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PN悠祐希
PN悠祐希
novelistID. 37045
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魔法少女おりこ★マギカR

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 そして、何より…自分の全てをなげうってでも助けたかった存在が…もう、完全に手の届かない所にいってしまったはずの親友が、彼女のおかげで、ここにいる…
 とにかく、それが嬉しくて仕方がなかった。
 ゆえに、ほむらは、それ以上の事は口にしなかった。
「…そう」
 織莉子も、それ以上は、何も訊こうとはしなかった。
「そういえば、まだ、言っていなかったわね…」
 と、ほむらが、唐突に、頭を下げ…
「まどかを助けてくれて、本当に、ありがとう」
 織莉子に、感謝の言葉を述べた。
「ほむらさん…そんな、やめて下さらない…」
 突然、頭を下げられ、感謝され、織莉子は困惑した。
「いいえ…例え記憶はなくても、まどかは、私の親友…全てを賭けて守りたかった、たった一人の最高の友達。その まどかを、あなたは助けてくれた。だから、感謝させて欲しいの…
そして、これからの事を、是非、手伝わせて欲しい。まどかのことは勿論だけど、あなた達に、他の誰かの手を必要とするような事態が起こった時は、遠慮なく助けを求めて欲しい」
誰にも頼らず、独りで…と考えてきた ほむらの心境が、ガラリと変わった瞬間でもあった。
 もちろん、織莉子と関わっていれば、まどかとの関わりも保てる…という打算も、ないわけではなかった。
しかし、決して、それだけではない…言葉どおりの、織莉子に対する想いも、間違いなく存在した。
「そう言ってもらえて、嬉しいわ。こちらこそ、よろしくね、ほむらさん」
 織莉子も、そんな ほむらの申し出を、快く受け入れた。