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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第36話

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  紬の手を離さずに握り締めて、舞人は混乱の東京の街を走る。その時、D‐24が放った破壊光線が舞人と紬がいたホテルの建物を破壊。激しい爆発と共に砕け散る。

    キュヴィンッ・・・・・ズドォヴァギャラアアアアアッ!!!

  紬 「ああ!!さっきまで私達がいたホテルが・・・・!!」

  舞人 「ホテルの中の人たちが・・・・おのれデストリアン!!」

  BLW‐02変種 「クカアアアアアッ!!」

    ドォゴオオオオオオオオ!!

  大きく振られた変種のBLW‐02の腹が、舞人達の近くにあったビルを破壊する。瓦礫の破片や、砂煙が巻き起こる。舞人は紬を抱きしめながらこれらからかばう。

  紬 「舞人君ッ・・・!!」

  舞人 「紬さん・・・・くっ!!」

  アスファルトやコンクリートの粉塵が舞人と紬を被う。目を瞑って耐える二人。砂煙はしばらくして止んだ。

  舞人 「大丈夫?」

  紬 「うん、大丈夫よ・・・恐いけど・・・。」

  舞人は紬が怯えているのは十分認識していた。そして紬の髪に被った粉塵をはらう。

  舞人 「せっかくの美しい紬さんの髪が台無しだ・・・。」

  紬 「ありがとう・・・・舞人君も被ってる。」

  紬も舞人の髪にかかった粉塵をはらった。さらには舞人の衣服もはらう。

  紬 「ほら、後ろ向いて。」

  舞人 「そこまでやってくれなくても・・・。」

  紬 「いいから!いいから!」

  紬は何故か自分の服よりも舞人の服をキレイにしたがった。はらい終わると舞人は紬に振り向く。

  舞人 「あ、ありがとう。紬さん、手が震えている・・・。怖い気持ちが伝わってくる。俺が勇気を分けてあげるよ。」

  紬 「うん。お願い・・・・。」

  舞人は紬に唇を重ねる。キスしあう二人。キスを解くと、舞人はマイティー・ブレスレットを作動させ、新東京駅で待機していたロコモライザーを呼び出す。

  舞人 「よしっ・・・・そろそろ呼ぼうか・・・・ロコモライザァーッ!!!」

  通信電波を受信したロコモライザーことマイトガインが舞人の許へと向かう。

  マイトガイン 『緊急通信?!何か騒がしいと思えばやはりそうだったか!!今行くぞ!!舞人!!』

  飛び立つロコモライザー。同時にライナーズも飛び立つ。勇ましい列車達が空を駆け抜ける。

  舞人は紬を抱き寄せる。

  舞人 「もうすぐロコモライザーが来る!!もう少しの辛抱だ!!」

  紬 「ええ!!」

  その後上空からロコモライザーが飛来し、舞人と紬の所へと着陸する。その間にもデストリアンとBLWが交戦しあう。

  舞人はこの時躊躇する。紬を街に残すかマイトガインに同乗じてもらうかが。一瞬悩み通して、後者を選ぶ。

  舞人 「紬さん!!ロコモライザーに乗ってくれ!!この場所に残すよりも安全だ!!またいつ地下から敵が出てくるか判らない!!」

  ほんのしばらく考えた後、紬は強くうなずいて返答する。

  紬 「私が?!・・・・・・・・・・うん!いいわよ!!私、前から思ってたの!!闘ってる舞人君を直接見てみたいって!!」

  舞人 「紬さん・・・・!!」

  マイトガイン 『早く乗れ!!舞人!!紬嬢!!』

  舞人 「ああ!!」

  舞人はコックピットに紬を同乗させると、合体システムを作動させた。

  舞人 「レーッツ!!マイトガインッッ!!!」


  つづく