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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第42話

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    ドォガゴオオオオオッッ!!!

  ガンレイバー 『ぐおおお?!!』

  レフトアームの「警視庁」と刻印されたシールドでガードする。バイオ・バグ03のカギ爪がシールドにきしみこむ。パワー負けしたレフトアームが下に弾かれ、アーム系統にダメージが及んだ。

    ググググ・・・・・ガギャアアアッッ!!

  ガンレイバー 『があ・・・?!!』

  吉崎 「ガンレイバーのレフトアームにダメージ!!ジョイント部分にねじれ発生!!」

  更に2本脳でのカギ爪のフックがボディーに直撃する。

    ズガドォギャアアアアアッ!!!

  ガンレイバー 『がああああ!!!』

  吉崎 「更に胸部に損傷!!損傷率、37.5%!!」

  要 「ショットレイバー、即座に援護しろっっ!!」

  ショットレイバー 『無論ですっ!!!』

  仲間の危機にショットレイバーは即座に銃口をバイオ・バグ03に向ける。リニアランチャーの高速で撃ち出される弾丸が標的の脇腹と腰に直撃する。

    ディドォゴォオオ、ディドォゴォオオッッ!!!

    ディギャゴッッ、ズドォギャアアアアッッ!!!

  バイオ・バグ03 「クケアッ?!!」

  ダメージを受け、ショットレイバーの方へと注意を向ける。ショットレイバーはぐっと構え、銃口を敵に向け改めて照準を絞る。そしてトリガーを連続で引いた。

    ジャキッ・・・ディドォゴォオオッ、ディドォゴォオオッ、ディドォゴォオオッ!!!

    ズギャドォオオッ、ギャズガアアッ、バキャガドォオオオオッッ!!!

  鎖骨、喉、そして口内に高速弾丸が撃ちこまれ、バイオ・バグ03の頭部が内部破壊されて破砕した。

  ショットレイバー 『ガンレイバー!!無事か?!!』

  ガンレイバーはゆっくりと上体を起こし、駆動音を鳴らしながら立ち上がる。

  ガンレイバー 『ああ!!なんとかな・・・!!さぁ、俺達でもやるときゃあ、やるれるんだ!!このまま攻めようぜ!!』

  ショットレイバー 『ああ!!我々でもヤツラを斃すことが確かにできたからな・・・!!』

    ビィドォアアアアアアッ!! ディドォゴォオオオオッ!!

  2機は這い回るバイオ・バグに改めて銃口を向け発砲する。Jバギー内では彼らなりの確かな戦闘能力の底力を実感していた。

  吉崎 「レイバーズ、バイオ・バグ02、03の撃破に成功!!引き続き、戦闘を続行し始めました!!隊長!レイバーズでもやれたんですね!!」

  葉山 「あいつら・・・BLWの02と03を斃しちゃいましたよ!!」

  要 「ああ!!レイバーズ!!敵を撃破しつつケミカルコーポレーションの摘発に臨め!!」

  レイバーズ 『了解!!』

  そして要は、改めて周囲の状況の確認を吉崎にとる。

  要 「吉崎、周囲のバイオ・バグ01の状況は?」

  吉崎 「はい、現在ジェイデッカーがおよそ4割の駆逐に成功しています!!このペースなら20分以内には余裕を持って駆逐できそうですっ!!」

  ジェイデッカーは、旋回しながらバイオ・バグ01に照準を絞り、Jバスターを撃ち込む。

  ジェイデッカー 『ターゲット、ロック・オンッ!!!』

    ズドォオオオオオッッ!!! ズドォォッ、ズドォォッ、ズドォッ、ズドォオオオォッ!!!

  周囲に鳴り響く戦闘音。迫り来る警視庁の勇者達。この光景を目にしていたケミカルコーポレーション社長・石加賀は隠し持っていた特殊注射器を懐から取り出した。

  石加賀 「ぐ・・・・ただでは・・・・死なんっっ!!!」

    ズドォッ・・・!

  そして自らの身体に突き刺し、それを注入。直ぐに身体がゴキュゴキュと変貌していく。

    ドォガギャアアアアアンッッ・・・・!!!

  本社ビルを砕きながらこれまでに無い、異形のバイオ・バグが出現した。巨大な岩のような両肩。そこから飛び出した長い豪腕。筋肉質の身体。背部から伸びる2本のワーム状の腕。その前方両端より歩きながら変異体と化したバイオ・バグ02、03が1体づつ前進する。

  吉崎 「本社ビルから新たなバイオ・バグが・・・!!!」

  要 「何っ・・・!!!ジェイデッカーッ・・・!!」

  要の中で次に執るべき指揮が交錯する。


  つづく