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魔法少女リリカルなのは THE MACHINES WAR 4

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暗闇が続く長い夜――。

ロストの夜は、基本的に光に乏しい。

月に似た衛星はあるのだが非常に小さく、光が反射しても十分に照らせないからだ。

しかし此処――Peaceカランドル総司令基地は違った。

基地一面をライトによって照らし出し、まるで太陽のように明るいのだ。

平地にあり、此処まで明るいとスカイネットの格好の餌食になりかねないが、Peaceの全火力を誇るこの基地をスカイネットは手を出せないでいる。

過去にスカイネットは、この基地に総攻撃を仕掛けたが、逆に返り討ちに遭ってしまった。

それ以来、睨み合いが続き均衡状態にある。

その基地の一室に、円形テーブルにPeace軍幹部が集まっていた。

照明器具が少ない為各々の顔は確認出来ない。

「どうやら装置は正常に作動したようだな」

「ミリィ=ガーランドの報告によると、T‐900の他にレイル=フォスターも装置に搭乗したようだ」

「人間の実験がこんな形で成されるとは、いやはや嬉しい事ですな」

「まだ成功したと限らん。魔法世界に繋がっていないのかもしれん」

「兎に角、今は向こうからの連絡を待つしか無いという事か」

「そうだな」

円形テーブルに佇む一人の男性。

オールバックにした髪型が分かるだけで顔は暗くて見えない。

一向に口にしない彼は、じっとモニターを見つめる。

そのモニターには、移転装置が表示されていた――。