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WJネタバレ黒バス感想集

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184Q(黄黒祭の始まりです)



うわわわわ、ついに来た……!!!!
待ちに待ってた黄黒祭!
このときのためにこの感想を続けていたんですよ!
これから毎週お祭りです。
嬉しいです。


冒頭は過去回想。
帝光中学時代、赤司がミーティングで監督から受け取ったオーダーを体育館でバスケ部員をまえにして報告している(このときの赤司が美しい……!)。
赤司は翌日の試合のスターティングメンバーを発表していく。
4番、赤司征十郎。
6番、青峰大輝。
7番、緑間真太郎。
5番、紫原敦(むっくん大あくび中)。
そして、五人目。
静かに聞いている黒子の横顔。
けれども、発表されたのは。
8番、黄瀬涼太。
黄瀬は眼を大きく開いて驚いた表情をしている。
赤司が告げる。
「以上、残りのベンチメンバーに変更はない。
なお、状況にもよるが、今後は基本的にスタメンは今の5人で行く」
バスケ部員たちがザワザワする中、黄瀬は拳を握って声をあげる。
「っしゃあ!
やっとスタメンっス!!」
すると、緑間と青峰が黄瀬に声をかける。
「何がやっとだ。むしろ早すぎるぐらいなのだよ」
「足引っんじゃねーぞ、黄瀬」
黄瀬は明るく笑う。
「大ー丈夫(だーいじょうぶ)っスよ!!」
そのあと、キラキラをまき散らしながら黒子のほうを向く。
「これも黒子っちの熱心な教育のおかげっスね!」
「僕別にバスケは教えてませんが」
即座に黒子は言い返した。
さらにそのあと、黄瀬は青峰と紫原のまえで喜びをかみしめるような表情をしている。
そんな黄瀬を黒子はどこか寂しげな表情で見ている。

うわわわわ、うわわわわ!
冒頭いきなりこれだけで萌えが来た。黄黒祭が始まった。開始の花火がポーンポンッって打ち上げられた。
だって、黄瀬が黒子のほうを向いたときにキラキラをまき散らしていたのは事実っスよ!?
他のメンバーのほうを向いているときはそんなことないのに、黒子っちのほうを向いたときだけ、なぜキラキラ? なぜキメ顔?
どんだけ黒子っちのことが好きなんだああああ。
ていうか、わかりやすすぎ! ぜんぜん隠す気ないね!!
それに。
黒子の「僕別にバスケは教えてませんが」って、何!?
じゃあ、黒子は黄瀬になにを教えていたの!?って、黒子のセリフを読んだ直後にツッコミ入れたのは私だけじゃないはず!!!
雑務だとか一軍の練習方法とかだってバスケの一部のはずですよね、ニヤニヤ。
黒子が黄瀬に教えたもの……、それは……!(まあ、黄黒好きの妄想することといえばアレしかないです・笑)
それから、黄瀬を寂しげに見る黒子っちにももだえました。
いや、まあ、あっさりスタメンになった黄瀬と比べて自分は……というヤツなんだろうなーとは想像できましたが、別の意味でも見たい、黄黒好きとしては!!

そして、現在にもどる。
誠凜主将の日向と海常主将笠松が握手をする。
そのとき、笠松は日向の力強い握手に、もういっぱしの全国区の主将だと感じる。
「……いいね。
そうこなくちゃな…!
エンリョなくリベンジできるってもんだ!」
そう言う笠松の身体には闘志がみなぎっている。

「どうした伊月? 少し表情固いぞ」
木吉が伊月に話しかけた。
「え? ああ、大丈夫。だとしたら少し緊張してるだけだよ。
むしろ黒子が言ったようにワクワクしてる。
今までの試合は相手をどこか「敵」と思う所があったけど…。
今感じているのは裏表ない気持ちのいい闘志だけだ。
……と(ど)うしてかな」
「…伊月」
木吉は笑顔で言う。
「最後のはマジでいらなかったな。
危うく闘志消えそうになった」
日向はスタメン交代(チェンジ)を口にする(もちろん冗談で)。
驚く伊月。
「けどまぁ…、言いたいことはわかるよ」
気を取り直したように木吉が言う。
「楽しんでいこーぜ!」

そんな木吉を海常の小堀が見ている。
以前の誠凜と一番違う点は木吉で、気合いを入れないといけないと思っている。
「だから好みの女の子探してキョロキョロすんのやめて森山」
小堀の背後では森山が観客席を見渡している。
「やる気? バカ言え。
この日をどれだけ待ち望んだと思ってる。
ありすぎて、さっきから女子が目に入らん。
まいったな」
そう言った小森の身体からはピリッとした気が漂っている。

「両チーム整列してください」
会場内にアナウンスが響いた。

いよいよ試合が始まる。

創部2年目WC(ウィンターカップ)初出場にして並いる強豪を連続撃破!
下克上を続ける今大会の台風の目!!
奇跡の新星
誠凜高校!!

伝統の青(ブルー)を背負う激戦区神奈川から全国常連の猛者
攻守のスキのなさに「キセキの世代」黄瀬涼太を加えた超万能型チーム
青の精鋭
海常高校!!

「それではこれより海常高校対誠凜高校の試合を始めます。
礼!!」
「よろしくお願いします!!」

「火神っち」
黄瀬が火神に話しかける。
「あの日、生まれて初めて試合(ゲーム)に負けた悔しさ、今日まで一日でも忘れたことねぇスよ」
真剣な眼差しになる火神。
黄瀬は話を続ける。
「けど…おかけで一つ気づいたんス。
オレやっぱバスケが好きっスわ。
それこそオレのすべてを懸けられるぐらいに」
黄瀬は凛々しい表情で宣言する。
「だから、もう絶対負けねー」
「黄瀬…」
火神は眼を見張った。
しかし。
「気づくのおそくね?」
バスケ好きとか…、とツッコミを入れた。
すると、黄瀬はビクッとして「んん?」とあせった様子になる。
そんな黄瀬に火神は言う。
「好きとか今さら当たり前のこと言ってんなよ。
んなことこっちはとっくにわかってる。
それより…なんか丸くなっちまってんじゃねーの?
細けーことはもういいだろ」
火神の表情が変わる。
「こっちはもうウズウズしてしょーがねーんだ」
好戦的な表情で、告げる。
「とっととやろーぜ」

私あくまでも黄黒推しなんですが、火黄に見えた……。
きーちゃんて、なんか受け受けしいんですよね……。
たまに黒子相手でも受けに見える……(黒黄)。
まあ、黒子っちが男前すぎるからでもあるんですが……。

黄瀬は黒子のほうを向いた。
「黒子っちも…
同意見ってカンジっスか?」
その問いかけについて考えるように黒子は一瞬黙っている。
そして。
「はい。
あと僕が思っていることは」
黒子が答える。
「僕は黄瀬君のことが嫌いでした」
「…え”!?」
そこまでハッキリ言われるとさすがに…、と黄瀬は目尻に涙を浮かべてズンッと落ちこむ。
しかし、黒子は少し笑って続ける。
「けれどそれは、良い意味で・です」
黒子は説明する。
「黄瀬君がバスケ部に入ってすぐに僕が教育係につきました。
その分、黄瀬君のことを少し特別に感じていた。
けれど黄瀬君はあっという間に僕を抜いてしまった。
才能が違うということはわかっています。
…それでも」
帝光中学時代に黄瀬が初めてスタメンに選ばれたときの光景がよみがえっている。
「僕は悔しかったし、負けたくないと思いました」
穏やかな表情で黒子は話す。
「つまり僕は…、一方的ですが、
あの時からずっと」
黄瀬は驚いている様子で黒子の話を聞いている。
黒子は穏やかに微笑みながら、黄瀬を真っ直ぐに見て、告げる。
作品名:WJネタバレ黒バス感想集 作家名:hujio