二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
PN悠祐希
PN悠祐希
novelistID. 37045
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

より水夏な、DCPS霧羽・香澄ストーリー(ネタバレ注意)

INDEX|17ページ/24ページ|

次のページ前のページ
 

「あぁ……そろそろ朝だ。長い夜だったな」
「そうですね…………」
 朝倉さんと私は、ゆるゆると腰を上げ、校門へ向かいました。
「…また風見学園に来てもいいでしょうか?」
 校門の外に来たところで、私は思い切って、朝倉さんに、そう切り出しました。
「いいよ、いつでも遊びにきな。その時は俺が案内してやるから」
 朝倉さんは、こんな初対面の私なんかのわがままを、いとも簡単に受け入れてくれました。
 さすが、お姉ちゃんが見初めた人です。
「はい、よろしくお願いしますね」
 私は、お姉ちゃんが、最後の最後に、こんな素敵な人と最後に出会ったことを、本当に嬉しく思いました。
「この初音島は本当に不思議な場所ですね……『外』の街で暮らすようになってから、つくづくそう感じました」
「そういうもんか? うーん、ここに住んでる立場としてはいまいち分からないけど」
「そういうものです」
 朝倉さんの言葉が可笑しくて、私は思わず笑ってしまいました。
「それじゃ……」
 そして、私は……朝倉さんの頬に、自分の唇を…ほんの一瞬ですが、軽く押し当てました…
「え?…………あっっ」
「ふふふ…………お姉ちゃんには内緒ですよ」
 私は、そう言って頭を下げ、そのままその場から走り去りました。
 なんで、そんな大胆なことをしてしまったのか、自分でも良く解からなくて…
 いえ、違います。
 私は、朝倉さんに、とにかく何でもいいから、お礼がしたかったのだと思います。
 さっき、朝倉さんとのやりとりを見て……お姉ちゃんは、この夜朝倉さんと出会って、ほんのわずかな時間だったかもしれませんが、でもそのわずかな時間、生きていた時よりも有意義な時間をすごせたんじゃないかと思ったんです。
 だから、お姉ちゃんは、最後の瞬間でも、あんなに笑っていられたんだと…
 そう…私と会うだけでは得られなかった、本当に楽しい思い出を持って、逝く事ができたんだと思います。
 朝倉さん…お姉ちゃんに、素敵なひと時と、思い出をくれて…
 本当に、ありがとうございました…