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こらぼでほすと ニート12

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 アカデミーの講義がついていけるようになったら、少し考えてみようと二人して頷いた。何度見ても、ハイネの作業は荒すぎる。何度か、痛いという文句の後で、ようやくセットが完了する。ぜーはーぜーはーとハイネもニールも荒い息を吐き出している。かなり緊張感のある点滴風景だ。
「早く上手になってくんねぇーか? ハイネ。」
「毎日、練習させてくれれば上達するぜ? 」
 ハイネだって実習を受けた時は、そこそこ器用にできていた。だが、実際に使うことのない技術だったから、すっかり要領を忘れているし、練習するのもニールがトダカ家にいる時ぐらいだから上達するほどの数をこなしていない。
「梅雨時分に練習してくれ。あの時なら、俺、ぐだぐだで意識もはっきりしてないからさ。」
「じゃあ、来年は・・・・いや、その前に点滴する用事は解消してるはずだ。喜べ、ママニャン。もうすぐ卒業だ。」
「あー期待しないで喜んでおく。」
 来年には、ダブルオーが完成して、この状態から脱出できるはずだ。そうは言われても、まだ三ヶ月以上は、ハイネの練習台には違いない。