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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第23話

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  後方へジャンプしながら間合いをとるファイバード。胸のサンスライサーを取り外して、D‐17Aへと投げる。

  ファイバード 『サン・スライサーッ!!!』

    フュフォオオオォッ・・・・・・・・ザギャアアアアッ!!!

  D‐17A 「ヴァキャゴオオッ!!?」

  サンスライサーが爪を切断する。だが、D‐17Aは怯む事無く、ジャンプしながら体を丸め、回転しながらファイバードにニードルアタックを繰り出す。

  ファイバードはかわす事無く、迫る回転体をフレイムソードの一刀の許叩き伏せる。

  ファイバード 『攻めこそが・・・・最大の防御っ!!でやああああああああっ!!!』

    ギュファンッッ・・・・・ズダギャゴオオオオオオオオォォォォォッッッッ!!!!

  思いっきり地面に叩きつけられるD‐17A。コンクリートが激しく陥没する。

  再び体制を建て直し、手放したJバスターを装備するジェイデッカー。

  銃口を崩れこむD‐17Aに向けられる。

  ジェイデッカー 『ターゲット・・・・ロック・オン!』

  吉崎 「ジェイデッカー、再び体制を整えました!Jバスター、グレーネード・モードに移行します!!」

  ゆっくりと上体を起こして立ち上がったD‐17Aをサーチアイが捉える。

  ジェイデッカー 『移行・・・・確認っ!!Jバスター・グレネード、シュートッッ!!!』

    ディシュガアアアアアアアアアァァァァッッ!!!

    ドォゴドゥギャアアアアアアアアアッッ!!!

  D‐17A 「グァガアアアアアッ!!!」

  D‐17Aは胸部にJバスター・グレネードの直撃を受けながらも、踏ん張りながら持ちこたえていた。




  再びキングエクスカイザー。拮抗していた剣撃後の空気が寸断される。

  キングエクスカイザー 『はぁぁぁ・・・ああああああっっ!!!』

    ドォガアアンッ!!

  気合を入れて打ち上げるようにD‐17Bの爪を捌く、キングエクスカイザー。同時に体制を崩すD‐17B。

  その瞬間を逃さず、キングエクスカイザーはカイザーソードを振り、フレイムショットを刀身の切先から撃ち出す。

  キングエクスカイザー 『吹っ飛びな!!フレイムショォットッッ!!!』  

    ギュウゴオオオオオオォォォ・・・・・・グォゴゴオオオオオオオオッ!!!

  文字通りに吹っ飛ぶD‐17B。これによってサンダーフラッシュの十分な間合いが出来る。

  キングエクスカイザー 『サンダー・チャージアアアアァップッッ!!!』

  前にかざしたカイザーソードに、ライオンの口から撃ち放たれるサンダー・エネルギーを注ぐ。

    ギュゴォアアアアアアアアアッ!!

  カイザーソードを天に向けて振り上げる。刀身から天に向かって奔るサンダーエネルギーの刃。

  キングエクスカイザー 『サンダーフラァアアアアアアッシュッッ!!!』

    ヴィギュアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!

  右手に握られたカイザーソードの大いなる太刀が、D‐17Bに向かって一気に振り下ろされる。

  キングエクスカイザー 『おおおおおおおおおおっっ!!!』  

    ズディギャギャシャアアアアアアアアアアアアアアァァァァァッッッ!!!

  サンダーエネルギーの強力極まりない斬撃がD‐17Bをぶった斬る。斬り続けるサンダーエネルギーが、D‐17Bを大爆発させて粉砕する。

    ギュシュガアアアアァァァ・・・・・ヴァギャディガゴォンッガズダァアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!

  キングエクスカイザーは爆炎をバックにカイザーソードを収容。胸のライオンが勝利を咆える。

    『ガゴォオオオオオンッ!!』



  ジェイデッカー 『Jバスター・グレネードが効かないとは・・・!!』

  ファイバード 『支援感謝するぜ!!後は俺に任せてくれっ!!』

  ジェイデッカー 『ああ・・・頼む!!』

  ファイバードも止めの必殺技を刺しに掛かる。フレイムソードを正面にかざした。

  ファイバード 『フレイムソード・・・チャアアアアアジ・アアアアアアップッ!!!』

  額のエンブレムが眩く光り輝き、収束して天を切り裂く。フェニックスのオーラを宿しながらフレイムソードが炎剣と化す。

  球体エネルギーを帯びながら、激しく突撃していくファイバード。チャージアップされたフレイムソードの斬撃が、D‐17Aをぶった斬る。

  ファイバード 『でやあああああああぁぁぁッ・・・・フレイム・スラァァァッシュッッ!!!』

    ズディギャズシャアアアアアアアッッッ!!!

  斬り口から夥しい炎が噴出されて大爆発を起こすD‐17A。肉片を散らしながら爆砕される。

    ギュドォゴオオオオォォォォ・・・・ヴァガギャズドォグォオオオオオオオオオンッッ!!!

  爆炎をバックにフレイムソードを背中に収容するファイバード。フェニックスのエンブレムが消え、戦闘が終了する。

  それとほぼ同時にBLW‐01の群れも駆逐され、事態が一応の収拾をみせた。

  ガンレイバー 『ふぅーっ!!やっと収拾したか!!』

  ショットレイバー 『だが、再び地下から現れる可能性もある!!』

  警察や、レスキュー隊が立川の街に展開する。数多くのパトライトが光る。その中で3大勇者が立ちそびえる。

  ジェイデッカー 『ファイバード、君がいなければ正直危なかった!!エクスカイザーも加勢感謝する!!』

  ファイバード 『デストリアンの駆逐は、俺のやるべき使命ですから。』

  キングエクスカイザー 『我々は同じ使命を持つ仲間だ。』

  しかし、今回の一件によって、デストリアンが強化されている事がにわかに感じさせられてきていた。ジェイデッカーがその事を口にする。

  ジェイデッカー 『今回のデストリアン・・・・Jバスター・グレネードが効かなかった・・・もしかしたらなんだかの強化が施されてきているのだろうか・・・?』

  ファイバード 『強化・・・・?!』

  ジェイデッカー 『地下から現れるものよりも強い気がするんだ。』

  キングエクスカイザー 『何ともいえないが・・・宇宙警察機構からは未だにデストリアンに関する情報は得ていない・・・だが、少なくとも地下から現れるものは十中八九かつて地球に落ちたものが影響しているはずだ。』

  ジェイデッカー 『その事についてだが・・・現時点では調査は保留になっている。どうやらこの国の都合があるようでな・・・。』

  キングエクスカイザー 『そうか・・・だが、いずれは根本を叩かなければならない。』

  未だに謎のデストリアンの存在。そしてその強化と国の隠蔽疑惑・・・・実態がわからない事態が不気味さをかもしだす。

  だが、彼らは闘う。闘い続ける事が、今できる事の最善策なのだ。


  つづく