のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』
「つまりですね、『ナムオアダフモ機関』は、ススキヶ原でも、此処でも、生物兵器と『T-ウィルス』を散蒔(ばらま)いたでしょう?しかも、ススキヶ原に散蒔いた翌日には、此処で散蒔いています。例え、生物兵器の戦闘データを録る為とはいえ、些か事を大きくしすぎです。これじゃあ、国家権力から、営業停止命令が下るのもおかしくありません」
迅がそう言うと、燐は納得して言う。
「成る程、そう言われればそうだな。・・・・・・でも直接あいつ等に訊けば早いんじゃないか?」
燐がそう言うと、迅は応える。
「まあ、最終的にはそうしますけれどね。警戒はしておいて、損ではないかもしれません」
迅がそう言うと、燐はそれに肯定し、再び、戦闘ヘリの狙撃を再開した。燐が狙撃をしている間、迅は、遥か遠くの上空から来る援軍を確認した。
作品名:のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』 作家名:MONDOERA