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零崎空識の人間パーティー 1-6話

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 机の向こう側にきた空識もぼやきながらも、哀川潤に向かい合うように畳の上に座った。 
「しっかしー、潤さんの特技の一つに錠開けがあることはしっていましたがー。どんだけ早いんですかー」
 空識は、閉めたはずなのに開いているドアを見ながら言った。
「別に驚くほどのことじゃねーよ。あたしにとっちゃ呼吸することと同じようなことだからな」
 哀川潤はそう答えながら黒いカバンから茶色の少し大きめな封筒を取り出した。
「それはー? って聞くまでもないッすねー」
 そう空識がめんどくさそうに頭を掻きながら言うと、哀川潤はシニカルな笑みをうかべながら封筒を机の上に置いた。
「《無陽無陰(ゼロスカイ)》あんたにやってもらいたい仕事があるんだ」