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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第37話

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  全弾が命中し、表面がズタズタになる。そして舞人が止めを掛けに行く。動輪剣の高エネルギーチャージを開始する。ツバの中央の車輪が高速で廻りだし、刀身が更に光りを帯び始める。

  舞人 「動輪剣、エネルギーゲイン上昇!!97・・・107・・・115・・・126・・・130・・・143・・・155%!!いくぜ!!マイトガイン!!!」

  エネルギーの光を帯びた動輪剣を握り締めながら、一気に上昇するマイトガイン。  

    ギュドォオオオオオオオオオオッッ・・・!!!

  舞人 「縦!!一文字斬ッッ!!!」

  マイトガイン 『おおおおおおおおお!!!斬ッッッ!!!』

    ズギャギャギャギャギャシャアアアアアアアアアアアアンッッ!!!

  真っ二つに切断されるD‐23。そして動輪剣の高エネルギーが一気に開放される。

  舞人 「エネルギーパージッ!!!」

    キュイイインッ、ズヴァギャドォドォドォドォゴゴゴゴオオオオオオオッッ!!!!

  開放されたエネルギーで一気に破砕されるD‐24。爆炎の中からマイトガインが勇姿を見せる。

  動輪剣を左腰に装備し、額に勝利のシグナルを灯した。




  舞人の後ろで紬はぼーぜんとする。振り向きながら声をかける舞人。はっと我に帰る紬。

  舞人 「紬さん・・・戦闘は終わったよ?」  

  紬 「は・・・!」

  舞人 「ゴメン・・・やっぱり怖かったかな?マイトガインの中・・・。」

  紬 「う、うん。衝撃が凄かったし。でもそれ以上に闘ってる舞人君がカッコよかったわ!!いつもこんな中で私達の為に闘ってくれていたんだなって実感できた・・・。凄いよ、舞人君。」

  舞人 「そ、そうか。なんか照れるな・・・・。」

  赤くなる舞人。紬は、舞人を抱きしめ、互いのおでこを重ねる。

  紬 「舞人君・・・お疲れ様。」

  本日三度目のキス。そのキスの味は舞人にとってまさにハニースウィートという言葉がふさわしかった。

  マイトガイン (さぁ・・・向こうはどうなっているんだ・・・?!)

  マイトガインが神奈川方面へと首を向ける。依然としてファイバードとキングエクスカイザーがD‐23と激戦を繰り広げていた。

  ファイバード 『おおおおお!!!』

  キングエクスカイザー 『だああああああ!!!』

  D‐23 「ギギュゴオオオオオオオ!!!」

    ガゴオオオオオオオオオオッッ!!!

  2人の勇者と災厄が激突する轟音が太陽が照りつける夏の空に響いた。


  つづく