更新日時:2012-08-06 00:30:36
投稿日時:2012-06-16 19:36:24
雪椿
作者: 赤根ふくろう
カテゴリー :
二次創作・同人
総ページ数:7ページ [完結]
公開設定:公開
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著者の作品紹介
注●C80にて配布したものの再録
雪の降る中ギンがお面を外して空を見上げるシーン。あれがとても好きです。
雪はギンにとっては蛍に会える季節がまだ遠いことを報せる、恨めしいものではないのかな、と思います。
しかしそんな雪の中でも美しく咲く椿の花に、何か彼女に繋がるものを感じ取れたとしたら、雪の季節の捉え方がちょっと代わるのではないか、と。
片や蛍も、ギンに会えない日々に積もっていく思いはあるはずです。そのまま胸にしまって置いたら忘れてしまうかもしれないけれど、何か形にして残しておけば会ったときに思いだして話せる。そして、こんなことがあったよと話せば、その瞬間から思い出は一人のものではなく、二人のものになる……
本編ラストに、あんな胸の痛む突然の別れをしながらも、蛍が前向きに「さあ、行こう」と歩き出す理由は、ギンが自分の中に生きているからなのはもちろんだけど、こんな風に、夏以外の日も二人はちゃんと共有できる『思い出』を持っていたからじゃないか、などと思いながら書きました。
雪の降る中ギンがお面を外して空を見上げるシーン。あれがとても好きです。
雪はギンにとっては蛍に会える季節がまだ遠いことを報せる、恨めしいものではないのかな、と思います。
しかしそんな雪の中でも美しく咲く椿の花に、何か彼女に繋がるものを感じ取れたとしたら、雪の季節の捉え方がちょっと代わるのではないか、と。
片や蛍も、ギンに会えない日々に積もっていく思いはあるはずです。そのまま胸にしまって置いたら忘れてしまうかもしれないけれど、何か形にして残しておけば会ったときに思いだして話せる。そして、こんなことがあったよと話せば、その瞬間から思い出は一人のものではなく、二人のものになる……
本編ラストに、あんな胸の痛む突然の別れをしながらも、蛍が前向きに「さあ、行こう」と歩き出す理由は、ギンが自分の中に生きているからなのはもちろんだけど、こんな風に、夏以外の日も二人はちゃんと共有できる『思い出』を持っていたからじゃないか、などと思いながら書きました。