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魔法少女リリカルウィッチーズvol.1

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ストラーダからそのような音声が響くと、エリオはストラーダを振るって周囲の風を圧縮して風の刃を起こし、それをネウロイの背面に叩きつける。これによりネウロイ背面の外装が砕け散る。さらにそこへ、エリオは追撃をかける。
「一閃必中」
[スピーアアングリフ]
ネウロイの背面へ、エリオはストラーダを突き刺す。そこでカートリッジをさらに二発ロード。
「サンダーレイジ!!」
模擬戦時よりも規模を広げた範囲雷撃魔法でネウロイの背面外装を続けざまに砕いていく。そこまでして、エリオはネウロイから離れてフリードに乗る。
「フリード、ブラストフレア!」
キャロの声でフリードは火球をネウロイへ向けて放つ。直撃したそれはキャロの補助魔法によって爆散してまたもネウロイの外装を砕く。そして、その一角。
「見えた、コアだ!」
エリオが叫ぶ。
「スバル!」
「いくよ、ウイングロード!」
スバルがネウロイへ向かってウイングロードを展開する。同時にスバルはスタートを切り、ウイングロードを駆け上がっていく。その間、ティアナやエリオ達は攻撃を全て惹き付ける等してスバルの援護に集中する。
スバルの瞳の色がグリーンからイエローへと変色する。戦闘機人モードへとシフトした合図だ。
「マッハキャリバー、復活しかけてる外装ごと破壊するよ」
[Yes,sir]
スバルは目視でコアの位置を確認するとマッハキャリバーに向けて言う。コアの位置までウイングロードを展開し、リボルバーナックルのギアが回転を始める。そこへIS『振動破砕』の力を収束させていく。途中、ネウロイのビームがスバルを襲うもスバルはこれを左手からのバリア展開で防ぎ、さらに加速してコアへと接近する。そして、

「振動拳!!」

拳を再生しかけの外装の上から全力で叩きつける。その瞬間、彼女の固有技能である振動破砕が局所的に発動、リボルバーナックルの螺旋エネルギーも相まって外装ごとコアを叩き割ることに成功し、これを受けてネウロイは消滅した。
「何とか、倒せたみたいね」
ティアナが安堵の溜め息を吐きながら破片となったネウロイを見ながら言った。

「四人ともよくやった。今日の訓練はこれで終了だ」
「お前ら、ほんとやるようになったじゃねーか」
シグナムとヴィータが四人に労いの言葉をかける。
「「「「ありがとうございます!」」」」
四人はシグナム達にそう返す。
「ま、このくらい出来てもらわねーと困るんだけどな」
礼を言われて照れ臭いのか、頬を朱に染めながらヴィータはそう言った。
「いやしかし見事だったぞ」
「うんうん、特に最後のあれ何?何かガガガーってなって、ドッカーン!!ってなったやつ!」
バルクホルンは素直に褒め称え、ルッキーニが擬音混じりに質問する。それについて、スバルはルッキーニに説明を始める。
「……ねぇ、スバル。前から思ってたんだけど、アンタとルッキーニって…声、同じじゃない?」
二人の会話を聴いていたティアナが疑問を口にする。
「そう言われれば…」
「あ、ほんとだ」
「ふむ、確かにそのような気もするな」
シャーロットとエーリカ、シグナムが同意する。
「こういう偶然もあるんですね」
キャロが興味深げにそんな風に言った。
「さて、と。疲れたし、シャワー浴びに行きましょ」
「そうだね!」
「はい!あの、皆さんも一緒にどうですか?」
キャロが統合戦闘航空団の皆に訊く。もちろん、これに反対する者はおらず皆はシャワーを浴びに行った。

余談だが、シャワールームではルッキーニによる乳揉み比べが行われ、悪のりしたスバルもそれに加わって二人してティアナに叱られたそうな。