新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第23話
第23話 「激震の立川」
千葉での生物災害を収束させた勇者特急隊の3機。千葉駅周辺のビル群に雄々しくそびえていた。
舞人は被害にあったこの地域における事後処理活動を指示する。
舞人 「立川の方は彼らに任せよう!俺達は、被害の事後処理活動に移る!俺達3機で手分けしながら人命救助活動やその他の瓦礫処理等を行なう!!俺が今から送信する地図データのエリアに回ってくれ!!」
ストライクボンバー&フレアダイバー 『了解!!』
舞人は、地図データと現在の状況のデータを彼らの超AI内に送信する。
舞人 (要さん達がこっちに来れるのは長く後になるだろうな。だからこういった後のコトは、俺達もやらなければならない!!)
ファイアージェットから撃ち放たれたフレアミサイルが、D‐17Aに全弾が直撃する。
ズギャドォゴゴゴゴゴゴオオオオオオッッ!!!
D‐17A 「ガギャガガガアアアアッ!!」
爆炎がD‐17の表面上を覆った。その頭上を飛び去るファイアージェット。
ハッチが開き、勇士朗が外へと身を投げて叫ぶ。
勇士朗 「ファイアー・・・ジェエエエットッッ!!!」
真近くにいたファイヤージェットがその叫びに呼応して、ファイバードへと変形する。ファイバードの胸部へと光球と化した勇士朗が飛び込む。
ファイバード 『チェエエエンジッ!!ファイッバァァァドッッ!!!』
意思を灯したファイバードが、D‐17Aと対峙する。
両腕の先端から生える、刀にも似た形状の一本の爪を構えるD‐17A。爪を振りかざしてファイバードに襲い掛かる。
D‐17 「シャギャアアアアアッ!!」
ファイバード 『!!』
ブウゥゥンッ・・・!!
横へそれながらこれをかわすファイバード。だが、縦横無尽に攻撃が襲い掛かる。
D‐16A 「グルルルルゥ・・・・!!!」
シュンッ、シュオンッ、ブォォォッ、ギュオンッ、シュファンッ・・・
ファイバード 『ちっ・・・・!!ダイナバスター!!』
ダガガガガガガアアァァァァッ!!
ドドォドォドォゴォオンッ!!
正面から牽制するファイバード。煙幕に包まれたD‐17Aとの間合いを取る為に後方へと下がる。
だが、煙幕を突き抜けながらD‐17Aがファイバードに飛び掛る!
D‐17A 「シュギャアッ!!」
ファイバード 『速い・・・!!』
グワッと振られた爪がファイバードを突き上げる。
バキャガァアアアッッ!!!
ファイバード 『がはぁぁあああっっ・・・!!!』
ズゴオオオオオオォォォ・・・・
ビル群に激突し、崩れ去るビルにファイバードは埋もれてしまう。
瓦礫を押しのけて立ち上がるファイバード。だが、既に頭上からD‐17Aが襲い掛かって来ていた。突き刺すように降下するD‐17A。
ドォガギャアアアアアアアアッッ!!!
鋭利な一本爪が激しく地面に突き刺さる。砕かれた瓦礫が四散する。
間一髪でジャンプしてかわしたファイバードが、反撃に出る。
ファイバード 『だりゃああああっ!!』
ギュオッ・・・・ドォゴォオオオンッッ!!
拳を振りかぶってD‐17Aに反撃するファイバード。鋼の拳が、D‐17の頬に直撃した。
だが、踏ん張りながら左腕を大きく振るうD‐17A。ファイバードの胸部を斬り払う。
バキャアアアアッッ!!!
ファイバード 『ぐがあああっ・・・・・おおおお!!』
ディダガガガガガガガァァァァァッッッ!!!
ドォドォドォドォギャァァアアアアアアアッッ!!!
ファイバードも踏ん張りながら至近距離から両腕のダイナバスターを撃つ。威力は知れているが、零距離射撃ゆえにそれなりのダメージを与える。
D‐16A 「ギュウウウウウッッ・・・!!!」
若干怯むD‐16A。そこへさらにファイバードの拳が打ち込まれる。
ファイバード 『であっ・・・!!!』
ドォゴガアアアッッッ!!
再び踏ん張り、体制を保つD‐17A。両者は睨みあうようにファイティングポーズで対峙する。
一方、エクスカイザーと勇。エクスカイザーがキングローダーを立川の上空に召喚する。
エクスカイザー 『キングローダァァァァ!!!』
上空より飛来したキングローダーが、空中で合体形態へ変形し、その中へ駆け出したエクスカイザーが飛び込む。
エクスカイザー 『とおおっ・・・・・・・・・フォーム・アップッ!!』
キングローダーの内部にエクスカイザーを収容、胸部にライオンフェイスが浮かび、現れた頭部にフェイスガードが装備される。
勇 「カイザーフュージョン!!」
勇が叫ぶと、キングエクスカイザーの額から放たれた光が勇を照らす。光に吸い込まれるように勇が上昇していく。
キングエクスカイザーの額に勇が取り込まれると、キングエクスカイザーの瞳に光が灯った。
キングエクスカイザー 『融合巨大合体!!キングエクスカイザー!!!』
キングエクスカイザーは、地面に着地すると同時にカイザービームを放つ。ライオンの両眼から放たれるレインボーカラーのビームがD‐17Bに直撃する。
キングエクスカイザー 『カイザービィィィムッッ!!!』
ビギュイイィイイイイィィィッ!!
ズドォガァアアアアアアアッッッ!!!
D‐16B 「ギュウグウウウウッ!!」
呻きながらカイザービームを耐えるD‐17B。
耐え切ったD‐17Bは、左片方のみに生えたショーテル状の爪をふりかざして、咆哮しながらキングエクスカイザーに迫る。
ファイバードと戦闘中の個体に比べ、ずんぐりしている巨躯が地響きを奏でる。キングエクスカイザーに接近すると、左腕を振り下ろす。
D‐17B 「ガアアアアアアアッッ!!」
ヒュオオオオッッ!!
キングエクスカイザー 『ふんっ!!』
ガキイイイイイイッッッ!!!
右腕でこの攻撃をガードするキングエクスカイザー。左腕をかざし、カイザーショットを見舞う。
キングエクスカイザー 『カイザーショットッッ!!』
ガシュオオォッッ!!
ザガシュガッッ・・・・ボヴァガァアアアアッッ!!
D‐17B 「グギェラアアッ!!」
D‐17Bの胸部を裂きながら、カイザーショットのカッターが食い込んで爆発した。
唾液を飛ばして苦しむD‐17B。その隙にキングエクスカイザーはカイザーソードを右脚から抜く。
キングエクスカイザー 『カイザーソードッッ!!』
カイザーソードを両手に握り締めて、D‐17Bに切先を向ける。だがその時、カイザーソードに便乗するかのごとく、突如としてD‐17Bのショーテル状の爪が巨大化。斬艦刀のようなスケールとなる。
千葉での生物災害を収束させた勇者特急隊の3機。千葉駅周辺のビル群に雄々しくそびえていた。
舞人は被害にあったこの地域における事後処理活動を指示する。
舞人 「立川の方は彼らに任せよう!俺達は、被害の事後処理活動に移る!俺達3機で手分けしながら人命救助活動やその他の瓦礫処理等を行なう!!俺が今から送信する地図データのエリアに回ってくれ!!」
ストライクボンバー&フレアダイバー 『了解!!』
舞人は、地図データと現在の状況のデータを彼らの超AI内に送信する。
舞人 (要さん達がこっちに来れるのは長く後になるだろうな。だからこういった後のコトは、俺達もやらなければならない!!)
ファイアージェットから撃ち放たれたフレアミサイルが、D‐17Aに全弾が直撃する。
ズギャドォゴゴゴゴゴゴオオオオオオッッ!!!
D‐17A 「ガギャガガガアアアアッ!!」
爆炎がD‐17の表面上を覆った。その頭上を飛び去るファイアージェット。
ハッチが開き、勇士朗が外へと身を投げて叫ぶ。
勇士朗 「ファイアー・・・ジェエエエットッッ!!!」
真近くにいたファイヤージェットがその叫びに呼応して、ファイバードへと変形する。ファイバードの胸部へと光球と化した勇士朗が飛び込む。
ファイバード 『チェエエエンジッ!!ファイッバァァァドッッ!!!』
意思を灯したファイバードが、D‐17Aと対峙する。
両腕の先端から生える、刀にも似た形状の一本の爪を構えるD‐17A。爪を振りかざしてファイバードに襲い掛かる。
D‐17 「シャギャアアアアアッ!!」
ファイバード 『!!』
ブウゥゥンッ・・・!!
横へそれながらこれをかわすファイバード。だが、縦横無尽に攻撃が襲い掛かる。
D‐16A 「グルルルルゥ・・・・!!!」
シュンッ、シュオンッ、ブォォォッ、ギュオンッ、シュファンッ・・・
ファイバード 『ちっ・・・・!!ダイナバスター!!』
ダガガガガガガアアァァァァッ!!
ドドォドォドォゴォオンッ!!
正面から牽制するファイバード。煙幕に包まれたD‐17Aとの間合いを取る為に後方へと下がる。
だが、煙幕を突き抜けながらD‐17Aがファイバードに飛び掛る!
D‐17A 「シュギャアッ!!」
ファイバード 『速い・・・!!』
グワッと振られた爪がファイバードを突き上げる。
バキャガァアアアッッ!!!
ファイバード 『がはぁぁあああっっ・・・!!!』
ズゴオオオオオオォォォ・・・・
ビル群に激突し、崩れ去るビルにファイバードは埋もれてしまう。
瓦礫を押しのけて立ち上がるファイバード。だが、既に頭上からD‐17Aが襲い掛かって来ていた。突き刺すように降下するD‐17A。
ドォガギャアアアアアアアアッッ!!!
鋭利な一本爪が激しく地面に突き刺さる。砕かれた瓦礫が四散する。
間一髪でジャンプしてかわしたファイバードが、反撃に出る。
ファイバード 『だりゃああああっ!!』
ギュオッ・・・・ドォゴォオオオンッッ!!
拳を振りかぶってD‐17Aに反撃するファイバード。鋼の拳が、D‐17の頬に直撃した。
だが、踏ん張りながら左腕を大きく振るうD‐17A。ファイバードの胸部を斬り払う。
バキャアアアアッッ!!!
ファイバード 『ぐがあああっ・・・・・おおおお!!』
ディダガガガガガガガァァァァァッッッ!!!
ドォドォドォドォギャァァアアアアアアアッッ!!!
ファイバードも踏ん張りながら至近距離から両腕のダイナバスターを撃つ。威力は知れているが、零距離射撃ゆえにそれなりのダメージを与える。
D‐16A 「ギュウウウウウッッ・・・!!!」
若干怯むD‐16A。そこへさらにファイバードの拳が打ち込まれる。
ファイバード 『であっ・・・!!!』
ドォゴガアアアッッッ!!
再び踏ん張り、体制を保つD‐17A。両者は睨みあうようにファイティングポーズで対峙する。
一方、エクスカイザーと勇。エクスカイザーがキングローダーを立川の上空に召喚する。
エクスカイザー 『キングローダァァァァ!!!』
上空より飛来したキングローダーが、空中で合体形態へ変形し、その中へ駆け出したエクスカイザーが飛び込む。
エクスカイザー 『とおおっ・・・・・・・・・フォーム・アップッ!!』
キングローダーの内部にエクスカイザーを収容、胸部にライオンフェイスが浮かび、現れた頭部にフェイスガードが装備される。
勇 「カイザーフュージョン!!」
勇が叫ぶと、キングエクスカイザーの額から放たれた光が勇を照らす。光に吸い込まれるように勇が上昇していく。
キングエクスカイザーの額に勇が取り込まれると、キングエクスカイザーの瞳に光が灯った。
キングエクスカイザー 『融合巨大合体!!キングエクスカイザー!!!』
キングエクスカイザーは、地面に着地すると同時にカイザービームを放つ。ライオンの両眼から放たれるレインボーカラーのビームがD‐17Bに直撃する。
キングエクスカイザー 『カイザービィィィムッッ!!!』
ビギュイイィイイイイィィィッ!!
ズドォガァアアアアアアアッッッ!!!
D‐16B 「ギュウグウウウウッ!!」
呻きながらカイザービームを耐えるD‐17B。
耐え切ったD‐17Bは、左片方のみに生えたショーテル状の爪をふりかざして、咆哮しながらキングエクスカイザーに迫る。
ファイバードと戦闘中の個体に比べ、ずんぐりしている巨躯が地響きを奏でる。キングエクスカイザーに接近すると、左腕を振り下ろす。
D‐17B 「ガアアアアアアアッッ!!」
ヒュオオオオッッ!!
キングエクスカイザー 『ふんっ!!』
ガキイイイイイイッッッ!!!
右腕でこの攻撃をガードするキングエクスカイザー。左腕をかざし、カイザーショットを見舞う。
キングエクスカイザー 『カイザーショットッッ!!』
ガシュオオォッッ!!
ザガシュガッッ・・・・ボヴァガァアアアアッッ!!
D‐17B 「グギェラアアッ!!」
D‐17Bの胸部を裂きながら、カイザーショットのカッターが食い込んで爆発した。
唾液を飛ばして苦しむD‐17B。その隙にキングエクスカイザーはカイザーソードを右脚から抜く。
キングエクスカイザー 『カイザーソードッッ!!』
カイザーソードを両手に握り締めて、D‐17Bに切先を向ける。だがその時、カイザーソードに便乗するかのごとく、突如としてD‐17Bのショーテル状の爪が巨大化。斬艦刀のようなスケールとなる。
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第23話 作家名:Kブレイヴ