
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♪ 「ふわふわ時間」 Vo:澪&唯
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♪ 「私の恋はホッチキス」 Vo:澪&唯
タイトル紹介を挟みながら3曲が連続で演奏された。その後も唯のMCを挟みつつその後に「カレーのちライス」、「ギー太にくびったけ」、「HeatGoesBoom!!」が演奏された。
彼女たちにも続いて色んなバンドが率先して演奏を開始。飛んだ事態を挟んだが、チャリティーライヴは成功を収めた。
ファイバード 『胸に響くメロディー・・・命の声ですね。』
エクスカイザー 『ああ!我々のエネルギーとも共鳴するかのようだ!』
人々が集う光景を雄々しくそびえる2体勇者が見守っていた。
つづく
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第14話 作家名:Kブレイヴ