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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第25話

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  第25話 「苦闘に響く女神の声」


  2体のデストリアンの攻撃に苦戦を強いられる状況が続く。

  3体掛かりで挑んでも攻撃を跳ね返されるマイトガイン達。一旦相手との距離を十分に空け、体制の持ち直しを試みる。

  マイトガイン 『とにかく舞人が目を覚ましてくれなければ・・・!!舞人!!目を覚ませ!!舞人!!!』

  マイトガインは自分の中で気を失っている舞人に必死に呼びかける。だが、依然として気を失っている。

  その間にもフレアダイバーはD‐18への射撃を休める事無く続行する。

    ヴィドォドォドォドォドゥウィン、ドゥウィン、ドォウィン、ドォドゥルルルゥゥゥ!!!

    ズディギャガガドォドォドォドォゴオオオオォォォォンッッ!!!

  フレアダイバー 『くそ!!コレがデストリアン・・・・!!なんてタフな身体だ!!』

  触手が次々と繰り返し襲い掛かる。ストライクボンバーは触手の頭を殴っては弾き、殴っては弾く。

    シュュウウゥ・・・・ドォゴォッ!! ヴァガッ!! ドォオオッ!!

  ストライクボンバー 『くそったれ!!殴っても殴っても起き上がりやがる!!』

  D‐18は、蛇のような頭部が鎌首を持ち上げて、口から火球のようなエネルギーを撃ち飛ばす。

    ドォディギュゴオオオオオオオッッ!!!

  ストライクボンバー 『ちいい!!』

  マイトガイン 『これでは埒が空かない!!!』

  マイトガインとストライクボンバーはジャンプしてコレをかわす。街に業火が昇る。

    ズギャシュガアアアアアアアッッ!!!

  そして、D‐19に追い詰められたファイバードも依然として気を失っていた。胸部への大ダメージが相当響いているようだ。

  D‐19がファイバードを踏み潰そうと接近する。その時、エクスカイザーがファイバードの許へ駆けつけた。

  エクスカイザー 『チェエエエンジッ!!エクスカイザー!!』

  変形すると同時に、ジェットブーメランをD‐19の頭部目掛けて発射する。

  エクスカイザー 『ジェットブーメランッ!!』

    ドォシュドォシュドォシュドォドォシュウウゥゥッッ・・・・!!

  立て続けに頭部に着弾し、ジェットブーメランが爆発する。

    ズギャガガガゴゴゴオオオオオオンッッ!!!

  D‐19 「グググウウウウウッ!!」

  その隙に自分の身体よりも大きいファイバードを起こし、少し離れたビルの影へと移動させる。負傷した後輩を見てエクスカイザーはやりきれない想いを懐く。

  エクスカイザー 『くっ!ファイバード、これほどまで傷ついて・・・・デストリアンめ!!!』

  エクスカイザーが手を黄昏の空にかざし、キングローダーを召喚しようとする。だが、その矢先に強大な衝撃がエクスカイザーを襲う。

    ディギュゴオオオッ!!

    ギャダガアアアアアアアアッッ!!!

  エクスカイザー 『ぐあああああああ!!!』

  隠れたビルもろとも吹き飛ばされるエクスカイザーとファイバード。D‐19が放った破壊光線が二人の勇者を襲った。

  激しく地面に激突するエクスカイザー。全身に激痛が奔る。  

  エクスカイザー 『がぁっ・・・!!?』

  悪循環の戦闘に見舞われる勇者達。その中継の様子を、車内のケータイ充電器につなぎながらワンセグで紬が見ていた。

  紬 「舞人君達・・・がんばって!!勇士朗君達も・・・!!」

  見ていた紬は、いても経っても居られずにワンセグを中断し、舞人に電話をかけた。紬自身は、直接エールを送りたい一心だった為だが、この電話が事態の流れを変えるキーパーソンを作った。

  コックピット内に舞人のケータイが鳴り響く。

  着信音は紬からの着信とわかるように設定されている。この着信音が舞人の耳に入った為か、落ちた意識の中で紬の姿を舞人は見る。

  紬が振り向き、満面の笑みで舞人に笑いかける。その直後、舞人は意識を取り戻した。

  舞人 「ん・・・紬・・・さん?」

  気がつくとケータイが鳴っていた。すぐに紬だとわかったためにすぐに出た。

  舞人 「も、もしもし・・・・紬さん?」

  紬 「舞人君!今、ワンセグでマイトガインのテレビ中継を見ていたの!そしたらマイトガインが、舞人君がやられていたから・・・・せめて私からエール送れればなって・・・。」

  舞人 「そうか・・・ありがとう。紬さん!そのキモチ、熱く受け止めるよ!!」

  紬 「勝って!!舞人君!!」

  舞人 「ああ!!もちろんだ!!!また後でかけ直すから!!」

  紬 「うん!」

  電話を切ると、舞人はギュッとコントロールレバーを熱く握り締めた。マイトガインが今の会話を聞き、舞人が意識を取り戻した事を察する。

  マイトガイン 『舞人!!意識が戻ったのか?!!』

  舞人 「ああ!!あれしきの事で気を失ってすまない!!一気に斬りこむぞ!!動輪剣、エネルギーチャージング!!」

  舞人が、動輪剣の刀身に発生させるエネルギーのコントロールを開始する。動輪剣のツバの中央部の車輪が高速で回転し始める。すると刀身がオレンジイエローに光りはじめた。

  舞人 「動輪剣、エネルギー充填率、60、73、86・・・・・94%!!十分なエネルギーが満たされた!!このまま触手を斬り飛ばす!!それに続いてストライクボンバーとフレアダイバーは左右から攻撃を本体に注ぐんだ!!」

  ストライクボンバー 『了解だっ!!』

  フレアダイバー 『了解!!』

  動輪剣を振りかざし、迫る触手にマイトガインが突っ込んでいく。

  マイトガイン 『せやああああっ!!』

    フュフォアンッッ・・・・ザズシュウンッ!!! ズシュバアアアンッ!!!

  本体の正面から生えている触手2本が切断される。左側からストライクボンバーが攻撃に掛かる。そこに触手が阻もうとする。

    フィシュルルルウウゥ・・・・

  ストライクボンバー 『とおおっ!!』

  コレをジャンプでかわし、そのまま本体にとび蹴りをくらわせる。

  ストライクボンバー 『だりゃあああっ!!!』

    ドォガドォオオオオッッ!!!

  体制を持ち直し、そのままナックルラッシュに繋げる。

  ストライクボンバー 『これまでのウップンだあああっ!!!』

    ドォゴガァッ、ドォォッ、ゴグォオオッ、ドォガンッ、ゴォオオッ!!!

  D‐18 「ギキャキャキャカァッ!!」

  右側ではフレアダイバーが、持てる火力の全てを右側面にブチ込む。

  フレアダイバー 『まだ耐える気か?!くらえぇぇっ!!!』

    ヴィドゥルルルルルルゥゥゥゥドゥヴィン、ドゥヴィン、ドゥヴィン、ドォドォォオオ!!!

    ズキャドォドォドォドォドォドォドゴゴゴゴゴオオオオッ!!!

  ダメージが蓄積したためか、D‐18の表面が破損しはじめる。そして正面からマイトガインが右手に握り締めた動輪剣で斬り掛かる。