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アンダーザブリッヂ
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暦と忍のクロスオーバー ~夏色キセキ~

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<第壱話=女子中学生>
今僕達はある港町まで来ていた。もちろん愛車【ニュービートル】。
 この港町に着いたのはほんの数秒前。
 今はこの町にある【ミスタードーナッツ】に来ている。もちろん忍にねだられてだ。
 「やっぱりミスドのドーナッツはぱないの!」
 「本当にお前はミスドが好きだな」
 「当然じゃ、ミスドがないならお前様と一緒になんぞ居ないぞ」
 「・・・」
 「おい、そこまで落ち込むことはないじゃろ?冗談じゃよ。ミスドがなくともお前様と一緒に居るわい」
 「・・・ありがとう」
 冗談だとしてもかなり辛い・・・。これが本当だったら―――想像もしたくない。
 まぁ、落ち込むのはもういいとして、これからどうするかな。
 「まずは市役所で住民票じゃな」
 「・・・はぁ、お前なぁ、前から言ってるけど勝手に人の心を読むな」
 こいつがこいつが心を読むのを止めない限りエロい妄想が出来ない。って言うかこいつだけ心が読めるってのが卑怯なんだよ・・・だけどあえて僕は口にしない。もし忍が僕の事を悪口を言ってるって分かったら死ぬほどへこむ。
 「まぁ、そうだよな此処にはしばらく住むからな」
 そうと決まったら忍がミスドを食べて終えるのを待って、それから市役所に行こう。
 「・・・何じゃ?もしかしてこれが欲しいのか・・・?しょうがないのう、ほれ」
 「いや、いいよ。ありがとうな・・・。でもお前が大好きなミスドをくれるなんて・・・僕は愛されてるんだな」
 忍の時々ある優しさが嬉しい。
 「なら・・・儂の可愛さに見蕩れておったな?」
 ニヤついた笑みを浮かべる忍。
 自分で可愛いって言う忍。たしかに忍は可愛いけどさ、でも自分で言うのは。
 「お前様から可愛いと言われるのが一番嬉しいの」
 またこいつは人の心を勝手に読む。でも僕にしか向けることのない笑顔を見て一瞬見蕩れてしまった。
 「まぁまぁお前様よ、そう固い事を言うでない」
 「はぁ、それだけ我慢すればお前と居るのは楽しいからいいけどさ」
 「お!そう言ってくれるか、儂もお前様といるのは今まで一番楽しいぞ」
 「・・・ありがとな。さて、もう食べたし市役所に行くか」
 忍が食べ終えたのを確認してから忍に声を掛けてミスタードーナッツを出る。
 
 「・・・やっと着いた」
 「一体市役所まで何分掛けるつもりじゃ。だいたいおかしいじゃろ歩いて掛かる時間を車が掛かるんじゃ」
 仕方ないだろ?初めてなんだし・・・。カーナビは、忘れてた。
 「じゃったら町の者達に聞けばよかろうに」
 「僕はなぁ忍。男と話すのは苦手なんだよ」
 「ああ、女子限定じゃな」 
 「しょうもないのう」と溜息をつく忍、自分自身としてはしょもなくないと思うけど・・・。
 「この話はもう止めよう、さっさと手続きをしてくるか」
 僕達は市役所に入って住民票の申請を申し込む、登録まで二、三日掛かるらしい。
 「それならば町でも散歩しようぞ?お前様」
 「・・・そうだな、これから住む場所を知っておく事はいい事だし。日用品はまた後でいいし」
 僕達は町を散歩をするために住む場所の駐車場に車を止めてから散歩をする事にした。
 ちなみに僕達の住む家の近くに海が見える。
 町を歩いて一時間。僕達は足湯に浸かっていた。
 「初めて足湯とやらを体験したが、これはなかなかの物じゃの」
 忍は足湯に満足そうな顔を浮かべる。顔緩みすぎたろ、でも多分僕も同じような顔してるんだろうな。だって気持ちいいし足湯
 「ちなみに下田には五箇所の足湯があって、此処は海遊の足湯ってい言うらしい」
 「・・・五箇所とは多いのかの?」
 「さぁな、他の場所は行った事ないし、でも多い方じゃないか?」
 おっとさすがに長く足湯に浸かりすぎたな・・・。
 「そろそろ出るか」
 「次は何処に行くのじゃ?」
 「そうだな・・・、特に行く場所もないし、そこら辺ぶらつくか」
 こうして僕らは再び町も歩く事になった。