二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第31話

INDEX|4ページ/4ページ|

前のページ
 

    ギュアアアアアアアアアッッッ・・・・・・・ヴァギャズドォシャアアアアアアアアア!!!

  見事に頭部のコアを撃ち砕いた。激突と同時にコアは激しく爆発する。  

    ギュオッ、ドオオオオオオオオッッ!!!

  ファイヤー・コウはコアを突き抜けた後に、急速離脱して空に舞い上がる。それを視認したファイバードは手をかざし、フレイムチャージアップを開始した。

  ファイバード 『フレイム・チャージ・アアアアアアップッッ!!!』

  額のエンブレムを輝かせながら、手の平に球体状のフレイムエネルギーが宿る。そしてそれを胸のサンスライサーに押し込み、チャージを開始する。

    ヴィギュリリリリリリリィィィ・・・

  チャージ音と共に、砲口と化したサンスライサーの中央にフレイムエネルギーがチャージされていく。そして次の瞬間、砲口からフレイムエネルギーの過流が撃ちだされた。

  ファイバード 『サン・ブラスタァアアアアアアアアッッ!!!』

    ヴィギュズドォヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!

  サン・ブラスター。手に賭したフレイムエネルギーをチャージし、サンスライサーの中央に押し込んで高出力のエネルギー過流を撃ち出す、ファイバードの奥の手の必殺技だ。

  突き進むエネルギー過流が、サンドール星人の身体ごとコアをかき消して爆砕・大爆発させる。

    ヴァギャズシャアアアアアアアアアアアアアアアッッ・・・!!!

  大型サンドール星人 「?!!」

    ドォヴァガァシャアァッッ・・・ドォヴァギャガガドォゴガガアアアアアアンッッッ!!!

  立ち昇る炎をバックに、振り返りながらキメるファイバード。胸のエンブレムが消え、戦闘を終了した。




  戦闘を終えた直後。校庭で今回の事の発端を起こしてしまったオカルト研究部員に説教をするファイヤー・コウとファイバードの姿があった。

  ファイヤー・コウ 「・・・とにかくっ!!!もう二度と下手な宇宙との交信はしちゃだめだぞ!!わかったなー!?」

  ファイバード 『今回は俺達で斃せたけど、下手な話、地球規模の問題にもなりかねない。現に地球外からの生物の脅威に晒されているんだからな・・・!!』

  オカルト研究部員 「はぁ〜い・・・でも、あなたたちは一体??」

  逆に質問されてしまう二人。否、最もであるのだが。ファイヤー・コウが即興でごまかす。

  ファイヤー・コウ 「俺達は・・・宇宙のヒーローだっ!!!」




  しばらくして、お茶会をしていたメンバー全員が彼らの許に歩み寄ってきた。そして澪と和が中心となってお礼を述べる。

  澪 「今日は・・・ううん、今回も学校のみんなのために闘ってくれて本当にありがとう。感謝しても仕切れないくらいだよっ。」

  和 「それに、今回は一人も犠牲が出なかった。みんなあなた達のおかげよ・・・後、厚かましくて恐縮なんだけど、私達で催していたお茶会のフィナーレで、参加していたみんなと撮影する事になっていたの。よかったら一緒に写真撮らせてもらっていいですか?」

  ファイヤー・コウ 「え?おう!!いいぜっ、和ちゃん!!」

  「何で知ってるの?」的な空気が流れた。蓮と俊がぺんとでこを叩く。

  俊&蓮 「あのバカ・・・。」

  だが、もたもたしていればたちまち警察が入ってきてしまう。和は正体を知っている故にウマクごまかして、記念撮影に移った。勿論この撮影はお茶会参加者と曽我部に送られるものだ。

  紬 「よし、セット・オッケーイ!」

  紬がデジカメをセットし、タタタタとメンバーの所へ走って唯の隣に入った。そして澪や和達はピースしながらサムスアップサインをしたファイバードをバックに、唯は澪の左隣でサムスアップサインをしたファイヤー・コウと腕を組んでピースした。

    パシャッ  

  和 (拝啓、曽我部先輩。何かと騒がしく、飛んだ事態が起こってしまったお茶会となりました。けれど安心してください。私達には私達を守ってくれる勇者達が確かに存在しています。こんな世の中ですが、万が一先輩が巨大生物災害の被害に見舞われたとき、彼らが駆けつけてくれるかもしれませんね・・・それでは、次のお茶会で会える事を楽しみにしています。敬具・・・。)


  つづく