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プロローグ

　
新暦0075年。ジェイル・スカリエッティの起こした事件から数ヶ月経った頃。
　
聖王教会シスター、騎士カリムことカリム・グラシアにより再びもたらされた１つの予知。
　
「半年から一年後、この次元世界と異なる次元の世界から、異邦の者達が現れる。その者達はこの世界に災いを引き寄せ、またこの世界を救う鍵となるだろう」
　
この予知の内容は、管理局のごく一部の上層部の人間にのみ伝えられ、密かな対策が練られてきた。
　
しかし、１年経ったものの一向に『異邦の者達』は現れることがなく、元々予知に対する信用も低かったため管理局上層部は徐々に警戒を解いていった。　
　
そして時は、それから更に１年後の新暦0077年初頭へと移る…。