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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第20話

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  第20話 「驚愕の生体兵器」


  宿泊で泊まる宿でジャージに着替える澪達。とんだ災難に見舞われた彼女達はここでようやく一息つくことが出来た。紬が宿で用意してくれていたお茶を淹れる。

  律 「かぁーっ!!やっと羽が伸ばせるぜー!!!」

  唯 「ほんとだよー。一時はどうなるかと思ったよー。」

  唯と律がぐだーっと寝そべって体を伸ばす。しばらくすると、災難に遭って疲れたためか、二人揃って寝始めた。

  その横で澪と和が紬が淹れたほうじ茶を飲む。

  和 「ずず・・・ふぅ・・・ホント、飛んだ災難だったわね。あんなに危険な目に遭ったのにみんな無事で何よりだわ。唯も律も寝ちゃってる・・・。」

  澪 「夕食まで時間あるし、しばらく寝かせてあげよっか・・・ずずず・・・・。」

  澪は二人を見ながらほうじ茶を口に運ぶ。そして今日の出来事を話しながら思い返す。

  澪 「ふぅ・・・今回はホント、マイトガインに助けられたよ。一時はどうなるかと思った・・・まさか修学旅行に来てまであんな危険な目に遭うなんて・・・・それにムギの大胆なところも見ちゃったし!」

  和 「確かに大胆だったわね・・・正直、スゴイと思ったけど。」

  舞人に抱きつく紬の図の回想が澪と和に流れる。少し照れながら紬は、ほうじ茶をすすった。話は小さな恋バナに発展する。

  紬 「えへへー。でも、私も舞人君に会えたの久しぶりだったんだぁ。ずずず・・・。」

  和 「あの有名な旋風寺舞人がムギの彼氏だなんて・・・驚いたわ。」

  紬 「彼はイッコ下の幼なじみなの。昔からヒーローになってやるんだーって張り切っていたもの・・・・今は本当のヒーローになっちゃったけどね。」

  和 「ヒーローかぁ・・・ずずず・・・。」

  和は唯の従兄・勇の事を想い返す。彼女にとって勇がヒーローなのだ。澪も勇士朗を想い返す。

  澪 「私のヒーローは、ファイバードの勇士朗君かな。命の恩人だしな・・・。」

  和 「私はエクスカイザー・・・っていうか唯の従兄のお兄さん・・・かな?前に助けてもらったときからチョット気になってるのよ・・・。」

  和の発言に目を輝かせる紬。和の思い切った発言に澪も驚いた。

  紬 「おお〜♪」

  澪 「ホントか和!?じゃあ、超チャンスじゃないか!!」

  和 「でも、それが難しいんだって!」

  紬 「それにしても私達のヒーローがみんなロボット関係だなんて。これも運命なのかしら?」

  澪 「運命・・・か・・・かもしれないな。」



  食事が終わり、皆は入浴の時間となる。体を洗いながら紬は澪の髪を褒める。

  紬 「澪ちゃんて、髪が綺麗よね?」

  澪 「そうか・・・?でも冬とかになると手入れが難しいんだ。そういうムギも髪が綺麗だぞ?」

  紬 「そう?ふふふ、ありがとう!」

  楽しげに会話をする澪と紬。隣で律がやたらに澪と紬の胸を注視しては自分の胸と比べていた。

  律 「・・・・むきー!!くらええええええ!!!」

    ばしゃああああああ!!

  シャワーで澪に零距離射撃(?)する律。相当胸の差が悔しいらしい。紬までとばっちりを受けている。だが、何気に楽しそうだ。

  澪 「わああああ?!!なにするんだ律ぅっ!!」

  紬 「きゃああああ!」  

  律 「ムギもいっしょだー!!このこのー!!」

    ばしゃしゃしゃしゃあああ!!

  澪 「やめろ!!律!!やめろっていってるだろー!!」

  ゲンコツをもらって湯につかる律。

  律 「いてー・・・。」

  澪 「まったく・・・胸ばっかりはどうこうなる問題じゃないだろ・・・。」

  律 「けー!!ぶーぶー!!じゃ、せめて髪伸ばそうかなー?」

  唯 「やめた方がいいよ。妖怪になっちゃう。」  

  律 「なんだ?!!妖怪って?!!」

  唯は前髪だけが伸びた律を想像した様だ。時同じくして、勇士朗たちはいつもの高台の山でたむろっていた。男子高校生のボーイズトークが盛り上がる。

  光 「・・・・唯ちゃん達、今頃風呂入ってるのかな?」

  俊 「そうだな、時間帯が時間帯だ。露天風呂でも入ってるんじゃねーか?」

  光 「風呂オオオオ!!キター!!!」

  「風呂」というキーワードでテンションが上がる光。俊が即、ツッコミを入れる。

  俊 「何が『キター!!!』だ!!エロガキめっ!!!」

  光 「うるせーっ!!想像力がフル稼働するんだよ!!」

  蓮がやれやれといった感じで光に溢す。

  蓮 「はぁ〜、お前ってホント唯ちゃん好きなんだな〜。」

  光 「おう!!一途だっ!!文句あっか??!」

  蓮はシュピンッと振り向いてギュァッと光に迫った。そして、ぬーんと催眠術をかけるようにささやく。ヤロートークが本格的になっていく。

  蓮 「そーぞーしてみてください・・・今、唯ちゃんはお風呂で体を洗っています・・・おお・・・可愛い胸・・・綺麗な肌・・・ふくらはぎ・・・しなやかな体を撫でるように洗っております!!」

  光の豊かな想像力がMAXになり、よりテンションが上がって意味不明な声を上げた。

  光 「むほほふぁあああい!!!」

  俊 「マジアホ・・・。」

  勇士朗 「はははは・・・光らしいや・・・。」

  次に蓮は、くあっとなって勇士朗に同じように迫る。

  蓮 「今、澪ちゃんがッ・・・!!!」

  勇士朗 「うぜーッ!!よるなっ!!」

  その後、更に激化していくヤロートーク。彼女達のバストの話で盛り上がる。

  蓮 「やっぱ、澪ちゃんはスタイル抜群だよなー!!胸もEかFくらいあるべ?」

  勇士朗も澪のスタイルを何故か裸を想像しながら赤くなる。

  勇士朗 「ぐ・・・た、確かにスタイル抜群・・・うっ!!」

  そんな勇士朗に光と蓮が下ネタの追い討ち(?)を仕掛ける。

  光 「ひょっとして澪ちゃんのナイスバディーな体にがっつきたくて迫ったのか?!!」

  蓮 「揉みたくなってたまらねーんだろ??!毎日『おかず』にしてるんだろー?!!」

  勇士朗 「う、うるせー!!そ、そんなんじゃねーっ!!!俺は純粋に人目惚れしたんだよっっ!!!」

  迫る二人に勇士朗は反発する。無理もない。だが動揺しているのもまた事実だった。

  光 「まーまー、ムキになるなって、おにーさん!!俺もぶっちゃけ唯ちゃんを『おかず』にがんばってるから!!」

  蓮 「自分で言うな!!!ん〜・・・律っちゃんは・・・Cくらいか?で唯ちゃんがD?俺はそう思うぜ。」

  光 「むぉおおっD!!頭文字Dっっ!!!ヴォオオオオンッッ!!!揉みてぇええええ!!!」

  俊は興奮する光をあえてスルーして自分の意見を言い放つ。

  俊 「・・・・・・あと、ムギちゃんもなかなかのスタイルしているな。多分、EかFくらいあるはず。」

  蓮 「おお〜・・・確かに。で、梓ちゃんは?」