ooo after 『after』
−You count the medals 1,2 and 3 Life goes on Anything goes Coming up OOO−
「あぁ!!アンク~!!!!はぁ…はぁ…どうしよう、もう始まっちゃうみたい!!」
「ったく!!はやてのメイク時間掛かりすぎなんだよ!!」
「ご、ごめんなヴィータ!!はぁ…はぁ…だって、なかなか決まらなくてなぁ…」
「ふふっ!はやてちゃんったら!!」
「…おいシャマル…服を選ぶのに何時間もかかっていたのはどこの誰だ?」
「もう、ザフィーラのいけず~!」
「…まさか、高町に先を越されるとはな…私もはやく相手を見つけなくては…」
「大丈夫ですよっ!シグナムさんっ!きっと良い相手が見つかりますよ!!」
「ふふっ…悪いな、ミウラ」
「あぁぁ!!皆、足早すぎですぅ!!リィンを置いていかないでくださいぃぃぃ!!!!」
「はははっ!!お前が遅すぎるんだよばぁ~か!!!!」
「むむっ!!アギトにはぜったい負けません!!!!」
−要らない持たない夢も見ない フリーな状態…それもいいけど−
−こっから始まるthe show were waiting for Count the medals 1.2 and 3−
「映司くん!!あ、汗でメイク落ちてへんかなぁ~!!?」
「だ、だいじょうぶ はやてちゃん!!メイクしなくても はやてちゃん可愛いよ!!」
「なぁ!!?あ、TPOわきまえんかい!!ぼけぇ!!!!」
「ぐふっ…な、なんで!!?」
「…ったく、はやてと映司はいつになったらくっつくんだ?」
「まぁヴィータ…我はこのままが一番だと思うがな」
「そ、そうかぁ?」
−運命は君 放っとかない 結局は進むしかない−
−未知なる展開 Give me energy Count the medals 1,2 and 3−
−パシャリ!−
式場に向かい走っていく八神家のすぐ横を一人の男性が胸元のマゼンダ色のカメラでその光景を映した。
「全く、最後まであいつらは落ち着きがないな…いや、奴らにはそれがお似合いか…」
男は八神家が走っていく光景をみて、軽く鼻で笑った。
「まぁ、悪くない…お前もそう思うだろ?」
「ふふっ…あれが我が主達だ…お前も何回も見てきたのだろう?」
男のすぐそばに、銀色の髪をなびかせた美しい女性が立っていた。
「全く、勝手なことしやがって…俺が出来るのはこれぐらいだ…」
「あぁ、十分だ…『世界の破壊者』…。感謝するぞ」
「じゃ、俺はこれでこの世界ともおさらばだ…」
男はそのまま、式場とは逆方向へと歩き始めた。
その先に、灰色のオーロラのカーテンが出現した。
「待て…本当に良いのか?私は…一度消滅した存在なのだぞ?」
「…忘れたのか?俺は『世界の破壊者』だ…全てを破壊し、全てを繋ぐ…そんな概念、俺が全て破壊してやる…それより、早く会いにいってやったらどうだ?」
「ふふっ…いまは高町なのは の挙式を終わらせるのが先だ…会うのはその後で良いだろう」
「…ふん…名前の通り『祝福の風』ってのにピッタリな登場の仕方だな」
「そ、そうだろうか?」
「あぁ…それじゃ、じゃあな」
男…門矢 士 はこちらに振り向くことなく、軽く右手を上げてこちらに振った。
そして、門矢 士はオーロラに飲み込まれ、この世界から出て行った。
−大丈夫。明日はいつだって白紙 Blank 自分の価値は自分で決めるものさ−
「さて…我が主…はやて…そして…欲望の王…火野 映司…少し時間はかかったが…」
OOO!OOO!OOO!OOO! Come on!
「…ただいま!!」
−Anything Goes!その心が熱くなるもの 満たされるものを探して
Life goes on!本気出して戦うのなら 負ける気がしないはず!−
この物語は、様々な苦悩、試練を乗り越えた一つの家族の物語。
「みんな~!はやく~!!!!」
「映司くん早すぎやぁ!!」
「おい映司!ちょっとペース落とせ!!」
歩き続けた先に見つけた、仮面ライダーオーズ…火野 映司のもう一つの欲望の物語。
「どうした、シャマル…体力が衰えたか?」
「もうザフィーラ!!あまり馬鹿にしないで!!」
それぞれの手と手を繋いだ…「絆」の物語。
「ミウラ!ラストスパートで私と勝負してみるか!?」
「えぇ!!?シグナムさんに勝てるわけないじゃないですかっ!」
「ぬおぉぉぉぉ!!!!リィンには絶対負けねぇぇぇぇぇ!!!!」
「アギトにもぜぇ~ったい負けないですぅぅぅぅぅ!!!!」
そして…これからも続いていく…
「八神家」の物語。
作品名:ooo after 『after』 作家名:a-o-w