魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 3
《転移魔法の形跡はありません…。完全に…消失しました…》
「そう………取り敢えず、漂流者を保護しなきゃね」
《………はい!》
フェイトの優しい表情に、シャリオは顔を綻ばせる。
モニターが消えると、再び飛び始め反応エリアへと向かう。
やがて到着し疎らに着地するや、目に飛び込んで来た奥の光景に、一同は釘付けになった。
パズルのように割れたガラスの破片を下に、一人の男性と一人の女性が横になっていたのだ。
更には、その周囲だけ木々に球体を描くように焦げ目が付いていた。
周りには、焼け焦げた臭いが漂う。
「こ、これは……!?」
見開いて驚くティアナの横で、フェイトは右手を右耳に当てて通信を接続する。
「こちらフェイト…次元漂流者男性1人、女性1人を発見。13時53分……保護します」
一章 ーFIRST CONTACTー[完]
作品名:魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 3 作家名:神威