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衝動SSまとめ④(ZS)

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ゾロサン




2012/3/23更新

ゾロサンで、
ちょびっツパロの続きです。







――――――――――――――――――――



俺は少し前に、パソコンを買った。

人型で男の。

それは中古でデータとやらがそのまま残ってる。
普通は名前を付けたり、自分が必要なものをインスートル?
とかなんとかするらしいが、サンジは特に不便なことは何もなかった。
むしろ、中古でありがたい。


サンジは昔、レストランで働いていたらしい。
跡継ぎの居ないそこのオーナーがサンジを買った。
だが、後継者としてパソコンは認められなかった。
オーナーが死んだと同時に親族によって売られたらしい。

『悲しい感じというのはなんとなく分かる。
だが、パソコンだから本当に悲しくはない。』

サンジの言った言葉が、寂しかった。


パソコンは本当に人と見た目は何も変わらなくなってきている。
サンジも三角の耳の髪の隙間から出ていなければ人間にしか見えない。
表情も豊かで、個性があるようにも思える。
嬉しい、楽しい、悲しい、怒り、感情だってあるように感じた。
でもそれは、そう見えるだけに過ぎない。


それでも・・・感情があると思っても良いんじゃないか?


『辛かったら泣けばいい。』

『・・え』

『パソコンだろうが、何だろうが、
悲しけりゃ泣けるなら、泣けばいい。』

『・・・そっか。泣いていいのか。』


その後、サンジは泣いた。
俺は呼吸が苦しくなるはずが無いパソコンのサンジの背中をさすった。




翌朝、ゾロが目を覚ますと、そこにサンジは居なかった。
サンジが一人で外出するのは、ゾロの大学の送り迎えぐらい。
ゾロは何処に行ったのかと不安になる。

こういうときにどうしたらいいのか、分からずに混乱する。
とにかく、と着替えて外へ探しに行こうと靴を履きドアを開ける。

すると何かにぶつかった。
それはサンジだった。

「ゾロ出掛けるのか?」

「・・・何でもない。」

「・・・?」

ゾロは靴を脱ぎ、居間に戻る。
サンジは不思議に思いつつ後を追う。

「今日は特別メニューだ!!」

「何だそれ。」

居なかった理由は買出しか、と納得する。
そして腕をまくり、手際良く作り出す。
居間と一緒になった台所なので、ゾロはその一連をずっと見ていられた。
料理をしているサンジは楽しそうだ。

じゃんとテーブルに置かれたのは、

「サンジ特製オムライス。」

「・・・・美味そう。」

ゾロの知るオムライスは卵焼きがチキンライスに乗ったもの。
だが、サンジ特製はトロトロフワフワの卵が乗っかっていた。

「お食べ。」

「いただきます。」


自然な流れの提案だった。
あまりにサンジが楽しそうに料理をするから。

「お前、料理屋でバイトすれば?」

「・・・・・ぇ」

「楽しそうだからな。」

「・・ゾロ。」

「俺が大学の間は暇だろ?」

「良いのか?」

「悪いのか?」

「・・ははっ・・ありがとゾロ、嬉しい。」

その顔には毎回照れる。
初めて起動させた時と同じ顔。


ゾロの提案を受け入れたサンジはバイトを始めた。
バイト場では覚えているメニューを試したり、新たなメニューを覚えたり。
とても楽しそうにしていた。
その日の話を夕飯で聞く。二人の日課となっていった。

そしてある日、サンジはバイトで得たお金で俺にプレゼントをくれた。
それは金色の3連のピアスだった。
ゾロは一目で気に入り、珍しく分かりやすく喜んだ。

だが、右、左、とあったその片方をサンジに渡した。

「?」

「片方はお前にやる。」

「・・・でも、」

「穴空けれねぇなら持っててくれ。」

「だったら、お前が。」

「・・・お前と・・そのペアってことで。」

「・・・・照れてる。」

「うっせ!!」

「・・ゾローーーーーーー!!!!!」

「うぉっ!!!!!!??」

これはサンジが最近覚えたこと。
嬉しいときは抱きつく。(ゾロ限定)


ガチャリ――



「おーいゾロ・・・お前はそういうご趣味で。」

「誤解だウソップ!!!!!!!!!」


end


作品名:衝動SSまとめ④(ZS) 作家名:おこた