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のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

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のび太は片手を付いて着地した。その後、2体の『キメラ』が落ちてきたがキメラは動かなかった。のび太は上を見た。すると、燐と真理奈が梯子を降っているところだった。のび太は次に一階のフロアを見た。B.C.W.の数はとても多く、全部で50体程居た。先程の銃声が聞こえたのか、こっちへ一直線に向かって来た。
「・・・こんなに生物兵器が居るとは思わなかったな。まずはあそこに居るゾンビ共を片付けなければならないな」
と、のび太が言うと、のび太は『ベレッタM92』にハンドガンの予備マガジンを再装填し、向こう側に居る数体のゾンビの頭部を狙い、撃った。ゾンビの数は10体にも満たなかったので、割と容易にゾンビは片付いた。しかし、『ブレインディモス』をはじめ、『ハンター』や『キメラ』が大量にこちらへ向かって来るので、戦況はどちらかと言うと危うい状況だった。すると、後方から声が聞こえてきた。
「・・・・・・生物兵器がこんなに・・・・・」
と、呟いたのは真理奈だった。燐と真理奈が降りてきたのを確認すると、のび太は喋った。
「燐さん、真理奈ちゃん。3人でバラバラに散開して3方向から同時に撃ちましょう。その方が安全で効率的です」
と、のび太が言うと、燐も喋る。
「確かにのび太の言う通りだな。散開すれば相手の戦力も分散できるからな。よし、もたもたしている暇は無い。すぐに行動に移るぞ!あたしは左へ周る。真理奈は右に周って射撃してくれ。のび太はその場で撃ってくれ」
と、燐が言うと、燐は左の方へ周り、真理奈は右の方へ周った。そしてのび太は片っ端からB.C.W.を『ベレッタM92』で撃っていった。燐は『ベネリM4』と呼ばれるセミオートショットガンを次々とB.C.W.に撃ち込んでいった。真理奈は『H&K MP7』という名のサブマシンガンのストックを延ばし、肩に抱えながらB.C.W.に連射していく。大量に居たかに見えたそのB.C.W.共は、確実に数を減らしていった。
のび太はふと、視界の端で何かが動いた気がして後ろを振り向いた。すると後ろには、上から落ちてきて息絶えたかに見えた2体の『キメラ』だった。
「「KSHAAAAAAAAAAA!!」」
キメラは唸り声を挙げながらのび太に接近してくる。のび太はキメラを横に跳んで避わし、ハンドガンを撃ち込んだ。
「「KSHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」」
断末魔の叫び声を挙げて、2体のキメラは今度こそ絶命した。のび太は再び1階のフロアを見た。そこには、まだ大量のB.C.W.が居た。玄関の方を見ると、大量のB.C.W.が玄関から入って来るのが確認できた。このままでは、埒が明かないと考えたのび太は燐に話し掛けた。
「燐さん。このままでは数で押し負けるこちらが不利です。B.C.W.は玄関から入って来るようですから、玄関にロケットランチャーを撃ち込んだ方がいいと思うんですが」
のび太のその言葉を聴いた燐は頷き、装備していた『ベネリM4』をしまい、新たに『RPG-7』を構えて、玄関に居る大量のB.C.W.が固まっている所目掛けてロケットランチャーを撃った。『RPG-7』から放たれた『85mm榴弾』は10m程飛ぶと、安定翼を展開し、再加速していき、玄関付近に固まっているB.C.W.に着弾すると、爆音を轟かせながら、周囲のB.C.W.を巻き込んで炸裂した。続いて燐が、破片散弾榴弾(ボール爆弾)を玄関の外側に投げ入れた。数秒すると、散布された小爆弾が炸裂し、玄関付近に居たB.C.W.は1体残らず一掃された。
「邪魔者は消えたな。よし、さっさと出るぞ!」
と、燐が言うと、3人はビルを出た。すると、真理奈が燐に訊く。
「ところで、動物園はどっちの方向にあるんですか?」
真理奈のその言葉を聴いた燐は応える。
「この道を真っ直ぐ行けば見えてくる筈だ。そこからの詳しい経路は行ってから説明する。今言っても解らないだろうからな」
と、燐が言った。3人は燐の言葉通り、道を真っ直ぐ進んで行った。