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のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

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 玲は、そう言いながら、部屋の扉まで移動し、部屋から出た。玲のその言葉を聴いた聖奈と燐も、部屋を出て行く玲に着いて行った。そして、行ってない通路の方に行った。10m程進むと、行き止まりの扉に着いた。その扉は、今までの扉とは違い、研究所にある様な大きな扉だった。その扉の上部にあるプレートには、『ハーブ培養実験室』と書かれていた。玲は、警戒しながら、ゆっくりとその扉を開け、部屋に入って行った。

























部屋の中は、高校の一般教室ぐらいの広さがあり、部屋の奥の方に、巨大な機材があり、その機材は、部屋の半分近くを占領していた。玲達はゆっくりと、その機材に近づいていった。
その機材は、手前の方に、巨大なキーボードがあり、正面には、巨大なディスプレイがあった。そのディスプレイには、こう表示されていた。
『現在、プレパレーションポートには、何もセットされていません。』
 その表示を見た玲は言う。
「……これは、ハーブの調合を行うコンピュータかしら? かなり大規模な物だけど。…聖奈ちゃんはどう思う?」
 玲がそう言うと、いきなり話を振られた聖奈は少し驚いたが、すぐに返答した。
「何でしょう? 調合する時に、正確な分量とかが必要なときに使うんでしょうか?」
 聖奈はそう応えた。しかし、聖奈は何か心の中で引っ掛かっていた。
(……実際、只の調合にこんな機械を使う事なんてまず無い筈。さっきの資料といい、この機械といい、何か嫌な予感がするわ。)
 …今の私の頭の中ではそう思っていた。しかし、果たしてそんな生半可なもので終わるのだろうか?『ナムオアダフモ機関』は、世間的に見れば、明らかに常軌を逸している。でも、まだ何かある。『ナムオアダフモ機関』よりも強大な"もの"が。それが何かは解らない。