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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第38話

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  香澄 「これからも闘っていくんでしょ?どう?ある程度は街を守る重さってのが実感できた?遠くから住んでいる街を見てみて・・・。」

  勇士朗 「その為にここへ?」

  香澄 「さぁねー?」

  香澄は意図した上で街一面を見渡せるこの場所へ赴いたのだ。この時、澪は初めて香澄がファイバードを知っている事に気づく。

  澪 「お姉さんは知っているんだ?ファイバードのこと・・・。」

  勇士朗 「うん。昨日話したんだ。」

  香澄 「・・・・ま、実際に闘っている所を見たわけじゃないけど、何度かテレビでの中継を見たからある程度はピンときてる・・・。よくやってきてるよ勇士朗。自信、今以上にモットもちな。」

  勇士朗 「姉さん・・・。」

  二人の会話を聞きながら微笑む澪。澪も再び景観に視線を移す。風が三人の頬を通りすぎていく。

  夏休みの最中、勇士朗は改めて闘う事への意義を考えさせられた。  

  香澄 「ところで聞き忘れてたけど、付き合ってんの??二人??」

  勇士朗 「は??」

  澪 「え?!」

  勇士朗 「ち、ちがう、ま、まだ付き合ってるわけじゃ・・・。」

  澪 「と、友達です!!」

  香澄 「もー、二人とも顔に付き合いたいって出てるよー。」

  勇士朗 「姉さん!!」

  澪 「えっとその・・・・あう・・・。」

  勇士朗 「ああ!!澪ちゃんがテンパリ出しちゃったじゃねーかぁ!!」

  香澄 「二人とも顔真っ赤じゃん☆」

  勇士朗 「だああああ、もうっ!!!」


  つづく