二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

INDEX|46ページ/95ページ|

次のページ前のページ
 

「だから、何とかして毛髪の動きを止めてスタングレネードを仕掛ければなんとかなると思うんですが・・・」
のび太はそう言ったが、語尾が自信なさ気だった。
「でも、あの毛髪をどうやって止めるの?」
聖奈が唐突にそう言った。すると、のび太が応える。
「どうもねぇ、それが解らないんだよね」
のび太が申し訳なさそうに言った。すると、巌が言う。
「だが、音響手榴弾(スタングレネード)が奴に効かない訳じゃないと解っただけでかなりの進展だ。後はあの毛髪を封じればいいだけだからな」
巌が腰に『FNファイブセブン』を落としながらそう言った。すると、数秒経って、スネ夫が思い出した様に言う。
「あっ!!もしかしてあれがいいかな?」
スネ夫が唐突にそう言うと、巌がスネ夫に尋ねる。
「どうした?何かいい案でも浮かんだのか!」
巌がスネ夫にそう訊くと、スネ夫は応える。
「うん。さっき、あの隊員がのび太を投げ飛ばした時、あいつは全ての髪の毛でのび太を掴んでいた。だったらもしかすると、何かを掴んでいる最中は髪の毛を操作出来ないんじゃないかと思って・・・」
スネ夫がそう言うと、巌は言う。
「じゃあ、誰かが奴に掴まれれば奴は毛髪を動かせない訳だな。・・・・・・・・問題は、それが誰かって事だな」
巌がそう言った。しかし、全員は黙った。暫くすると、巌が口を開いた。
「・・・・・・・・まあ、いざという時は、俺が囮になる。まずは、銃弾による攻撃を仕掛け、その後に、作戦を行う」
巌がそう言うと、巌は異形の隊員に向かって行った。そして、他の全員も巌に続いて行った。異形の隊員は、のび太達の隠れていたすぐ傍まで来ていた。
「どうした?隠れん坊は終わったのか?」
隊員がそう言うと、ジャイアンが言い返す。
「てめぇごときに隠れる訳ねぇだろ!」
ジャイアンがそう叫ぶと、ジャイアンは太腿のホルスターから『デザートイーグル』を取り出し、発砲した。
しかし、毛髪により、銃弾は止められた。その直後、のび太が『レミントンM870』を発砲した。銃口から12ゲージショットシェルが射出され、ショットシェルの内部に装填されている球体状の弾丸が多数発射され、拡散した。弾丸は全て命中したが、又もや全弾止められた。
「休まずに撃ち続けろ!弾数で制圧しろ!!」
と、巌が叫ぶと、聖奈は、『H&K MP5K』を構え、真理奈は『H&K MP7』を構え、スネ夫は『FA-MAS』を構え、巌は『ベレッタM70』を構え、玲は、二挺の『H&K MP5K』を構えて撃ち続けた。
無数の弾丸が異形の隊員に撃ち込まれたが、殆どの弾丸が、隊員の毛髪に止められた。数発の弾丸が隊員に届いたものの、発達した骨格により、弾丸は止められた。
「ちっ、駄目か!」
巌がそう呟くと、巌はすぐに動けるように準備した。すると、真理奈が巌に近づいて巌に話し掛けた。
「巌さん。スタングレネードを投げて!」
真理奈のその言葉を聴いた巌は真理奈に尋ねる。
「何でだ?何か策でもあるのか?」
巌が真理奈にそう訊くと、真理奈は応える。
「いいから!早くしないと!!」
真理奈がそう言うと、巌は腑に落ちない様子で、音響手榴弾(スタングレネード)を異形の隊員の眼前向けて投げた。すると、音響手榴弾(スタングレネード)が、強力な閃光と強烈な爆音を放った。巌はその際に目を瞑り、耳を塞いだ。












音響手榴弾(スタングレネード)の音響と閃光が止んだ頃、巌は目を開け、塞いでいた耳に当てていた手を放した。すると、目前には意外な光景があった。
「真理奈!」
巌はそう叫んだ。真理奈は隊員の毛髪に捕縛されながらも、隊員に掴み掛かっていた。
「今の内に撃って!早く!!」
真理奈はそう叫んだ。しかし、巌は、真理奈へ流れ弾が当たる事を危惧しているのか、発砲するのを躊躇(ためら)っていた。すると、巌のすぐ傍から何かの音が幾つか聞こえてきた。そして、そのすぐ後に、『9mmパラベラム弾』が8発程、隊員の頭部に、寸分狂わず当たった。巌は、先程聞こえた音が銃声だと理解すると、先程、銃声が聞こえてきた方向を向いた。






















すると、そこには、『ベレッタM92FS』を構え、その銃口を真っ直ぐ、隊員の頭部に向けているのび太がいた。のび太の構えている『ベレッタM92FS』の銃口からは、硝煙が立ち上っていた。
すると、玲とジャイアンが隊員に向かって行った。そして、玲が隊員の毛髪をナイフで切り裂き、ジャイアンは力ずくで、真理奈を隊員から引き離した。そして、玲と真理奈とジャイアンの3人が隊員から離れると、巌は弾倉内に装填されている全ての弾薬を撃ち放った。


多少、対象から逸れた弾丸が数発あったものの、殆どの弾丸は隊員の頭部や胸部、腹部に命中した。弾倉内に装填されていた12発全ての弾薬を撃ち切った為、巌は、構えていた『FNファイブセブン』を左手に持ち、まだ熱くなっている銃口を隊員の方に向け、右手を、右腿のホルスターに収納している、『S&W M945』に向かわせ、『S&W M945』のグリップを掴み、いつでも射撃出来るようにした。
「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
すると、唸り声を挙げて、異形の隊員は向かってきた。巌は躊躇(ためら)わずに、『S&W M945』をありったけ連射した。弾倉内に装填されている、8発の『.45ACP弾』は、隊員の膝や脛辺りに命中した。しかし、隊員はそれでも、巌向かって、走ってきた。その瞬間、のび太は、『スタームルガーレッドホーク』を隊員に構えていた。そして、隊員の頭部に向けて1発撃った。『スタームルガーレッドホーク』から放たれた弾丸は、見事に隊員の頭部に命中し、『.44マグナム弾』の直撃で、隊員の頭部にある"保護骨格"は粉砕した。のび太は再び、隊員の頭部に狙いを付けると、すぐさま、発砲した。『.44マグナム弾』は、隊員の額の右側に直撃し、隊員の頭部の右半分は無くなった。

しかし、それでも、異形の隊員の動きは止まらなかった。
のび太は続けて、隊員のボディに『.44マグナム弾』を撃ち続けた。





『スタームルガーレッドホーク』に装填されている、5発の『.44マグナム弾』を全て撃ち込んだものの、隊員の動きは止まらなかった。
遂にのび太の目の前まで、異形の隊員が迫ってきた。そして、異形の隊員がのび太に爪を伸ばしてきた時の事だった。















































































のび太のすぐ後ろで、強烈な銃声が聞こえたかと思うと、異形の隊員の上半身が消し飛んでいた。のび太に伸ばしていた、隊員の爪は、のび太に届く事なく、地面に落ちた。のび太が後ろを振り向くと、『S&W M500』を構えている巌がいた。巌は暫く、倒れた異形の隊員に銃口を向けて、警戒していたが、数秒すると、銃をしまい、
「どうやら終わったようだな」
と、言った。すると、巌は、真理奈の方を向き、真理奈に駆け寄って、尋ねた。