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バルタン星の人
バルタン星の人
novelistID. 38562
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絶対に笑ってはいけない宇宙警備隊24時 風呂・深夜編

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カオス風呂





現在の時刻
P.M.20:00(残り13時間)

ゼロ「はぁ…」

キョーフの巨大蟻と吸血ボールの脅威は去った。だがそんなことなどもう考えることすらバカらしくなっていることもまた、事実だった。

グレンファイヤー「これから毎日家を焼こうぜ…?」

ミラーナイト「くぎゅううう…」

気絶から目を覚ましたものの、頭がシオシオのパーになってしまった二人。

ジャンボット「誰か早くあの二人に新しい顔をあげなければ…」

ナイス「…生憎暖炉がないッス…」

他愛のない会話を続ける二人。

ゼロ「……」

そして無気力になっているセブンの息子。

ナイス「…ゼロさん?」

ゼロ「…何だよ?」

ナイスに肩を叩かれてようやく返事するゼロ。

ジャンボット「ゼロがこんな状態では…覇王翔◯拳を使わざるを得ない」

ゼロ「勘弁してくれよ…!」

ゼロの言い表せない不満が限界に達したその時。

メビウス「ノックしてもしも〜し」

絶妙なタイミングで、メビウスが扉をノックして入ってきた。

ゼロ「お前絶対タイミング待ってただろ?」

メビウス「何のことでしょう?」

グレンファイヤー「盛るぜぇ〜超盛るぜぇ〜…」

ミラーナイト「くぎゅううう…」

ゼロ「…アイツ等を元に戻してくれ…」

投げやりに近いが、三人に出来るならもうやっている。
メビウスはそれを察したのか、おもむろにグレンファイヤーとミラーナイトを掴み上げた。そして…

メビウス「歯ぁ食い縛れ!!」

バキバキバキバキバキバキ!!

未知なる関節技をかけた。・


メビウス「夜も深くなってきましたし、これから大浴場にご案内致します!!」

五人「お〜…」

二人が自我を取り戻すまでにかかった時間、僅か数秒。
メビウスは何事もなかったかのように振る舞い始まった。

グレンファイヤー「腕の骨が折れた…」

ミラーナイト「同じく…」

メビウス「我が宇宙警備隊では、多くの隊員に疲れを取ってもらおうと、大浴場を採用しています!」

腕等の傷みを訴える二人を、メビウスは聞こえないフリで無視している。

ゼロ「もういいだろ?ゆっくり出来るんだからよ」

ゼロはもうこれ以上、面倒なことには巻き込まれたくないといった表情。

メビウス「それでは!早速大浴場に向かって…レッツらゴー」

五人「…」

五人はそう程度ではもう笑わなくなっていた。



メビウス「此処が大浴場の入口です!」

五人「おぉ〜…」

五人の目の前には、“男”“女”の暖簾がそれぞれかかった地球上ではベタな温泉の入口があった。

メビウス「皆さんは勿論、男湯の方へ入っていただき…」

?「キャー!痴漢よー!!」

五人「!?」

女湯から悲鳴があがった。五人は即座に女湯の入口に視線を向ける。

?「誰かぁ!誰か来て!!」

女性の悲鳴が徐々に近くなる。どうやら走って逃げているようだ。
そして被害者が暖簾を勢いよくくぐって出てきた。

五人「プハハハ!!」

しかし被害者の姿を見た途端、五人は爆笑してしまった。
何故なら…

ダダ「誰か助けて!」

被害者の正体がダダで、しかも何故かメイド服だったからだ…

デデーン

『全員 OUT』

スパン!×4ドガシャ!!

メビウス「どうしました!?」

五人が罰を受けているのを余所に、メビウスはお馴染みのポーズで倒れているダダに駆け寄る。

ダダ「な、中に変なオジサンがいるんです!」

ダダの訴えにメビウスと五人は緊張感を高める。

やがて後を追うようにして、暖簾をくぐる影が。すると…

五人「アッハハハ!」

“変なオジサン”の姿を見るなり五人は大爆笑。

ウルトラの父「よう」

それもそのはず、ウルトラの父が“変なオジサン”の格好で出てきたからだ。

ゼロ「う、ウルトラの父…受付嬢の次は…www」

ナイス「変なオジサンwww」

ミラーナイト「無理無理www」

デデーン

『全員 OUT』

スパン!×4ドガシャ!!

メビウス「誰ですか!?あなたは」

ダダ「こ、このオジサン、変なんです!」

ウルトラの父に向かって指を指すダダ。

ウルトラの父「そうです!私が変なオジサンです!!だっふんだー!!」

五人「フフフwww」

デデーン

『全員 OUT』

スパン!×4ドガシャ!!

メビウスとダダがずっこける中、五人は尻の痛みを味わうことになった。



メビウス「では、ごゆっくり〜」

メビウスは五人を脱衣場まで案内すると、こう告げて去った。

グレンファイヤー「やべぇ、ジワジワ来るな…」

ウルトラの父のあの姿のことである。

ジャンボット「考えるな、感じるんだ…」

ミラーナイト「それって逆効果じゃ…」

グレンファイヤー「ププッw」

デデーン

グレンファイヤー「きしゃまー!!」

『グレンファイヤー ナイス OUT』

ナイス「えぇっ!?」

ナイス、笑ってない“はず”なのにOUTになった。

ナイス「なんで!?笑ってないッスよ!?」

ゼロ「いいから大人しく罰を受けろ」

ナイス「えぇ…」

スパン!×2

グレンファイヤー「イデッ!」

ナイス「ぎゃん!」

ジャンボット「…率直に思ったんだが我々は服など…」

ミラーナイト「あ…」

ゼロ「そういえば…」

五人はようやく、脱衣場など自分たちにとって無意味だということに気がついた。

グレンファイヤー「いい意見だ。感動的だな。だが無意味だ」

ゼロ「プッw」

デデーン

『ゼロ OUT』

ゼロ「おい!」

グレンファイヤー「おあいこだぜ!」

スパン!

ゼロ「グッ!?」

そろそろこんな醜い仲間割れは止めておいた方が……という意見を唱える者はいるはずもなかった。

?「あぁん?ホイホイチャーハン!?」

?「宇宙警備隊だらしねぇな!?」

五人「?」

そんな五人の耳に突然訳のわからない叫び声が聞こえてきた。しかも二つ。
何事かと思い声が聞こえた方を向くと…

グレート「歪みねぇな」

SEVEN X「いや〜どうもスイマセ〜ン」

ウルトラマングレートとULTRASEVEN Xが、ガチムチなレスリングをしながら謎な会話を繰り広げていた。

四人「アッハハハwww!!」

ゼロ「………」

四人が爆笑する中、ゼロだけはSEVEN Xの姿を見て絶句してしまった。

デデーン

『ミラーナイト グレンファイヤー ジャンボット ナイス OUT』

スパン!×3ドガシャ!!

ゼロ「……」

グレート「最近どうなん?」

SEVEN X「元気だお(∪^ω^)」

四人「フッフフフwww」

※既に笑いましたが最後までお楽しみください。

グレート「あぁん?あんかけチャーハン!?」

SEVEN X「蟹になりたい!」

?「Perfect Body!!」

謎会話を繰り返す二人の間に、更に割って入る影が。

パワード「……」

なんと、見たこともないアーマーに身を包んだウルトラマンパワードが、グレートとSEVEN Xを上目遣いで睨みつけているではないか。

パワード「…F××k you」

四人「プッハハハ!!」