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チャーハンを美味しく食べる方法

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俺は今、虎徹さんの部屋にいる。そして...

「バニー。頭いて~。鼻水出る。気持ち悪い...」

虎徹さんは寝込んでいます。

「当り前でしょう。風を引いているんですから。指令がきてもてもちゃんと寝てて下さいよ。風邪の彼方に来てもらっても迷惑ですから」

彼は先日。強盗事件で犯人を追っている途中、池に落ちるという失態をしてしまい。その後、濡れたままの状態で寝たらしい。はぁ。本当にこの人は間抜けと云うかバカと云うか。

「はいはい。...なあ、バニー」

「なんですか?」

「チャーハン食ベたい」

「分かりました。出前たのんで」

「いや、お前のチャーハンが食べたい」

虎徹さんは俺にそう云った。でも俺のチャーハンは少し否、かなり不味くて人に「美味しい」と云ってもらえるようなのは作れない。虎徹さんにはちゃんと栄養取ってほしいのだが、こうも真剣な眼差しを受けてしまうと否定しようにも否定出来ない。

「それ、俺の作ったチャーハンの不味さ分かってて云ってます?」

「不味いとか....お前のチャーハンが食えれば元気が出るからそんなの関係ねーよ」

「...っ」

如何してこの人は俺にこんな嬉しいことを云ってくれるのだろう。...胸が熱い。心臓の音が普段よりもはっきりと聞こえてくる。如何しよう俺、多分今顔が真っ赤だ...。

「材料とか台所にあるから......バニー?お~い。ゲホゲホ....。ああ無理ならいいんだk」

「作ってきます。作りますから、待ってて下さい。」

俺は真っ赤な顔を隠すようにして、虎徹さんの部屋を出た。