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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第25話

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  マイトガイン 『はぁあああっ!!』

    ザシュイイイイィンッ!!!

  D‐18 「キュギイイイッ!!」

  右薙ぎ斬りで表面を切断。そこから斬り下ろしに繋げる。

  マイトガイン 『だああああああっ!!』

    ズドォシャアアアアアアッ!!!

  マイトガイン 『せやあああっ!!!』

    ザシュバアアアアアアァァァァンッッッ!!!

  さらに高速の斬り払いで切断する。苦し紛れに鎌首を伸ばし、マイトガインに噛み付こうとする。

  舞人 「!!・・・・上だっ!!!」

  マイトガイン 『中らん!!!』

  ビュッと首が伸びた瞬間にマイトガインは、バックスラスターから青白い炎を噴出して空中へ舞い上がった。そのタイミングで舞人は止めに繋げる。

  舞人 『マイトガイン!!このまま止めだっっ!!!』

  マイトガイン 『了解だ!!』

  舞人がレバーを押し込むと、マイトガインのバックパックから青白い炎が噴射され、勢いよく上昇していく。その間に動輪剣のエネルギーコントロールをする。

  舞人 「動輪剣、エネルギーゲイン上昇!エネルギー充填率154%!!」

  動輪剣を両手に握り締めたマイトガインが急降下しながら一気に斬り掛かっていく。

  舞人 「縦!!一文字斬(いちもんじざん)っ!!!」

  マイトガイン 『はあああああああぁぁぁぁぁ・・・・・斬っっっ!!!』

    ズギュウシュガアアアアアアアアアアアァァァァァァ・・・・!!!

  文字通り縦一直線に断裂されるD‐18。舞人は刀身に帯びたエネルギーを完全解放させる。

  舞人 「動輪剣、エネルギー・パージッッ!!!」

    ヴァドォドォゴォオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!

  切断された内側から一気にエネルギーが開放され、大爆散するD‐18。

  周囲に燃えた肉片が飛び散り、粉砕した本体が炎上する。それをバックに動輪剣を収容するマイトガイン。形勢逆転の勝利のシグナルを額に灯した。

  この直後、舞人がモニターでD‐19とエクスカイザーが戦闘しているのを確認する。

  舞人 「まだデストリアンが同エリアに居る!!ストライクボンバー、フレアダイバー!!事後処理は任せる!!マイトガイン、援軍にいくぞっ!!」

  マイトガイン 『ああ!無論だ!!』




  桜ヶ丘の川原。澪達は復活祭の時に歌う歌を歌おうとしていた。去年の出来事を胸に、今年の初めに作って暖めていた曲だった。

  光 「ホントにいいの?今聞かせてもらっちゃって?」

  澪 「うん。それに・・・・勇士朗君がこうしている今も闘っていることを思うと・・・。」

  俊 「歌いたくて仕方ない・・・か?」

  澪 「ま・・・・そんなところかな?律、梓?」

  律 「ほい。」

  梓 「OKですよ。」

  澪が二人に窺うと、それぞれが演奏を始める。ちなみに律は自分のひざをドラム代わりにして叩いている。澪と梓とで前奏する。

      ♪挿入歌 「太陽の翼」唄:秋山 澪 ※今回は表現上、あえて歌詞書きました。

  澪 ♪ 「空に光る星も どこか不思議な色 今夜地球の上 なにか起こってる・・・・」 

  澪の歌声が川原に広がる。だがこの声は思いもよらないところまで響いていた。勇士朗の意識にまで届いていた。

    ♪ 秘密めいたエナジーさえも 風の中で震えてるよ

  勇士朗 (う・・・・うた?何で歌が聞こえてくるんだ・・・?)

    ♪ 夜明けが赤く燃えるように BRAEK OUT

  勇士朗 (それにこの声は・・・・秋山さん!!?)

    ♪ BRAEK OUT 走れ熱く

    ヴィギュインッ!!

  ファイバードに眼光が再び灯る。そして立ち上がり、空に腕をかざす。

    ♪ BURNIN` ファイバード・・・ ファイバード・・・

  ファイバード 『フレイム・ブレスターッ!!!』

  高速でフレイムブレスターが飛来、ファイバードと合体する。

    ♪ ファイバード・・・ 淋しさ越える 太陽の翼

  ファイバード 『武装合体、ファイバアアアドッッ!!!』  

    ♪ ROLLIN` ファイバード・・・ ファイバード・・・

  背部からフレイムソードを取り出し、ファイバードはD‐19へ突撃する。

  ファイバード 『フレイムソードッ!!!』

    ♪ ファイバード・・・ 優しさを連れて FLY AWAY

  ジェットブーメランで応戦していたエクスカイザーがファイバードの復活に気づく。

    ドォシュ、ドォシュ、ドォシュウウウゥ・・・・ズガギャゴオオッッ!!!

  エクスカイザー 『ファイバード!!気がついたのか?!!』

  ファイバード 『はい!後は俺が引き受けます!!でやあああああああ!!!』

    ザシュウウウウンッ!!

  フレイムソードを振りかざしながら突撃し、一振りの一刀の斬撃がD‐19に入る。

  D‐19 「ギュギイイイッ!!」

    ヴュギュドオオッ!!

  ファイバード 『フレイム・フィールド!!』

    ギャヴァゴアアアッッッ!!!

    ♪ 胸に響く旋律(メロディー) それは生命(いのち)の声

  D‐19は破壊光線を至近距離からファイバードに放つ。だが、ファイバードは瞬時にフレイム・フィールドを張る。コレによって発生した大爆発に吹っ飛ばされるD‐19。

  ファイバード 『フレイムソード・・・・チャアアアアジアアアアアップッッ!!!』

  フレイムソードを正面にかざし、ファイバードの額の太陽のエンブレムが輝きだす。

    ♪ 誰も夕日に立ち 明日(あす)を待ってる

  フェニックスのオーラが発生し、ファイバードを包む。

    ♪ 涙の奥傷ついても 熱い勇気隠してるよ

  フレイムソードに燃え滾る炎が宿る。

    ギュアアアアアアァァァァ・・・・ッッ!!

    ♪ 世界の痛み 止めるまでは BRAEK OUT

  更にチャージアップされていくフレイムソード。

    ♪ BRAEK OUT 走れ強く

  激しく燃え滾る刀身を切り払うような素振りで前に突き出す。

    シュフィンッッ・・・!!!

    ♪ BURNIN` ファイバード・・・ ファイバード・・・

  ファイバード 『フレイム・ストオオオオォォムッッッ!!!』

    ♪ ファイバード・・・ 

    ヴィギュリュギャアアアアアアアアアアアアァァァッ!!!

  フレイムソードの先端から撃ち出された炎の過流がD‐19に向かって突き進む。

    ♪ 悲しみ砕く 太陽の鼓動 

    ドゥドォガキャズシュガアアアアアアアアァァ・・・・ヴァドォドォドゴオオッッ!!!

  フレイムストームの直撃を受け、D‐19は原型を止めない程までに爆砕する。

    ♪ ROLLIN` ファイバード・・・ ファイバード・・・ ファイバード・・・

  刀身から炎が消え、ツバが折りたたまれる。