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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第40話

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  さらに、別の箇所ではジェイデッカーが以前駆逐したBLW‐03の変異体も出現。偶然にもその現場に、連れ達と遊んでいた聡が居合わせていた。

  BLW‐03変種 「クキャケカカカカカッ!!」

  聡 「またかよ・・・!!」

  春川 琢磨 「アレがひょっとして、テレビのニュースに出てくるやつか?!」

  鈴木 當哉 「マジで見るとスゲー!!」

  聡は興奮する友人、琢磨と當哉に危険を促す。この中で唯一巨大生物の恐怖を味わった事がある故に・・・。

  聡 「感動してる場合じゃないぜ!!早く逃げるぞ!!スゲー危険だ!!」

  琢磨&當哉 「お、おう!!」

  聡は、まだラガンのコトを話してはいなかった。走って連れ達と逃げる。だが、後を引くような感じに見舞われる。

  聡 (俺は今、闘う力を得たんだ!!なんで逃げている?!今この場をどうにかできるのは俺しかいないんだ!!)

  立ち止まって拳をぎゅっと握る聡。

  琢磨 「聡?!何急に立ち止まってんだ?!」

  聡 「・・・・俺は、闘う!!先に逃げてくれ!!」

  當哉 「急に何言い出すんだよ?!闘うって、どうするつもりなんだよ?!訳の解らないジョーダン言ってる場合じゃないだろ!!」

  最もな意見だった。だがマジな事実、闘える。聡は叫んだ。

  聡 「こういうことだよ・・・・・ラガアアアアアアンッ!!」

  聡が叫ぶと、地中からロボットの頭ことラガンが飛び出す。亜全をくらう友人達。

    ズガアアアアアアアアッッ!!

  ラガン 『どぉりゃああああ!!!』

  琢磨&當哉 「―――――!!?」

  皆の前で降臨するラガン。ラガンは聡の意思の呼び出しがあれば、異空間ゲートを用いて何処でも召喚させる事ができるのだ。聡が事情を話す。

  聡 「友達と遊んでたら、あいつと遭遇したんだ!!この場で闘えるのは俺しかいなかった!!だから呼んだんだ!!」

  ラガン 『アレが今回の敵かっ!!よっし!!早速召喚するぜ!!出ろおおおおおおおっ!!!グレエエエエエエエエンッッッ!!!』

  ラガンが額から地上に向かってエネルギーレーザーを放つ。するとグレンの巨体が召喚される。

  琢磨&當哉 「うそおおおおおおおお?!!」

  聡 「てやあああ!!」

  グレンの口が開口し、その中へと聡が飛び込む。

  そしてラガンは脚をドリルモードにしてグレンの頭上目掛けて飛ぶ。

  ラガン 『とおおっ!!』

  ラガンとグレンが合体。強靭な両腕と両脚が形成され、巨大化。合体したラガンの頭部に三日月状の飾りが浮かび上がる。

  ラガン 『フォームアアアアップ!!』

  コックピットの空間では、周囲の映像が映し出され、聡がグレンラガンと身体をシンクロさせて一体となる。

  聡 「グレン、ブレイヴ・トレース!!」

  グレンラガン 『ドリル度胸合体、グレンラガンッッ!!!』

  當哉&琢磨 「すげええええええええええええ??!!」

  グレンラガン 『さあ!!聡!!奴に一泡吹かせるぜ!!』    

  聡 「おう!!だああああああ!!!」

  唸るグレンラガンの拳。聡の意思と共に変種タイプのBLW‐03に炸裂する。

    ドゴガアアアアアンッ!!

  持ちこたえたBLW‐03変種も四本の腕で掌てい突きを繰り出す。

    ドォドォドォドォガアアアアアアンッッ!!

  聡 「ぐううっ!!!」

  BLW‐03変種 「キュカカウッッ!!」

    ザダギャアンッ!!

  五指を突き立てての一撃が入る。

  聡 「がああ!!くっそ!!このヤロオオ!!」

    ズドォガァアアアアッッ!!

  怒りの蹴りをBLW‐03変種に直撃させる聡。続けて回し蹴りを繰り出しBLW‐03変種を吹っ飛ばす。

    ヒュオア・・・グドォガアアアッッッ!!!

  BLW‐03変種 「キュクアアアッッッ!!」

  地面に倒れこむが同時に建造物も破壊される。すると不気味な動きでBLW‐03変種は飛び上がる。上空から襲い掛かるBLW‐03。

    ドォズドォオオオオオオッッ!!!

  聡 「ぐあああああああ!!」

  押し潰すかのように被い被る。4本の腕で何度も攻撃をしまくる。

    ドガンッ、ズドォガアン!! ドゴガン、ガガガンッ!!!

  グレンラガン 『ぐう・・・どうした?!聡?!』  

  まだ闘いに身を投じて致命的に日が浅い。戦闘パターンの違いから苦戦を強いられるのも無理は無かった。すると、グレンラガンはブレイヴ・トレースモードを別モードに切り替え、グレンラガン自身が戦闘を引き受ける行動に出る。

  即ち、グレンラガンが聡の身体を動かすようになったのだ。

  聡 「くッ・・・・動きが先日の奴と別物なんだよ!!」

  グレンラガン 『しかたねー・・・俺が手本を見せるぜ!!身体で感じな!!』

  聡 「へ??」

  眼光が光り、グレンラガンは一気に上空へとBLW‐03変種を蹴り飛ばす。

    ドォオオオオオオオオッッ!!!

  身体を起こすと、気合と共にドリライズモードを発動させる。

  グレンラガン 『はああっっっ!!!』

    ガガガガガガガキイイイイインッ!! ギュウィイイインッ!!

  右手首がドリルに変形し、各箇所からドリルが飛び出す。そして倒れこんだBLW‐03変種に向かって前方宙返りをしながら突っ込む。背中からBLW‐03変種に落ちる。

    ドシュォッ・・・・・・ズドォブシャアアアアアアンッッ!!!

  BLW‐03変種 「グキョゲゲゲゲッ!!!」

    ジュギュズドォドォドォオオオオッ!!!

  BLW‐03変種 「グビビビビビ!!!」

  背中のドリルが突き刺さって回りだす。ピンクの血が吹き出る。グレンラガンはその状態から身体を起こし、ローキックでBLW‐03の巨体を吹っ飛ばす。

    ドォガアアアアアッ!!

  グレンラガンは底からジャンプし、吹っ飛ばされて地面に横たわるBLW‐03変種に、膝爆弾を食らわした。ドリルが突き出ている分、相当のダメージが加わる。

    ドアアッ・・・・・ズブシュドオオオオ!!!

  BLW‐03変種 「キャゴオオオオオッッ!!!」

  圧倒するグレンラガン。この俊敏かつ、激しい動きに聡は違和感を覚えずにはいられなかった。

  聡 「これが・・・本来のグレンラガンの力・・・闘い方・・・・凄すぎる!!」

  グレンラガン 『これぐらいえげつなく、完膚なきまでに叩きのめさなければダメだ!!やられる前にやる!!やられる前にやれ!!』

  聡 「やられる前に・・・やる・・・・。」

  

  一方で、勇士朗は街を駆けていた。エネルギーを帯びながら街を走り抜ける。

  やがて、暴れるBLW‐08の姿が見えてきた。

  勇士朗 「あれか・・・・!!」

  振るわれるムチにより、瓦礫が吹っ飛ばされている。更に勇士朗は加速する。